未来を担う子供たちの可能性を広げたい!ランスタッドが考える中学生のキャリア教育

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2022/11/15

2022年8月26日(金)愛知県一宮市立尾西第一中学校にてランスタッドが職業支援学習として、将来の働き方を考えるキャリア支援となるワークショップを開催しました。

きっかけは、ランスタッドを見つけて下さった先生からの電話

「うちの中学校の2年生向けに職業支援学習を実施してもらえませんか?」きっかけは、先方の先生からの1本の電話でした。毎年、中学校2年生の生徒さんたち向けに行っている職業支援学習を実施してくれる会社や団体がないかどうか探していた際に、偶然見つけた弊社のホームページ。社会貢献への意識も高そうだということで、近隣の名古屋支店にご連絡を頂きました。

窓口になったのは、東海エリアマネージャーの江口。彼女自身も「働く」ということに対して、さまざまな形で多くの方をサポートすることができないか?と考えていたため、またとない機会に、ぜひランスタッドでやらせて欲しい、とお引き受けすることになりました。

ランスタッドが主体となって、中学生向けにキャリア教育やセミナーを実施するのは初めての試みだったため、江口をリーダーに、人事、マーケティング部門を中心とした7名で本プロジェクトに取り組むことになりました。

ミーティングを重ねていく中で、先生方の「社会で求められる人物像や将来に向けて学校で学ぶ大切さなどを知って欲しい」という考えと、ランスタッドが人材サービス会社として「中学生にどんな仕事があるか知ってもらい、将来のキャリアを考えるきっかけとして欲しい」という想いをベースに授業を作っていくという方向性が固まりました。

「働く」ことを「楽しく・わくわく」考えて欲しい―ランスタッドだから出来ることを

せっかく"ランスタッド"に依頼をしていただいたからには、弊社だからこそ提供出来る内容にしなくては意味がありません。
また、生徒さんたちには、「働く」ということを「楽しく・わくわく」考えてほしいという思いがありました。加えて、メンバーからあがったのは、自分たちが中学生のときには、どんな職業が世の中にあるか分からなかった、あの時もっと仕事に関する情報があったらよかったという声でした。

そこで、我々が考えたのは2部構成の授業。
前半をインプットパートとして、ランスタッドがグローバル展開する総合人材サービスの会社であることを皮切りに、世の中にある多種多様な仕事や働き方、中学生に人気のお仕事ランキング、スマートフォンを例に取って、一つの製品が世に出ていくまでにどれだけの仕事があるのか?を紹介することにしました。より身近な物を例に取ることにより、イメージしてもらいやすくするためです。

そして後半はグループワーク。時代の変遷やコロナ禍で大きく変わった働き方を踏まえた上で、中学生のうちから自身のキャリアを考えるきっかけになるように、そして、将来の選択肢を増やして欲しいということで、「リモートで出来る未来のお仕事」と「その仕事に必要な知識やスキルをグループごとに考えてもらうという構成にしました。
グループディスカッションや発表をすることによって、ちょっとした社会人らしい経験もしてもらおうという狙いです。

実施内容が固まったら、次は実際に授業を担当するメンバー集め。地域貢献という観点から、名古屋、静岡、四日市の各支店から有志を募り、サポートや取材担当を含め総勢19名のプロジェクトチームとなりました。
メンバー同士ディスカッションやリハーサルを重ねて迎えた当日。現地では先生方が出迎えて下さり、期待と激励の言葉をいただきました。我々メンバーも全員が一堂に会するのはその日が初めて。オンラインでは詰めきれなかった最終確認を行い、いよいよ各教室へ向かいます。

生徒さんたちの元気な声に、我々の期待と緊張も高まる中、50分間の授業が始まりました。

生徒さんたちの柔軟な発想と対応力に驚かされた授業

最初は、ランスタッドという人材サービス会社の紹介を静かに聞いていてくれた生徒さんたちでしたが、人気の仕事ランキングやスマートフォンが世に出るまでに生じる仕事の数といった身近な話題へと進むにつれ、段々と興味を持って聞いてくれている様子が伝わってきました。

後半は5~6人のグループに分かれ、「リモートで出来る未来のお仕事」と「それに必要な知識やスキル、環境を考える」というテーマに20分間で取り組んでもらいました。慣れない作業に始めは戸惑った様子も見られましたが、ひとたび思いつけば、とても発想が豊かで柔軟な生徒さんたち。「この仕事なら出来そう!」「じゃあ、今からこんな勉強しておかないとダメだよね!」と活発に話し合う姿に、こちらもワクワクさせられました。気付けばワークシートはアイディアでいっぱい。各グループがどんなリモートワークを思いついたのか、期待で胸が膨らみました。

最後は、各グループからの発表でした。リモート建築家、リモート漁業、リモート消防士etc・・・なかでも一番多かったのがリモート教師。やはり、いつも学校生活を共に過ごしている先生の姿が真っ先に思い浮かんだようでした。各グループの代表になった生徒さんは、一人1分という限られた時間内にグループの成果を発表するという難しいタスクに挑戦してくれましたが、皆さん、社会人顔負けの堂々たる発表ぶりで、しっかりと自分たちのグループで思いついたリモート職業は何か?そしてその職業に就くには何が必要なのか?を発表してくれました。

大人になると気付かない柔軟な発想にハッとさせられることもたくさんあり、生徒さんたちが社会に出る頃には、本当にこんな風に仕事をしているのかも知れないと、未来への可能性を感じさせてくれる時間でした。

授業を終えて、生徒さんからの反応

50分という限られた時間の中で、ましてや中学生に授業をするというのは、我々も初めての経験でした。
先生方が生徒さんに伝えて欲しいと思っている内容を網羅しているか?生徒さんたちがこの授業を受けて良かった、将来を前向きに考えるきっかけになったかどうか?というのが非常に気がかりでした。

幸いにも、実施後のアンケートは、「面白かった」という声が約80%、「将来を考えるのに役に立ちそうだ」と答えてくれた生徒さんが90%近くにのぼりました。「自分の将来や未来を考えたり調べてみようと思った」「楽しかった」といった声だけでなく「技術が進化していて、人が働けなくなりそう」とドキッとされられる意見など、たくさんの感想に我々にとっても多くの気づきと学びがありました。

先生方からも、「子どもたち自身が、自ら将来を考えて話し合う場になってよかった」というお言葉をいただき、本当に貴重な一日となりました。

ランスタッドのパーパスとキャリア教育支援

ランスタッドのブランドは「human forward.」であり、そのパーパス(目的/存在意義)は「人材と組織の真の可能性を引き出す」です。これからの新しい働き方であったり、まさにこれからの世の中を担っていく人材の可能性を引き出すことが我々の使命でもあります。

2030年には世界で5億人の雇用に関わるというのがランスタッドの最終ゴール。
今回のような職業支援学習(キャリア教育支援)はそのゴールへのマイルストーンの一つであり、総合人材サービス会社として、未来の雇用を生み出す一歩となればと思っています。

プロジェクトリーダー 江口の想い

スタッフィング事業本部 東海エリアマネージャー 江口 未希
スタッフィング事業本部
東海エリアマネージャー
江口 未希

求職者の方々へ「仕事」を提供することだけでなく、「働く」ということに対して、他の形でも多くの方をサポートすることができるのではないか?と考えておりました。そんな中、今回ご担当の先生とご縁があり、中学生へキャリアや働くことを伝える機会を頂き実現することができたことに、あらためて感謝いたします。
ありがとうございました。

ランスタッドは「仕事」のプロとして多くの方々へさまざまな形でキャリアをサポートができると考えています。

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