ビジネスでよく使う便利な英語の動詞トップ5☆留学経験ナシでも英語で仕事ができる!#4

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2024/03/27

英語を第二言語として学ぶ方にとって"効果的な英語勉強法"や"ビジネスで絶対使えるフレーズ"などを保呂田先生が紹介する【留学経験ナシでも英語で仕事はできる!】シリーズ。第4回目は、難しい単語を使わなくても言いたいことが伝えられる、『ビジネスでよく使う便利な動詞トップ5』です。

ビジネスシーンで便利な「英語動詞トップ5」を発表!

皆さん、ビジネス英語では"難しい動詞"を使わないといけないというイメージをおもちではありませんか?もちろん、中には堅くて難しい動詞もあり、それが言いたいことを表すのに最適であるというケースもあります。しかし多くの場合は、皆さんがよくご存知の"基本的な動詞"を使っていろいろなことを表現できるんですよ!

そこで今日は、ビジネスシーンでよく使う便利な動詞トップ5を発表します!これらの動詞を使いこなせれば表現力がグンと上がりますので、それぞれの使い方をしっかりおさえましょう!

【第5位】Let

まずは第5位の"let"からです!

「〜しましょう!」

皆さんおなじみの"Let's"は"let us"の省略形ってご存知でしたか? "Let's"は便利な誘い言葉ですが「相手がOKするだろう」という自信があるときに使うもの、というニュアンスを覚えておきましょう。

  • Let's have lunch together!
    (一緒にランチしましょう!)
  • Let's get started!
    (さあ始めましょう!)
  • Let's move on.
    (さあ次にいきましょう)

Let's のその他の表現

  • Let's see...
    (えーっと)
  • Let's say that I quit the company.
    (例えば会社をやめるとするじゃない?)

「〜しないでおきましょう!」

"Let's not〜"(〜しないでおきましょう)は"Let's〜"(〜しましょう)の反対ですが、"Let's not〜"はフォーマルな場面で、「人により適切な動きを促したいとき」などに使います。

  • Let's not jump to conclusions.
    (結論を急がないようにしましょう)
  • Let's not get bogged down in this issue at this moment.
    (今のところは、この件についてそこまで深く議論するのはやめましょう)

「〜させる」「してもらう」

"let + 人 + do"で「人に〜させる」を表す使役動詞の"let"です。 "Let me do"を「〜させてください」と許可を求める表現と思われている方も多いですが、ネイティブ的には、どちらかというと「自分がこうしたいと思っていることを単にアナウンスする」というニュアンスです。"I'm going to do" に似ていますが、"Let me do" の方がちょっと丁寧です。

  • Let me find out for you.
    (きちんと考えてから回答いたします)
  • Please let me know.
    (お知らせください)
  • Let me ask you.
    (お聞きしますが...)
  • Can you let him get some rest?
    (彼にちょっと休養をとらせてあげてくれますか?)

「〜のままにする」

『アナと雪の女王』でおなじみの"Let it go"がこれに該当しますが、日本語の歌詞の「ありのままの」は本来の英語の意味とは違います。
Letはもともと「相手がしたいようにさせる」という意味があり、悩みで苦しんでいる人に対し「it(悩みなど)をgoさせたら?=もうそのことは忘れたら?」というニュアンスで使うのが本来の意味です。

  • The rain's let up.
    (雨がやみました)
  • Let it go.
    (もう忘れて前に進んだら?)

【第4位】Make

第4位は「つくる」でおなじみの"make"です。ビジネスシーンでは「つくる」よりも「する」や「させる」の意味でよく使います。

「つくる / 〜する」

  • Does it make sense?
    (納得できる?)
  • It makes no difference to me.
    (どっちでもいいです)
  • I made some mistakes.
    (いくつかミスしてしまいました)
  • I'll make an appointment.
    (アポをとります)
  • I have to make a profit within this year.
    (今年中に利益を生まねばなりません)
  • My boss made a big difference in my life.
    (上司が私の人生に大きな影響を与えました)
  • Please make sure that you turn in the proposal.
    (提案書の提出を忘れないように)

「〜させる」(強制)

"make + 人 + do"で「人に〜させる」を表す使役動詞の"make"です。相手がやりたがらないことを無理矢理やらせるニュアンスがあります。後述の使役動詞"have"との違いをおさえましょう。

  • Does it make sense?
    (納得できる?)
  • I made my team members clean the office.
    (部下たちにオフィスを掃除させました)

「(何かを)起こるようにする、実現させる、引き起こす」

"make + something + happen"で、「何か自分の力で実現する、夢を実現させる、目標を達成する」を表します。

  • Let's make it happen.
    (ぜひ実現させましょう)
  • What made the trouble happen?
    (何がそのトラブルを引き起こしたのですか?)

