プロのエクセル活用術「超使えるショートカットまとめ」
とても便利なMicrosoft Excel8(通称:エクセル)のショートカットキーを使っていますか?覚えてしまえばとても便利になります。そんなエクセルのショートカットキーは100種類以上もあるのです。今回は数多くのショートカットキーの中から、一般事務職や営業職が覚えておくと、作業を効率化することができるものをピックアップして、ご紹介します。
ワークシートでのデータ入力作業に使えるショートカットキー10選
まずはワークシートでのデータ入力の際に便利なものをご紹介します。
- Ctrl+S 上書き保存
- 作業中のファイルを上書き保存します。
こまめに上書き保存をしておくことで、パソコンがフリーズしてしまっても被害を最小限に抑えることができます。 - Ctrl+C コピー
- 選択した範囲の文字列をコピー(記憶)します。コピー元の文字列は変更されず、そのまま残ります。
- Ctrl+X 切り取り
- 選択した範囲の文字列をコピー(記憶)します。Ctrl+Cとは違い、コピー元の文字列は削除されます。
- Ctrl+V 貼り付け
- コピーした文字列を貼り付けます。Ctrl+CやCtrl+Xを実行した直後に使用することが多いでしょう。
- Ctrl+Shift+Home 選択範囲を先頭に向かって拡張
- 選択範囲をデータが入力されている範囲の左上端のセルまで拡張することができます。
- Ctrl+Shift+End 選択範囲を末尾に向かって拡張
- 選択範囲をデータが入力されている範囲の右下端のセルまで拡張することができます。
Ctrl+Shift+Homeと併用することで選択範囲を全てのセルまで拡張することができます。 - Ctrl+コロン(;) 現在の時刻を入力
- 現在の時刻を入力できます。正確な時刻が入力されますので意外なタイミングで便利なショートカットです。
- Ctrl+Shift+正符号(+) 空白セルを挿入
- セルに空白を挿入することができます。マウスを使うと思ったより時間がかかるため覚えておくと便利です。
- Ctrl+Shift+下線(_) 選択した範囲の罫線の削除
- 不要な罫線を引いてしまった際に一気に削除できるため便利です。
- Ctrl+Shift+0(数字) 非表示列の再表示
- 非表示にした列を一発で再表示できることから、カラムの多い表などで効率的に使用できます。
シート移動やブックに関するショートカット4選
次は、シートの移動やブック(ファイル)全般のショートカットです。
- Ctrl+PageDown 次のシートに移動
- 次に重ねられているシートへ移動します。何十ものシートを順に閲覧していく際には作業の効率が上がります。
- Ctrl+PageUp 前のシートに移動
- 前に重ねられているシートへ移動します。Ctrl+PageDownと併用することでシートを前後交互に切り替えながら編集している際には便利です。
- Ctrl+Tab ブック間の移動
- 複数のブックを開いている時に、ブック間を切り替えることができます。
- Alt+Tab アプリケーションの切替え
- ブックが3つ以上の場合は、利用中のファイルとアプリケーション全てを一覧で見ることができ、便利です。
自分にとって便利なショートカットキーを探す、設定する
ショートカットキーはまだまだたくさんあります。また、頻繁に利用するものは、自分で設定することもできます。
キーボードショートカットキー一覧
マイクロソフト社による一覧表(Excel2013、Excel2016)をご紹介します 。
ショートカットキーを設定する
ここでは値の貼り付けとセルの結合を事例に、設定をしてみましょう。
値の貼り付けを設定する
まず、左上の[クイック アクセス ツール バー]上で右クリックして、開いたボックスから[クイック アクセス ツールバーのユーザー設定(C)...]を選択するか、[クイックアクセスツールバー]の一番右に表示されている上に横棒の付いた▼ボタンをクリックすると表示されるメニューから [その他のコマンド]を選択します。
[Excelのオプション]ダイアログボックスが開くので、[クイック アクセス ツールバー] の[コマンドの選択(C)]から[すべてのコマンド]を選択ます。次に、表示されたリストから[値の貼り付け]を選び、[追加(A)]ボタンを選択します。すると、右側のリストに[値の貼り付け]が追加されます。
▲▼ボタンで[クイック アクセス ツール バー]に表示する順番を指定してください。最後に[OK]ボタンを選択してください。
すると、[クイック アクセス ツール バー]に[値の貼り付け]アイコンが追加されています。
セルの結合を設定する
値の貼り付けのときと同じように[Excelのオプション]ダイアログボックスを表示させます。
コマンドの選択プルダウンメニューから、[ホーム]タブを選択します。次にその下の選択欄から[セルの結合]を選択し、[追加]ボタンをクリックします。「セルの結合」が追加されたのを確認し、[OK]ボタンをクリックします。
[クイックツールアクセスバー]にセルの結合アイコンが追加されます。
追加したショートカットキーを使う
実際に追加したショートカットキーを使う際は、マウスでアイコンをクリックするのではなく、やはりキーボードを使います。
アイコンが新しく追加された状態で[Alt]を押すとアイコンの上に数字が表示されます。Alt+(表示された番号)が実際のショートカットキーです。
下記の画面の場合、Alt+5が「値の貼り付け」、Alt+6が「セルの結合」となります。
- Alt+5 値の貼り付け
- Alt+6 セルの結合
いかがでしたか?ぜひエクセルのショートカットキーの利用法をマスターして仕事を効率化しましょう。
キャリアHUB編集部