2017年の東証1部上場企業の夏季ボーナスは平均72万8662円、前年と同水準

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2017/05/17

 東証第1部上場企業127社の夏季ボーナスの平均は、前年同期と同水準の72万8662円となることが、労務行政研究所の調査で明らかとなった。(2017年4月19日現在)

 「2017年春季交渉時に決まった夏季賞与・一時金集計」の支給水準は、全産業127社の平均で72万8662円、対前年同期比で横ばいとなった。前年同月比をみると、過去3年はプラスの傾向にあるが、上がり幅は3年連続で前年を下回り、今年は増減なしにとどまった。

【夏季賞与・一時金の推移】
2013年 66万4415円(前年同期比0.6%減)
2014年 70万5792円(同5.7%増)
2015年 73万4434円(同3.0%増)
2016年 73万4090円(同1.7%増)
2017年 72万8662円(同増減なし)

 産業別に見ると、製造業は同0.3%減、非製造業は同1.2%増と傾向が分かれた。

 産業別の製造業で最も高いのは「輸送用機器」で86万6688円、次いで「化学」82万1130円、「ガラス・土石」81万267円となった。

【製造業 夏季賞与・一時金の平均 上位5区分】
1位 輸送用機器 86万6688円
2位 化学    82万1130円
3位 ガラス・土石 81万267円
4位 電気機器  74万6239円
5位 ゴム    74万5721円

 非製造業で最も高いのは「建設」で78万円、次いで「情報・通信」77万9333円、「電力」71万3750円となった。

【非製造業 夏季賞与・一時金の平均 上位5区分】
1位 建設    78万円
2位 情報・通信 77万9333円
3位 電力    71万3750円
4位 陸運    68万3715円
5位 商業    50万5041円

 調査は、東証第1部上場企業127社を対象に、2017年の賃上げと同時期に交渉・決定した夏季賞与・一時金の妥結水準を調査・集計した(2017年4月19日現在)。
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