「〜を...(の状態)にする」

"Make +(人・モノ)+ 形容詞"で「~を...(の状態)にする」を表します。

  • What makes you happy?
    (何があなたをハッピーにしますか?)
  • Our boss always makes us uneasy.
    (上司はいつも我々を窮屈な気持ちにさせます)
  • Don't make your room untidy!
    (部屋を散らかさないように!)

「うまくいく、成功する、間に合う」

学校ではあまり習わない「うまくいった」というニュアンスを表します。いろいろな場面で使える便利なネイティブ表現なので、ぜひ使えるようになりましょう!

  • I can make it.
    (間に合います、都合がつきます)
  • I made it!
    (やった!できた!うまくいった!間に合った!)
  • I won't make it on time.
    (時間通りに間に合いそうにありません)

【第3位】Have

続いて第3位の"have"です!

「もつ、もっている」

「もつ、もっている」は"have"のイメージ通りですよね。そんな"have"を使えばいろいろな表現ができます。

  • I have a bad headache today.
    (今日はひどい頭痛です)
  • Do you have any questions regarding this issue?
    (本件について何かご質問ありますか?)
  • Thanks for having me!
    (お招きありがとう!)
  • You have nothing to lose! Give it a try!
    (ダメもとでやってみなよ!)

「する」

"have"には「する」というニュアンスもあります。
"have"は進行形にしない、と学校で習った方も多いと思いますが、上記の「〜をもっている」「(感情などを)抱いている」という"状態"を表す場合は進行形にしません。一方で「〜を食べる、飲む、する」などの"動作"を表す場合には進行形にできることをおさえましょう!

  • Why don't we have lunch together?
    (ランチをご一緒しません?)
  • We're having a meeting now.
    (我々は今打ち合わせ中です)

「〜させる、してもらう」

"have + 人 + do"で「(人)に〜させる、してもらう」を表す使役動詞の"have"です。
「やってもらう、させるのが自然」、「対価が発生しているのでやってもらうのが当たり前」のような状況のときに"have"を使うのに対し、前述の"make"は「強制的にイヤイヤやらせる」というニュアンスをもちます。
ビジネス英語はもちろん、日常生活で使う英会話でも便利ですのでぜひ使えるようになりましょう!

  • I'll have him call you back when he gets in.
    (彼が戻り次第、コールバックさせます)
  • Could you have him come talk to me later?
    (後で彼に私のところに話に来るようしてもらえますか?)

「(モノ)を〜してもらう」

"have + モノ + 過去分詞"で「(人)に〜させる、してもらう」を表す使役動詞"have"です。

  • I had my photo taken.
    (写真を撮ってもらいました)

【第2位】Take

いよいよ第2位、"take"です!

「とる」

"take"=「とる」というイメージかもしれませんが、こんなにもたくさんの表現ができます。もちろんこれも一例です!

  • Could you take the minutes?
    (議事録をとっていただけますか?)
  • You need to take a rest.
    (休養をとらないとダメですよ)
  • Sorry for taking up your time.
    (お時間を頂戴して申し訳ありません)
  • I'm not available to take your call right now.
    (ただ今お電話に出ることができません)
  • We need to take commission fees into consideration.
    (手数料をしっかりと考慮に入れないといけません)
  • Take it easy!
    (気楽にね!)
  • He seems to take advantage of every opportunity.
    (彼はあらゆる機会をうまく利用しているように見えます)
  • I will take over for her while she's out on maternity leave.
    (彼女が産休の間、彼女の代わりを務めます)

「耐える」

学校ではなかなか習わないこの表現、ぜひ覚えて使ってみましょう!

  • I can't take it!
    (もう耐えられません!)

