社会人ならマスターしておこう!ビジネス用語55選

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2024/08/30

ビジネスシーンでは、日常生活ではなかなか使わない言葉が出てくることがよくあります。聞き慣れないカタカナ言葉も多く、知らずにいると業務に支障がでてしまうことも。今回は、さまざまなビジネスシーンで利用されることが多いビジネス用語について解説します。

社会人として知っておきたいビジネス用語

ア行

アイミツ
「相見積もり」の略です。外部に製品やサービスを発注する際、複数の会社・業者に見積もりを取って価格や条件などを比較検討し、適正かどうかを判断します。

アグリー
英語の「agree」の同意、賛成、承諾という意味で、会議などで賛成する際に使われます。承諾できない場合の反対語としては、「ディスアグリー」が使われます。

アサイン
「任命」「割り当て」などの意味で、人員を割り当てる際に使用します。IT業界では、特定のキーに操作を割り当てる際にも使われます。

アジェンダ
「計画」「予定表」を意味し、会議進行表や協議事項そのものを指すこともあります。会議ではアジェンダを用意し、その内容に沿って進行します。

アライアンス
「同盟関係」という意味を持つ英語の「alliance」が語源です。複数企業で共同事業を行う際に経済的メリットを享受するために緩やかな協力体制を取ることを意味します。

ROI / アールオーアイ
「Return On Investment」の略で、日本語では「投資利益率」という意味です。投資額に対してどの程度の利益が得られるかを示す指標で、ROIが高いほど投資効率が高くなります。

イニシアチブ
「先導」「主導権」という意味です。プロジェクトなどを進める際に明確にすることで、スムーズに業務を進められるようになります。

ASAP / エーエスエーピー
「できるだけ早く」「なるべく早く」と意味の英語「as soon as possible」の頭文字を取った略語です。

エスカレーション
上位者に指示を仰ぐ、対応を引き継ぐという意味です。コールセンターでよく使われており、一次対応のオペレーターが対応できないときに上長につなぐ際に使われます。

エビデンス
元々は「証拠」「物証」という意味の英語「evidence」ですが、主張や仮説の裏付けに必要な科学的・医学的根拠という意味のほか、本人確認に必要となる公的書類まで幅広い意味で用いられます。

OJT /オージェーティー
「On the Job Training」の略です。主に、新入社員が先輩社員から実務を通して業務を覚える就業訓練を指します。

カ行

キュレーション
インターネット上の情報をまとめて共有することを指します。特定テーマの情報を整理してまとめたサイトを「キュレーションサイト」と呼びます。

クロージング
元は英語の「終わり」「締めくくり」を意味する「closing」から。商談や営業活動の終わり、つまり営業や契約の締結や最終決定を決断させることを示します。

KGI / ケージーアイ
「重要目標達成指標」を意味する「Key Goal Indicator」の略です。最終目標達成やビジネス戦略実現のための業務プロセスが達成されたかどうかを、売上や利益率、成約数などを用いて定量的に評価します。

KPI / ケーピーアイ
「重要業績評価指標」を意味する「Key Performance Indicator」の略です。目標達成に必要な具体的な数値のことで、上記のKGIを達成するために必要な中間目標となります。

コミット
「約束」「原質」などの意味がある英語「commitment」の略語で、責任の伴う約束や目標達成に積極的に関わることを指します。

コンセンサス
英語で「一致」や「総意」を意味する「consensus」から、意見の一致、合意するという意味です。後でトラブルがないよう、事前に合意を得ることを示します。

コンバージョン
IT業界で主に使用される言葉で、「CV」と略します。Webサイトにアクセスした人の会員登録や商品購入の成果など、Webサイト上で獲得する最終的な成果や目標を指します。

コンプライアンス
「コンプラ」と略されることも多い、法律や企業倫理の遵守という意味で使用される言葉です。元は法律用語ですが、社会的ルールや道徳観を守って行動することも含まれます。

サ行

サードパーティ
「第三者」という意味で、パソコンの場合はパソコン本体の開発・販売企業以外の第三者にあたる企業が販売する周辺機器やソフトを指します。

昨対比
「昨年度の対比」を略した言葉で、「さくたいひ」と読みます。昨年度、または昨年度の同時期との対比を表し、昨年度との対比の場合は(今年の数字÷昨年の数字)✕100で算出します。

サマリー
「概要」「要約」という意味です。長い報告書や議事録の要点のみをまとめた資料、ログの集計そのものを指す場合もあります。

シナジー
「相乗作用」「共同作用」を意味する英語「synergy」が元となっており、企業同士の連携によって得られる相乗効果という意味があります。

ジャストアイデア
ちょっとした思いつき、という意味です。この場合の「just」は「正しい」ではなく「ほんの」「ただの」という意味で使われます。

スキーム
英語の「scheme」から来た言葉で、目標達成のための具体的な枠組みを持った計画という意味です。行動や手順を具体的に示し、「すぐに実行できる段階まで固めたもの」という意味合いがあります。

スクリーニング
「審査」「選考」という意味の英語「screening」から、条件に合うものや人だけをふるい分けするという意味で使用されます。

タ行

タイト
「きつい」「詰まっている」という意味の「tight」が元の意味で、人員や予算、スケジュールが厳しいことを指します。

ダイバーシティ
「多様性」という意味の「diversity」から来ています。組織や集団で国籍や性別、年齢など異なる属性の人々が共存している状態、または多様な人材を受け入れて活用するという意味があります。

