米雇用 5月は3.8万人増にとどまる、失業率は4.7%に改善

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2016/06/04

 米労働省が発表した5月の雇用統計によると、景気との連動性が高い非農業部門の雇用者数(季節調整値)が前月に比べ3万8000人の増加となった。雇用改善の目安とされる20万人を大きく下回った。

 民間部門は2万5000人増で、医療(5万5400人増)、小売(1万1400人増)、レジャー(1万1000人増)、専門・企業向けサービス(1万人増)などが増加した。

 一方、情報(3万4000人減)、建設(1万5000人減)、鉱業(1万1000人減)、卸売(1万300人減)、製造(1万人減)などが減少した。

 政府部門は1万3000人増だった。

 3月の雇用者数が18万6000人増(前回発表20万8000人増)、4月の雇用者数が12万3000人増(同16万人増)にそれぞれ下方修正された。

 一方、5月の失業率(軍人除く、季節調整値)は前月から0.3ポイント低下し4.7%。

 週当たりの平均労働時間は前月から変わらず34.4時間、時間当たりの平均賃金は前月から0.05ドル増の25.59ドル。

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