プロのワード活用術「ページ番号」の設定法・書式設定
ワード(Word)を配布資料として印刷するときなどに便利な、ページ番号を設定する方法を解説しています。表紙や目次を除いた本文からページ番号を設定する方法や、削除する方法、フッターの編集をする方法をご紹介します。
(1)ページ番号を設定する方法
ページ番号は、ヘッダーとフッターの編集機能を使って設定します。ヘッダーとフッターとは、文書の各ページの上下にある余白の領域のことです。
表紙と目次を除いて、本文からページ番号を表示する
まずは、冊子で配布することを想定し、表紙と目次を除いた本文からページ番号を表示する方法を見ていきましょう。 文書の1ページ目が表紙で、2ページ目が目次になっていると仮定します。
まずは、2ページ目の目次と本文の間に、次のページから始まるセクション区切りを入れましょう。目次の末尾にカーソルを移動し、[ページレイアウト]タブを選択します。[ページ設定]グループの[区切り]を選択し、[セクション区切り]の一覧から[次のページから開始]をクリックします。すると、カーソルを置いた位置で改ページが設定され、表紙と目次のページが「セクション 1」、それ以降の本文ページが「セクション2」となります。
次に、セクション2の中にカーソルを配置して、[挿入]タブを選択します。[ヘッダーとフッター]グループの中から[フッター]を選択して、[フッターの編集]を選択します。
次は、セクション2のフッターにカーソルを移動させます。[ヘッダー/フッター]ツールの中の[デザイン]タブを選択し、[オプション]グループの[先頭ページのみ別指定][奇数 / 偶数ページ別指定]のチェックが外れていることを確認します。また、同じように[ナビゲーション]グループの[前と同じヘッダー/フッター]が無効になっていることを確認します。
続けて[ヘッダーとフッター]グループの中の[ページ番号]を選択し、[ページの下部]から [番号のみ2]を選択します。これで3ページ目以降のフッターにページ番号が挿入されます。 また、ページ番号の位置をどこにするかによって、[番号のみ1][番号のみ3]などを選択しても問題ありません。
最後に、ページ番号が「1」から開始されるように設定します。 [ヘッダーとフッター]グループの[ページ番号]から、[ページ番号の書式設定]を選択します。[開始番号]を選択して[1]と入力し、[OK]ボタンをクリックします。[ヘッダーとフッターを閉じる]ボタンをクリックすれば、表紙と目次を除くすべてのページにページ番号が挿入されます。
ページ番号のパターン
ページ番号の設定には、いくつかパターンが存在します。
(1)総ページ数を入れる
該当のページが全ページ数の中の何ページ目にあたるのかを示したいときに利用します。 総ページ数が50ページの場合には「1/50」「2/50」・・・「50/50」といった具合です。 方法は、[ヘッダー/フッターツール]の[デザイン]タブを開き、[ヘッダーとフッター]グループの[ページ番号]で、[X/Yページ]を選択します。これが、「ページ番号/総ページ数」というフォーマットです。
(2)ページ番号の位置を選択する
ページ番号を挿入する際に位置を指定したい場合があります。 この場合には「ページレイアウト」タブの[ページ設定]グループから[ダイアログボックス起動ツール]を選択します。すると[ページ設定]ダイアログボックスが開きますので[その他]タブの中から[ヘッダーとフッター]グループで[用紙の端からの距離]のヘッダー、フッターそれぞれに数値を指定し、[OK]ボタンを押下します。
ページ番号の削除
[挿入]タブまたは[ヘッダー/フッターツール]の[デザイン]タブを開きます。そして、[ヘッダーとフッター]グループの[ページ番号]を選択し、一覧から[ページ番号の削除]をクリックします。
(2)ヘッダー、フッターを活用しよう
ページ番号のほかにも、ヘッダー・フッターを活用することで、会社のロゴを入れることもできます。
会社ロゴを入れる
まずは [挿入]タブを選択します。[ヘッダーとフッター]グループの中から[ヘッダー]のうち[空白]を選択します。(ロゴをフッターに入れたい場合は、[フッター]のうち[空白]を選択します)
次に、[ファイル]タブから[挿入]グループの[図]を選択して、あらかじめ準備した会社ロゴのファイルを挿入します。
ページ番号の設定をはじめとするワードのヘッダー、フッターを活用した機能の紹介、いかがでしたでしょうか?是非活用してみてくださいね。
キャリアHUB編集部