大学生の就職内定率86.0%、調査開始以来の最高値を記録

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2018/01/25

 今春卒業予定の大学生の就職内定率が86.0%となったことが分かった。厚生労働省と文部科学省が就職内定状況等を共同で調査し、2017年12月1日現在の状況を取りまとめた。

 両省の発表によると、12月1日現在の大学生の就職内定率は86.0%で前年同期を1.0ポイント上回り、1997年3月卒の調査開始以降、同時期で過去最高となった。

 リーマン・ショック後の雇用環境の悪化で内定率が最も落ち込んだ2011年3月卒の68.8%から年々上昇し、リーマン・ショック前の2008年3月卒のマークした81.6%という水準を2年連続で上回った。

 大学の就職内定率のうち国公立大学の就職内定率は86.9%(前年同期比増減無し)、私立大学は85.7%(同1.3ポイント増)。

 男女別に内定率を見ると、男子は85.2%で前年同期比2.1ポイント増、女子は87.0%で同0.2ポイント減。文理別では、文系は85.7%で同1.1ポイント増、理系は87.2%で同0.6ポイント増となっている。

 大学の地域別では、北海道・東北84.6%(前年同期比3.0ポイント増)、関東88.2%(同0.1ポイント減)、中部87.1%(同4.5ポイント増)、近畿87.5%(同0.5ポイント増)、中国・四国が78.7%(同0.1ポイント増)、九州80.1%(同0.2ポイント増)となった。

 その他、短期大学の就職内定率は75.4%(同2.8ポイント増)、高等専門学校は97.6%(同0.7ポイント減)、専修学校(専門課程)は68.9%(同1.8ポイント減)だった。

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