人を惹きつける上手な自己紹介の項目と方法

閉じる
2016/12/13

初対面の方に対して、自分の人となりを伝える「自己紹介」。ビジネスの場では、履歴書への記入に始まり、面接、入社時の挨拶、取引先への挨拶など、どこにいっても必要不可欠です。ここでは、好印象を残せる自己紹介の方法と、伝えるべき内容を解説いたします。

自己紹介のキホン

自己紹介は、初対面の方に自分の人となりを的確に伝えるためのものです。伝え方や伝えるべき項目など、基本的なことを見ていきましょう。
置かれている環境によっては、英語での自己紹介を求められることもあるでしょう。英語での自己紹介については、動画で説明するコンテンツをご用意していますので、「【3分動画 Vol.1】英語での自己紹介、ビジネスシーンで使える名前のこなれた表現は?」も参考にしてみてください。

自己紹介と自己PRの違い

自己紹介と自己PRは、似ているようですが、違います。たとえば、就職活動の面接では、初めに「自己紹介をお願いします」と言われ、その後に「自己PRをお聞かせください」と言われることが多いものです。

自己紹介は、その後に続く会話のための、いわば自分自身の「見出し」や「目次」と考えるとよいでしょう。相手に「その○○というのは・・・」と興味を持ってもらえそうな内容を吟味してください。

自己紹介で伝えるべき項目

自己紹介では、次の項目を伝えるとよいでしょう。
「おはようございます」などと言ってお辞儀をしたあとで、

  • ・名前
  • ・所属
  • ・アピールしたいことや印象づけたいこと(得意分野、略歴・職歴、趣味など)について、ひと言

着任時の挨拶など、自己紹介で終わりという場合は

  • ・今後の抱負

も最後に伝えます。

好印象を与えるには、伝え方も重要

興味を持って自己紹介を聞いてもらうためには、内容はもちろんですが、きちんと相手に伝わるような伝え方をすることも重要です。自己紹介が、面談や会話の材料になるという性格上、簡潔にしましょう。約1分で、文字数にして300字程度にまとめてみてください。

何度か練習してみるとよいですが、暗記する必要はありません。棒読みにならないよう、自然な話し方を心がけましょう。「えー、」「あー、」といった口癖にも注意します。
また、視覚や聴覚からも人の印象は形作られますので、

  • ・顔を上げ、視線をまっすぐ前に向け、一人一人に目配りしながら
  • ・姿勢良く、明るい表情で
  • ・その場の隅々まで行き渡るような声の大きさで、ゆっくりはっきりと

話すのが好印象を与えるポイントです。

自己紹介は、あなた自身の魅力を伝える最初の一歩です。簡潔にわかりやすく、明るい雰囲気で行うことを心がけましょう。

シーン別自己紹介

自己紹介の基本がわかったところで、ビジネスシーン別のポイントを解説します。

採用面接

【新卒の場合】

  • ・所属していた学校名、大学や高専の場合は学部や専攻まできちんと伝えます。
  • ・アピールしたいこととしては、専攻内容、卒業論文のテーマ、学生時代に注力したこと(アルバイトやサークル活動など)のさわりなどが定番です。

心がけていたことや苦労話、試行錯誤した経験などの具体的な体験談を少々入れると他の人との違いを出せます。

【既卒の場合】

  • ・所属の代わりに職歴を伝えます。勤務先名や仕事内容を、今回応募する業種、職種につながるように伝えます。
  • ・履歴にブランクがある場合(休学や家事に専念していた場合など)でも、その間に勉強したことや経験したことが仕事に役立ちそうであれば、入れましょう。

新しい職場への着任時

朝礼など、大人数の前で自己紹介することもあります。深呼吸して、落ち着いて話しましょう。
まずは「この職場になじみたい」「一日も早く戦力となるよう頑張りたい」という気持ちを伝えます。 謙虚な姿勢は大切ですが、あまりへりくだりすぎず、ポジティブな表現でまとめてみましょう。
出身地や趣味のことなどで共感を得たり、笑いが取れたりといったポイントがあると、名前と顔を覚えてもらいやすくなります。

取引先への挨拶

「○○社さん」ではなく、いかにあなた自身の名前と顔を覚えてもらうかがポイントになります。

新規開拓の場合、会社の商品やサービスもさることながら、担当者がよかったから取引を始めた、というケースは多いものです。好印象を残すためにも、まめさや丁寧さをアピールできそうなエピソードや自分の長所を自己紹介に加えるとよいでしょう。

既存の取引先を引き継ぐ場合には、これまでの経歴や担当先について簡単に述べ、引き続き安心してお取引くださいというトーンでまとめます。先方との約束事や宿題があれば、それも再確認しましょう。

「履歴書」「職務経歴書」など文字で伝える場合

面接・採用に至る前の段階で、書類で自己紹介する場面もあります。内容については言葉で伝える場合と同様です。

手書き・パソコン入力いずれの場合も、字数制限があれば9割以上は埋めます。ただし、あまりぎっしり詰め込んだ印象にならないよう短文にしたり、改行したりして、読みやすいように工夫しましょう。
「履歴書」「職務経歴書」「自己PR」に関しては、下記のコンテンツもご用意しております。ぜひご活用ください。

転職時の履歴書を上手に書いて書類選考で選ばれる3つのポイントとは?
例文付き!採用担当者の目にとまる職務経歴書の書き方
就活生、転職活動者必見!面接へ通過するための上手な自己PRの書き方・例文

いかがでしたか。あなた自身の第一印象を決める自己紹介。入り口で好印象を持ってもらえれば、その後の仕事は格段に進めやすくなります。
これからの快適な職場生活と実績作りを実現するためにも、ただ「名前と所属を話す」ものではないことを認識してください。本コラムを参考に、おさえるべきポイントをおさえた自分らしい自己紹介を、工夫してみてください。

ライタープロフィール

遠藤 美穂子
国家資格キャリアコンサルタント。2級キャリアコンサルティング技能士。
14年間の都市銀行勤務を経て、キャリアコンサルタントとして活動開始。ハローワークでの研修講師や、ビジネスマナー指導、大学でのキャリア教育や就職指導を担当。講演のほか、書類の添削や面接でのロールプレイングなど実践的指導も行う。国際文化会館主催の次世代リーダー育成プログラム、新渡戸国際塾一期生。2児の母。
株式会社近代マネジメント

ログアウト