英語会議をカッコよくリードするキラーフレーズ9選☆留学経験ナシでも英語で仕事はできる!#7
英語を第二言語として学ぶ方にとって"効果的な英語勉強法"や"ビジネスで絶対使えるフレーズ"などを保呂田先生が紹介する【留学経験ナシでも英語で仕事はできる!】シリーズ。第7回目は、英語会議をカッコよくリードできるキラーフレーズ9選を、穴埋めクイズ形式でご紹介します。
あなたの"仕切り力"で不毛な英語会議が有意義に変わる!
ビジネスシーンで欠かせない「会議」ですが、途中で話が脱線したまま終わってしまったり、ダラダラと結論が出ず次に持ち越したり......「忙しいのに、時間の無駄だ!」とイライラしてしまうことって結構ありませんか?
そんな会議も、進行役の"仕切り力"次第で有意義にも不毛にもなるんです。
そこで今回は、会議をうまくリードして、建設的で効率的なものにするための英語の"キラーフレーズ"を穴埋めクイズ形式で一挙ご紹介です。
これであなたも"敏腕進行役"として一目置かれるはずですよ!
英語会議をカッコよくリードするための"キラーフレーズ"
( 1 )「今日の会議では私が議長を務めます」
"I'll ( ) the role of ( ) in today's meeting."
会議などの「議長」は英語で"chairperson"と言います。
ここでは"role"=「役割」という言葉につられて"play the role of chairperson"と言ってしまいそうですが、それだと「役者として議長を演じます」という意味になってしまいます。「〜を務める」というときは、"take the role of chairperson"を使いましょう。
その他、"I'll be chairing the meeting today."でもOKです。
よって正解は、
- "I'll take the role of chairperson in today's meeting."
( 2 )「みなさん、早く着席してください!」
"Everyone, ( ) ahead and ( ) a seat!"
すぐに〜してください
特に内部ミーティングなどの場合、参加者がモタモタしてなかなか集まらないことってありますよね。そんなときは"go ahead and 動詞原型"が便利。「すぐに〜してください」というニュアンスを示すことができます。
例えば、「サクっと始めて議論を終わらせましょう」はこういいます。
"Let's go ahead and finish our discussion!"
着席してください
「着席してください」は"have a seat"と習った方も多いと思いますが、ここではあえて"take a seat"を使います。"take a seat" は、"have a seat"よりもちょっとカジュアルで、場合によっては目上の人が目下の人に対して使うニュアンスなのですが、参加者がグズグズしているようなときはあえて"take a seat"を使うと効果的です。
よって正解は、
- "Everyone, go ahead and take a seat!"
( 3 )「全員揃っていますか?本日はご参加ありがとうございます。それでは始めましょう」
"Is everyone ( )? Thank you for coming today. Let's ( ) ( )."
開始の注意を促すとき
部屋全体を見回して、参加者がだいたい揃っていそうなときは"Is everyone here?"(全員揃っていますか?)とあえて言うことで着席を促し、ダラダラと開始時間が遅れるのを防ぎます。
それでも参加者がザワザワしているようなら、こう声をかけて注意をひきつければ、だいたいの私語は収まりますので試してみてください。
"How's it going, everyone?"(皆さん、調子はいかがですか?)
始めましょう!
いよいよ会議を始められそうです。最初のひとことはコレで覚えてしまいましょう!
"Thank you for coming today. Let's get started."
(本日はご参加ありがとうございます。さあ始めましょう。)
「始めましょう」は"let's start"でも良いのですが、ネイティブは"let's get started"をしょっちゅう使います。
よって正解は、
- "Is everyone here? Thank you for coming today. Let's get started."
( 4 )「今日はこのまま会議の本題に入ります」
"Let me ( ) straight to the ( ) for today's meeting."
ダラダラとした会議は時間の無駄で、参加者の不満もたまりやすいもの。そんなとき、時間の節約のため余計な前置きは控えつつも、あまり唐突な印象を与えずスマートに"本題"に入ることができればあなたの仕切り力は一目置かれます。
本題に入るとき
ここで便利なのが"get straight to the point"で、ここでの"the point"は「一番話したいこと」を示しています。
Let meのニュアンス
"Let me"は「〜させてください」と許可を求める表現と思われている方も多いですがそうではありません。ネイティブは「自分がこうしたいと思っていることをただアナウンスする」という"I'm going to do"をちょっと丁寧にしたようなニュアンスで使います。
よって正解は、
- "Let me get straight to the point for today's meeting."