「連れて行く」

  • I'll take you to the station.
    (駅までお連れしますよ)
  • We're going to take the guests to dinner.
    (お客様をディナーに接待します)
  • Let me take you around and show you every place you'd like to see.
    (あなたの見たい場所すべてお連れしますよ)

【第1位】Get

いよいよ第1位の発表です!
なんといっても便利でいろんな表現をつくることができるのがこの"get"。しっかりと使い方をマスターして、どんどん使ってみることをオススメします!

「手に入れる、受け取る、とる」

  • Can I get a refund?
    (返金は受けられますか?)
  • Are you getting a reception?
    (今(携帯などの)電波ありますか?)
  • I only got 2 hours of sleep last night.
    (昨夜2時間しか寝ていません)

「〜になる」

  • I'm getting better.
    (だいぶ良くなっています)
  • I always get sidetracked when I work at home.
    (家で仕事するといつも気が散ります)
  • I've been getting tied up lately.
    (ここのところずっと忙殺されています)
  • I got yelled at for not calling him back.
    (彼にコールバックしなかったことを怒鳴られました)
  • I can get reimbursed in a few days.
    (数日以内に経費精算を受けられます)
  • You can get used to it soon.
    (すぐに慣れることができますよ)

「行く、到着する、来る」

  • When are you getting in?
    (いつ仕事場に到着しますか?)
  • I'll get back to you shortly.
    (すぐにご連絡いたします)

「理解する」

  • I got it.
    (わかったよ!)※カジュアルなビジネスシーンなら使ってOK!
  • I didn't get what she wanted to say.
    (彼女が言いたかったことを理解できませんでした)

「(モノ)を〜してもらう」

"Get + something + done"は、誰かにお金を払って自分のために何かをしてもらう、というニュアンスで使います。

  • I got my suit cleaned to attend an upcoming event.
    (もうすぐ開催のイベントに参加するためにスーツを綺麗にしてもらいました)

「(人)に〜(なんとかして)させる、してもらう」

"Get +人+ to do something"は、「相手を説得してどうにかして何かをさせる、してもらう」というニュアンスで使います。使役動詞"make"、"have"との違いを知っていると便利ですよ!

  • I tried to get him to go but he didn't.
    (なんとかして彼に行かせようとしましたが行きませんでした)
  • I'd like to get him to teach English.
    (彼になんとかして英語を教えてもらいたいのですが)



いかがでしたか?
よく使う5つの基本動詞だけで、こんなにもたくさんのことを表せます。「ビジネス用の動詞を知らないからビジネス英語は話せない」ではなく、この5つの動詞を駆使することでいろんなことを表現できるんだ、ということを知って実際に使ってみていただけたらと思います!

Have fun!

☆留学経験ナシでも英語で仕事はできる!シリーズ
#1 ネイティブ風に聞こえる便利な"こなれニュアンス"とは!?
#2 ネイティブの会話が聞こえない本当の理由とは!?
#3 話せない苦しみを越えた人だけが知るアウトプット方法とは?
#4 ビジネスでよく使う便利な英語の動詞トップ5
#5 【クイズ】ビジネスで間違いがちな英語(社内編)
#6 【クイズ】ビジネスで間違いがちな英語(取引先編)
#7 英語会議をカッコよくリードするキラーフレーズ9選
#8 便利なビジネス英語メールテンプレート5選
#9 8ステップとフレーズで攻略!英語プレゼンの型
#10 「英語公用語化企業」社員に聞いた!現場社員の処世術☆
#11 そのまま使える!英文履歴書テンプレート【営業職編】
*本記事は2017年8月24日に公開した内容を再編集して掲載しております。

ライタープロフィール

DeLQ it. LLC [デルクイ] CEO 兼 CFO
保呂田 友里

慶應義塾大学・大学院卒。国際会計事務所にて外資系事業会社のアカウンティング業務に従事。現在は、DeLQ it.[デルクイ]経営者として “書く”オンライン英会話「Oh! Native English」を運営。「WEB女性自身」「レアジョブEnglish Lab」「アビタス」「キンジロー」などコラム実績多数。その他、講演会登壇、企業研修、英語レッスンなども行うアラサー女子。Oh! Native English

5つの基本動詞を使ってみよう!ランスタッドで英語を活かすお仕事探し

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