英語で電話に出る、答える、つなぐ、ができるようになる!簡単な教科書
企業のグローバル化が加速する中、外資系企業かどうかに関わらず、お客様とのやりとりに英語が使われることも増えてきました。英会話が得意ではない方でも、突然の英語での電話に動揺せず、的確に応対できるよう、「担当者への取り次ぎ」「不在時の対応」など、ビジネスで使えるケース別のフレーズをまとめました。
英語でかかってきた電話に対応する
普段の業務であまり英語を使わない方にとって、突然、英語で電話がかかってきたら、焦ってしまいますよね。ここでは、英語の電話がかかってくるシーンと、その対応方法をご紹介します。
突然の英語の電話に社名・部署を名乗る
- 自分
- はい。ランスタッド株式会社です。
- お客様
- Hello, This is ○○ calling from ●●. May I talk to Mr. Tanaka, please?
(こちら●●会社の○○と申します。田中さんにお繋ぎいただけますか?) - 自分
- Ah, hi, this is Randstad company, Marketing department.
(こちらはランスタッド株式会社、マーケティング部です)
部署名の英訳
部署名 | 英訳 |
---|---|
営業部 | Sales Department |
マーケティング部 | Marketing Department |
技術部 | Engineering Department |
開発部 | Development Department |
人事部 | Human Resources Department |
経理部 | Accounting Department |
総務部 | General Affairs Department |
広報部 | Public Relations (PR) Department |
宣伝部 | Advertising Department |
法務部 | Legal Department |
秘書室 | Secretary Section |
英語がわかるメンバーに交代する
- お客様
- May I speak to the person of Marketing Department, please?
(マーケティング部の方へお繋ぎいただけますか。) - 自分
- Please hold on for a second. I'll put you through to the person who can help you in English.
(少々お待ちください。英語を話せる者に代わります。)
用件や誰に宛てた電話かを確認する
電話でのやりとりでは、最初に相手の要件をしっかりと確認することが大切です。要件の確認に便利なフレーズをみていきましょう。
こちらから用件を訪ねる
- 自分
- How may I help you?
(ご用件をお伺いいたします) - お客様
- I would like to speak to Mr. Tanaka.
(田中さんをお願いいたします。) - お客様
- I'm calling about our meeting appointment scheduled this afternoon.
(本日の午後お会いするお約束の件で話したいのですが。)
相手からの用件を聞く
- お客様
- Is Mr. Tanaka available now?
(田中さんはいらっしゃいますか?) - お客様
- I would like to confirm a few things about my visit scheduled next week.
(来週ご訪問させていただく件でご確認したいことがあります。)
用件や宛先を確認して、電話をつなぐ
次に、社内の担当者へ繋いで欲しい、という要件の際に使えるフレーズをご紹介します。
担当者に電話をつなぐ
- 自分
- I'll transfer you to Mr. Tanaka, so one moment, please.
(田中につなぎます。しばらくお待ちください) - お客様
- Yes, Please. Thank you.
(はい、お願い致します。)
担当者の変更を伝え、電話をつなぐル
- 自分
- I'm afraid Mr. Sato is no longer in charge, so I'll put you through to Mr. Tanaka who is now in charge of you. Please wait for a moment.
(担当だった佐藤が異動/退職しました。現担当の田中につなぎます。しばらくお待ちください) - お客様
- Thank you for your help.
(ご対応ありがとうございます。)
担当者が離席中であることを伝え、電話番号を伺う
- 自分
- Mr. Tanaka is not available at the moment. So May I please have your phone number so that I can have him call you back?
(田中はただいま席をはずしております。折り返しご連絡いたしますので、電話番号を教えてください) - お客様
- My phone number is XXXXXX. Thank you for your help on this.
(電話番号はXXXXXXです。よろしくお願いします) - 自分
- Anytime. Thank you for your call.
(お電話ありがとうございました。)
担当者が外出中であることを伝え、携帯電話の番号やメールアドレスを伝える
- 自分
- Mr. Tanaka is now out for business trip and will be back next week. Would you like me to give you his cell number/email address if it's urgent?
(田中は出張中で来週戻ります。お急ぎでしたら携帯電話/メールアドレスをご案内します) - お客様
- It's urgent. So yes, please.
(緊急の用なので、ぜひ教えてください) - 自分
- His cell number/email address is...
(携帯番号/メールアドレスは...) - お客様
- Thank you for the information. I will contact him directly.
