人材派遣の増加続く、紹介予定派遣は4四半期連続で減少

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2016/08/19

 人材派遣が12四半期連続で増加したことが、日本人材派遣協会の労働者派遣事業統計調査で分かった。

 4~6月期の派遣社員の実稼動者数(月平均)は前年同期比103.2%の30万9332人で、12四半期連続で前年同期を上回る水準となった。

 派遣社員の実稼動者数の前年同月比を地域別に見ると、北海道(94.1%)、東北(97.9%)、南関東(102.3%)、北関東・甲信(102.5%)、北陸(103.2%)、東海(106.4%)、近畿(106.1%)、中国(105.1%)、四国(106.1%)、九州(105.1%)だった。

 業務別に見ると、情報処理システム開発(89.5%)、機器操作(85.7%)、財務(84.2%)、貿易(117.9%)、一般事務(153.8%)、営業(90.4%)、販売(110.0%)、製造(108.4%)、軽作業(64.3%)だった。

 紹介予定派遣の実稼働者数(月平均)は前年同期比83.4%の6045人で、4四半期連続の減少となった。

 日雇派遣労働者数(月平均)は前年同期比109.2%の8万4567人で、2四半期連続の増加となった。

 調査は、労働者派遣事業を行う全国の499事業所を対象に実施した。

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