デッドライン
「これ以上超えてはならない最後の線」という意味が転じて、最終的な締め切り、納期という意味で使われます。

トップダウン
企業の上層部が決定権を持つ意思決定について、下部組織が実行することです。反対に、下の者の意見や提案を元に上層部が意思決定することを「ボトムアップ」と呼びます。

ナ行

ナレッジ
「熟知」「知っている」という意味の英語「knowledge」で、企業にとって有益、付加価値のある情報を指します。

ニーズ
「必ず」「どうしても」などの意味を持つ英語の「needs」から、ビジネスでは顧客が求めているもの、需要という意味で使用されます。

ハ行

バジェット
英語の「budget」から来た、「予算」「経費」を指す言葉です。特定の用途に使われる予算を指す場合もあります。

BtoB / ビートゥービー ・ BtoC / ビートゥーシー
BtoBは「Business to Business」の略で企業間取引。BtoCは「Business to Consumer」の略で企業と消費者の取引を意味します。

PDCAサイクル
品質向上のためのサイクル「Plan(計画)」→「Do(実施)」→「Check(評価)」→「Action(改善)」の4段階の頭文字を取った言葉です。このサイクルを繰り返すことで、事業を円滑に進めます。

フィードバック
行動の評価結果を相手に伝え返すこと、という意味がありますが、単なる結果だけではなく反省点や改善策、助言なども併せて伝えることを指します。

フィックス
「固定」「定着」などを意味する英語「fix」から、仕事や条件、予定などの確定や最終決定という意味で使われます。

フェーズ
変化や発展する事柄の段階を指す言葉です。プロジェクトなどの段階ごとに「第1フェーズ」のように使用します。

ブラッシュアップ
「磨き直し」という意味の「brush-up」から、現在持っているスキルに磨きをかけて良くする、または企画書などの完成度を高めるという意味でも使われます。

ブレスト
「ブレインストーミング」の略で、1つのテーマに対して複数名がアイデアを出し合う会議方法を指します。異なる意見や考え方を掛け合うことによって、発想の連鎖や誘発を狙います。

ペルソナ
商品やサービス開発の際に企業が想定する、架空のターゲットとなる顧客像のことです。顧客視点で開発や決定ができるよう、年齢や性別、ライフスタイルなどを具体的に設定します。

ペンディング
「未決定」「宙ぶらりん」という意味の英語「pending」から、保留、先送りという意味で、すぐに決定したくないときにも使われます。

マ行

マージン
売上から原価を引いた粗利益という意味で使われるほか、中間業者に入る販売手数料という意味です。印刷やデザイン分野では、余白、ページ欄外という意味でも使われます。

マイルストーン
作業やプロジェクトの進捗状況管理のために設けた節目や中間地点を意味します。特に、長期にわたるプロジェクトでは企画や設計、実施などをマイルストーンに設定します。

マネタイズ
英語の「monetization」の略で、収益化を考えること、または収益を上げる仕組みや方法そのものを指します。

メンター
英語の「mentor」の意味通り、「指導者」「助言者」という意味です。「メンター制度」のように、新入社員や管理職に対して精神的なサポートを行う意味で使われることもあります。

ヤ行

ユーザビリティ
ユーザーの使いやすさ、使い勝手の良さという意味で使われる言葉です。Webサイト制作やサービス開発でよく使用されます。

ラ行

利益率
売上に対してどの程度の利益を上げているかを示す指標で、前述のKGIに含まれます。利益率は、売上総利益÷売上高✕100で求めます。同じ額の売上があったとしても、利益率が高ければより多くの利益があることがわかります。

リスクヘッジ
危機回避をするために、起こる可能性のある危機を予測して対策を行い、リスクを軽減したり被害を最小限に留めたりする準備を指します。

リスケ
「計画を変更する」という意味の「reschedule」の略です。スケジュールの日程変更、予定の組み直しの際に使います。ペンディングとは異なり、後日行うというニュアンスが含まれます。

リソース
「資源」という意味の「resource」から来た言葉です。企業における経営資源、いわゆる「ヒト・モノ・カネ」を指し、業務に必要な人や物、時間を表します。

リテラシー
特定の分野に関して基本知識があること、または情報を正しい判断の下で取捨選択して活用できる能力を意味します。

ローンチ
新製品や新サービスを送り出す、Webサイトを立ち上げるなどの意味があります。新サービス発表時によく使用されるほか、金融業界では有価証券発行時の発表でも用いられます。

ワ行

ワークフロー
業務の流れやプロセスそのもの、またはそれらを図式化したものを表します。組織においての申請・承認、決済までの一連の流れを指す場合もあります。

ワークライフバランス
仕事と生活の調和という意味の英語「work-life balance」から来ており、仕事に加えて生活や家庭の充実を図ることを指します。

ビジネスシーン頻出単語を覚えてスムーズに仕事を進めましょう

社会人になると、これまで使ったことがない、知らない言葉に出会うことが多くなります。そのたびに言葉の意味を調べていては非効率です。スムーズに仕事を進めるためにも、今回ご紹介したビジネス用語の意味は押さえておきましょう。

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株式会社ライトアップ
 

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