プロのエクセル活用術 エクセルで2軸グラフを作る方法【サンプル付】

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2017/03/22

ビジネスシーンで目にする機会の多いグラフ。Microsoft Excel(以下、エクセル)を使ってグラフが入った資料を作成する機会も少なくありません。グラフには、時間の経過に伴う数値の移り変わりや、数量の比較などを、瞬時(または直感的)に伝えらえるメリットがあります。
今回は基本的なグラフのほか、覚えておくと便利な2軸グラフの作成方法も解説します。
記事の最後に、ダウンロードしてすぐにご活用いただけるサンプルデータもご用意しています。

サンプルグラフ01

エクセルでグラフを作ってみよう

エクセルのグラフは、羅列された数字だけでは理解しにくいデータの変化や割合などを視覚化するために使われます。例えば資料でデータを文章だけで説明される、あるいはプレゼンテーションで数値を読み上げられるだけでは、内容を把握するのは難しいですよね。そんな時、グラフを用いることで、数値の大小や推移などが視覚的に理解しやすくなります。
また、棒グラフや円グラフなど、シーンによってグラフの種類を使い分けることで、データをわかりやすく伝えることが可能です。
相手に伝わりやすい資料作りやプレゼンテーションをするために、グラフを積極的に活用しましょう。
なお、今回はExcel 2010を使って、解説します。

基本のグラフ 棒グラフ

サンプルグラフ02

棒グラフは最も基本的なグラフで、見かける機会も多いかと思います。 地域別の生産量や、年や月ごとの売上といった期間内の数値の変動や、項目ごとの変化を比較することができます。
また、積み上げ形式で全体の構成比率を表すことも可能です。例えば「社内の各部署がどれだけ売上を上げているか」といった比率を見やすく表現するときなどに活用されます。

棒グラフには縦棒グラフと横棒グラフが存在し、シチュエーションに応じて使い分けるとより伝わりやすくなります。

サンプルグラフ03

例えば縦棒グラフは年や月ごとの売上といった期間別の数値の推移を見るときによく使われます。
一方、横棒グラフは項目間で直接関連が薄い数値(例えば地域など)を比較するときに多く用いられます。

サンプルグラフ04

基本のグラフ 折れ線グラフ

折れ線グラフは、ある期間内の売上の推移や、Webサイトへのアクセス数の推移といった、一定期間内にどのようにデータが変動したかを表現するときなどに用いられます。
複数の折れ線グラフを重ねてデータを比較したり、棒グラフと組み合わせたりといった「2軸グラフ」もよく見かけます。今回は折れ線グラフだけでなく、2軸グラフについても解説します。

基本のグラフ 円グラフ

棒グラフや折れ線グラフは、例えば「期間」と「生産量」といった2つのデータ系列を比較するためのグラフですが、円グラフはデータ系列が1つしかない場合に用い、各項目の構成割合を見やすくします。例えばアンケート調査の回答数率や、ある集団内の年齢や性別といった比率をわかりやすく表現できます。

応用編 2軸グラフとは

2軸グラフとは、棒グラフと折れ線グラフといった複数のグラフを組み合わせたグラフを指します。異なるデータ系列を1つのグラフで表すことによって、複雑なデータもわかりやすく表現でき、データ分析の材料にもなります。
例えば下図の2軸グラフでは、わかめの国内生産量と輸入量という棒グラフと、国内生産価格と輸入品価格という2つの折れ線グラフで、4つの系列を1つのグラフにまとめたものです。
このグラフを見ることによって、2011年以降輸入品の価格が上昇し、国産品の価格が降下したため、市場全体で輸入から国内生産にシフトしたとことがわかります。

Excel 2010で2軸グラフを作る

それでは実際にExcel 2010を使って2軸グラフを作成しましょう。今回は棒グラフと折れ線グラフの作成方法をご説明します。

今回は上図のデータを例にグラフを用いて表現してみましょう。

まずは「国内生産量」と2つのデータを選択して棒グラフを作成します。使用したいデータを選択した上で、「挿入」タブを開き、「グラフ」内の「縦棒」をクリックしてください。
グラフのテンプレートが選択できますので、「2-D縦棒」の「集合縦棒」を選択します。

4つのデータ系列が入った縦棒グラフが作成されました。ここから「国産品価格」と「輸入品価格」を折れ線グラフで表現しましょう。

輸入品価格」のデータ系列を選択し、右クリックします。ポップアップメニューが表示されるので、「系列グラフの種類の変更」をクリックしてください。

グラフの種類を選択する画面が表示されるので「折れ線」を選択しましょう。

これで「輸入品価格」のデータを折れ線グラフで表すことができました。「国産品価格」も同様の手順で折れ線グラフに変更することができます。

これで生産量は棒グラフ、価格は折れ線グラフにできましたが、軸が左の1つのみなので棒グラフが見えづらくなっています。そこで軸を右にも追加しましょう。

棒グラフを選択し、右クリックします。ポップアップメニューの中の「データ系列の書式設定」をクリックしてください。

「系列のオプション」で「使用する軸」のチェックを「主軸」から「第2軸」に変更することで棒グラフの軸が右側に追加され、2軸グラフが完成します。

分かりやすいグラフを作るテクニック

2軸グラフの作成方法はお分かりいただけたかと思います。このままでもデータを読み取るグラフとして十分使えますが、ちょっとした工夫でよりわかりやすく、伝わりやすいグラフを作ることができます。グラフの色や値軸を変更して視覚に訴えることで、大きく印象が変わります。
ここからは見やすいグラフにするための設定方法をご紹介します。

強調したい項目の色を変える

伝えたいことの根拠となる数値(変化や差分)の項目の色を変えることでより一層伝わりやすい資料となります。特に1位の値だけでも色を変えるだけで、印象が随分と違ってきます。
項目の色の変更は簡単にできますので、有効活用しましょう。

今回の例では生産量が多い「岩手県」の項目の色を変更してみましょう。
まず変更したい項目を2回ゆっくりとクリックすることで、その項目のみが選択できます。その後「書式」タブをクリックしましょう。

「書式」タブ内の「図形の塗りつぶし」をクリックして、変更したい色を選択するだけで項目の色を変更できます。

値軸を調整して、データを確実に伝える

グラフの最大値や最小値を変更するだけで、データの大小の差を強調することができます。
見た目の印象が変化し、インパクトを演出することができるだけでなく、分かりやすい、意図を伝えやすい資料を作成できます。

上図のグラフは軸の値が0から450まで設定されていますが、価格の変動があまり大きいように見えず、インパクトが薄い印象です。
そこで、軸の最小値と最大値を変更することで変動が見やすくなります。

値軸上で右クリックし、「軸の書式設定」を選択してください。

「軸のオプション」で、「最小値」と「最大値」のチェックを「自動」から「固定」に変更します。その後右の記入欄に任意の最小値と最大値を記入します。(ここでは例として最小値を100、最大値を410と設定します。)

軸の最小値と最大値の範囲を狭めることによって、変動がわかりやすく表現できます。

変動をより強調したいのであれば、グラフの大きさを調整するのも効果的です。

用途にあわせてグラフを作ることができれば、作成する資料に説得力を持たせることができるでしょう。さらに色や値軸の最大値、最小値を変更するなど、ちょっとした工夫で自分の言いたいことを強調できるのもグラフを使うメリットです。ぜひ資料にグラフを積極的に取り入れ、自分の意図をわかりやすく表現しましょう。



キャリアHUB編集部

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