( 5 )「現在(プロジェクトは)どういう状況ですか?」
"( ) me ( ) on where we ( )."
何か進行中のプロジェクトについて話すときは、それが今どんな状況にあるのか?の確認をすることで、参加者全員の足並みをまず揃え、議論を効率的に進めることができます。
人から何か情報を聞き出したいとき、"Tell me〜"と言ってしまいがちなのですが、"Tell me what's the project going on?"などというと、少し直接的でキツい言い方になります。先生が生徒に、親が子供に「〜を言いなさい!」と言っているイメージですね。
上司も参加しているような会議の場などでは"fill me in on (教えてもらいたい情報)"「〜について教えてください」を使うとプロフェッショナルな響きになります。
よって正解は、
- "Fill me in on where we stand."
( 6 )「さて、話を本題に戻しましょう」
"( ) we need to ( ) the conversation ( ) to our main topic."
誰かの一言をきっかけに、会議の途中で、話題が本題からズレてしまうことってよくありますよね。そんなとき、進行役であるあなたは、タイミングを見て話題を元に戻す必要があります。
話題を変えたいときは、"So"(さて、ところで...)から始めるのが便利です。
また、もともとの話題に戻したいときは"steer the conversation back to(話題)"を使いましょう。"steer" =「操縦する」の意味で、進行役のあなたがまさに議論をうまく操縦していくイメージですね。
よって正解は、
- "So we need to steer the conversation back to our main topic."
( 7 )「今は、この件についてそこまで深く議論するのはやめましょう」
"Let's ( ) get ( ) down in this issue right now."
必要以上に一つの論点に深入りしすぎて「このままじゃ、一番大事な論点にたどりつきそうにない...」というときは、"Let's not bog down in〜"(〜に深入りしすぎないでおきましょう)を使って忠告していきます。
"bog"は「泥沼」で、"bog down in〜"で「(泥沼にはまって動けなくなるように)何かに深入りしすぎて話が進まなくなる」という意味を表します。
よって正解は、
- "Let's not get bogged down in this issue right now."
( 8 )「今さっきMr.◯◯が言った論点に戻りたいのですが」
"I'd like to ( ) ( ) to what Mr.◯◯ said a little while ago."
会議の進行役として常に心がけなければならないのが、なんとなく皆の意見がまとまらず「結局何がどう決まったんだっけ?」となってしまう会議にしてしまわないこと。モヤモヤを残せば後日また同じ議論を繰り返すことになり、無駄な時間が生じてしまいます。「今日の議論は今日終える」を基本スタンスに会議の流れをリードできてこそ敏腕進行役です!
そんなときは"go back to〜"「〜に戻る」が便利です。
よって正解は、
- "I'd like to go back to what Mr.◯◯ said a little while ago."
( 9 )「今日議論したことは、これで良さそうですか?」
"Does ( ) we discussed today ( ) OK?"
一通り議論が進み、結論を出さねばならないフェーズになったとき、"Any questions?"、"Any ideas?" のように漠然と質問や意見を求めると、特に日本人はその場で積極的に意見しないことが多いので、会議が終わってからああだこうだと質問や意見がでて、結局また時間をとって同じ議論を繰り返すことにもなりかねません。
そんな"無駄"を避けるために、あえてその場で「同意」を求めます。
後から「あなたあの時賛成したでしょ?」と言われてしまうので、「反対意見は今言っておかないと」というマインドを刺激することができるんですね。
よって正解は、
- "Does what we discussed today sound OK?"
いかがでしたか?
会議の進行具合に応じてこれらの英語フレーズを駆使し、うまく会議の流れをコントロールしていきましょう!議論が円滑に運び、会社のためになるだけでなく、あなた自身の評価やキャリアアップにもつながりますよ!
Have fun!
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- *本記事は2017年11月21日に公開した内容を再編集して掲載しております。
ライタープロフィール
DeLQ it. LLC [デルクイ] CEO 兼 CFO
保呂田 友里
慶應義塾大学・大学院卒。国際会計事務所にて外資系事業会社のアカウンティング業務に従事。現在は、DeLQ it.[デルクイ]経営者として “書く”オンライン英会話「Oh! Native English」を運営。「WEB女性自身」「レアジョブEnglish Lab」「アビタス」「キンジロー」などコラム実績多数。その他、講演会登壇、企業研修、英語レッスンなども行うアラサー女子。