(情報をありがとうございます。彼に直接連絡いたします。)
担当者が不在であることを伝え、伝言を承る
- 自分
- Mr. Tanaka is now out for business trip and will be back next week. Would you like to leave a message?
(田中は出張中で来週戻ります。ご伝言があれば承ります) - お客様
- Okay, then could you tell him that I called?
(そうですか。では私から電話があったことをお伝えいただけますか。) - 自分
- I'll make sure he gets that you called.
(かしこまりました、お電話があったことを必ず伝えます。)
英語で電話がかかって来たら、まずはしっかりと挨拶をしてから名乗ることが大切です。 そして、「ご用件は何でしょうか?」とこちらからお伺いできると好印象です。 もし英語で電話がかかってきても、慌てず対応できるよう、これらのフレーズを口に出して練習し、活用してみてください。 これだけのパターンを覚えておけば、安心ですね。
英語で電話をかける
ビジネスシーンでこちらから英語で電話をかける際に、しっかり受け答えが出来ると大変好印象です。続いては電話のかけ方をご紹介いたします。
名乗り、用件を伝え、担当者につないでもらう
まずはしっかりと名乗り、誰に繋いで欲しいかなど、要件を伝えるフレーズをいくつか紹介します。
担当者を指名してつないでもらう
- 自分
- Hello, This is ○○○○ of ●● Corporation. Today I'm calling you for the first time. May I talk to the person of PR department, please?
(はじめまして。●●商事の○○○○と申します。広報ご担当者の方へお繋ぎいただけますか。) - お客様
- I'll put you through to the person in charge. So please hold on for a second.
(担当者へお繋ぎいたしますので、少しお待ち下さい。)
初めての相手に用件を伝え、担当者につないでもらう
- 自分
- Hello, This is ○○○○ of ●● Corporation. This is my first time to call you and I would like to introduce our new product to your sales department today. May I talk to the person in charge, please?
(はじめまして。●●商事の○○と申します。本日は弊社の新商品をご紹介したいのですが、営業部のご担当の方へお繋ぎいただけますか。) - お客様
- I'll have a person in charge call you back, so could you tell me your name again and your contact information for me, please?
(担当者より折り返しご連絡させていただきますので、もう一度お客様のお名前とご連絡先を教えていただけますか。)
留守番電話に伝言を残す
- 応答メッセージ
- Hello, this is ●● Company. Please leave your message.
(お電話ありがとうございます、●●会社ですメッセージをどうぞ) - 自分
- Hello, this is ○○ of ●● Corporation calling for Mr. Tanaka regarding our meeting scheduled next week. Could you call me back at XXXXXX? Thank you.
(●●商事の○○です。田中さん宛に来週のミーティングの件でご連絡いたしました。XXXXXXまで折り返しお電話をお願い致します。)
いかがでしたか。英語で電話をかけるのは、最初はとても緊張しますが、きちんと相手に要件を伝えようという意欲を持ってかければ、相手にも伝わります。失敗を恐れずに挑戦してみてくださいね。
覚えておくと便利なフレーズ
最後にビジネスシーンで使える便利なフレーズをいくつかご紹介します。英語を使う機会の多い方も、ぜひ使ってみてください。
相手に内容を聞き直す例文
- Would you say that again, please?
(もう一度言っていただけますか?) - Would you spell your name, please?
(お名前のスペルを教えていただけますか?) - May I ask who's calling, please?
(どちらさまでしょうか?) - May I ask what company you are calling from?
(御社名を教えていただけますか?)
アポイントを取る例文
- I would like to see you sometime soon, when is your convenient time?
(近々お会いしたいのですが、いつでしたらご都合がよろしいでしょうか?) - I would like to introduce our new system to you in person, would you have some time available next week?
(弊社の新しいシステムをお会いしてご紹介したいのですが、来週お時間をいただけますか?)
その他の便利なフレーズ
- Sorry, I can't hear you well. Could you speak up, please?
(お声が遠いのでもう少し大きな声でお話いただけますか?) - I'm afraid you have a wrong number.
(恐れ入りますが、番号をお間違いではないでしょうか。) - I'm returning your call.
(先ほどお電話頂いた件で折り返しのご連絡です。)
電話での会話も、対面での会話と同様、丁寧であることが重要です。 特に相手の顔が見えない電話でのコミュニケーションの際には、十分すぎる位丁寧な言い回しを心がけるとよいでしょう。 表情が見えない分、緊張してしまうかもしれませんが、回数を積めばしっかりと伝わるようになります。苦手意識を持たずに、覚えたフレーズを使ってみてください。
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キャリアHUB編集部