大卒の就職内定率は10月が71.2%  高卒も60.4%の高水準、文科・厚労両省調査

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2016/11/17

 厚生労働、文部科学両省が18日発表した来春卒業の学生就職内定状況調査(10月1日時点)によると、大卒は71.2%(前年同期比4.7ポイント増)となった。10月としては1997年の73.6%に次ぐ高い内定率。短大も41.6%(同8.4ポイント増)、高専も95.7%(同1.4ポイント増)となった。

 大卒の場合、公私別では国公立が67.6%(同1.0ポイント減)、私立が72.4%(同6.6ポイント増)。男女別では男子が69.3%(同3.5ポイント増)、女子が73.6%(同6.4ポイント増)。文理別では文系が71.4%(同5.5ポイント増)、理系が70.7%(同1.5ポイント増)となり、私立と女子の健闘が光っている。地域別では関東など5地区ともプラスだが、中国・四国地区は45.0%(同2.8ポイント減)と出遅れている。

 一方、高校生の内定状況(9月末時点、ハローワーク経由)は60.4%(同4.3ポイント増)となり、内定者数は約10万7000人。この時期としては1993年の64.9%に次ぐ高い水準で、4年連続の上昇となった。

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