ミドル世代の転職実態!キャリアアップできる?できない?成功の秘訣は経験の棚卸しにあった!

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2023/04/26

20~30代の転職とは違い、年齢相応の経験とスキルを求められるのが「ミドル世代」の転職事情。世間一般では「転職は難しい」とも言われていますが、求人は発生しており、若手と同じようにキャリアアップ転職を狙うミドル世代もいます。ミドル世代のキャリアアップ転職についての可能性を探ってみましょう。

ミドル世代の転職事情

40代以降のいわゆる「ミドル世代」。一般的には、20~30代と比べて「40代以降の転職は難しい」と言われています。
厚生労働省が発表している統計情報「一般職業紹介状況(職業安定業務統計)」で「年齢別労働市場関係指標」の新規求人倍率を見てみましょう。令和元年度のデータで、20~24歳は「2.86」、30~34歳は「2.27」と、34歳以下では1人に対して2件以上の求人がある「売り手市場」です。しかし、35歳を過ぎると少しずつ減り、40~44歳では2倍を切ってしまいます。(以下図表参照)

出典:厚生労働省 「一般職業紹介状況(職業安定業務統計)」「年齢別労働市場関係指標」 内データ「新規求人倍率」より

これは、企業が将来の管理職育成などのために若年層を募集するケースが多いことに起因しています。逆に40代以降の場合には、より高度な専門的スキルやマネジメント経験を求めることが多いために対象が限られてしまい、40代以降のミドル世代を対象にした公開求人が多く出回らないことにも繋がっています。

企業が高いスキルを持つ人材を採用するときは、求人媒体ではなく転職エージェントやヘッドハントなどを利用する傾向があるため、求人情報そのものが表に出てこないこともあります。近年は年齢・経験不問の求人も増えてはいますが、若年層の応募があった場合には先述のような考えから、そちらが優先されてしまうこともあるようです。

ただ、こうした状況の中でも、希望の職種・条件に採用されて活躍しているミドル世代はいます。では、いったいどんなミドル世代がキャリアアップ転職を果たしているのでしょうか。

ミドル世代のキャリアアップ転職は可能か

厚生労働省が公開している「令和3年雇用動向調査結果」で「転職入職者の賃金変動状況」を見ると、転職した人のうち、前職の賃金に比べて「増加した」と回答する人の割合が、40~44歳では41.4%、45~49歳は35.4%です。(以下図表参照)
このことから、40代以降のミドル世代も転職して年収・給与を減らすことなくキャリアアップ転職が可能であることが伺えます。

出典:厚生労働省 令和3年雇用動向調査結果の概況

では、キャリアアップ転職ができるミドル世代と、上手くいかないミドル世代の違いは何でしょうか。似た経歴を持っていても、転職活動の結果は分かれます。面接官に対して「この人を採用したい」と思わせるミドル世代が持つ特徴は、次のようなポイントが挙げられます。

1.希望条件が明確であり、絞りすぎていない

転職をする理由は「さらなるやりがいを求めたい」「家庭の事情で給与を上げたい」など、人によりさまざまですが、共通するところは、現状のスキルを活かして仕事がしたいから、今よりもっと良い条件で仕事をしたいからということでしょう。しかし、「あれも、これも」と希望条件を詰め込むと、応募できる求人が減ってしまいます。欲張りすぎず柔軟性を持ち、選択肢を広げて応募してみましょう。

2.自身の経験とスキルの活かし方を具体的にイメージできている

企業の人事担当者は、ミドル世代にはスキルや経験を求める傾向が強くあり、担当者が求める人物像に自分が合致しているということを具体的に説明できる必要があります。

そのためには応募先の企業と仕事内容に対して、これまでの自分のスキルと経験がどのように活かせるのかを面接でアピールすることが重要です。自身のスキルと経験を具体的に言語化し、仕事をするうえで何を強みにできるか、どんな要素を活かして即戦力になれるかを明確に語りましょう。これができる人は、人事担当者が入社後の活躍ぶりをイメージしやすくなり、採用に結び付きやすくなります。

3.謙虚である

自己アピールに力を入れることは必要ですが、高すぎる自己評価は人事担当者の印象を下げてしまいます。企業が求めるスキルや経験を豊富に持っていることを鼻高々に語るようでは、「傲慢な人柄ではないか」「扱いにくそうな人」と思われてしまいかねません。自身の活躍をアピールする際は、「周囲の協力があってこそ」といったスタンスを持ち合わせていることが重要です。
転職後に入社する会社では、年長であったとしても新入社員。その意識を持って、仕事を進められる謙虚さを持ち合わせていることも伝えられるようにしましょう。

キャリアアップ転職に成功している人は、「スキル不足ではないか」「給与額だけにこだわっていないか」「他の社員と上手くやっていけそうか」など、人事担当者が応募者に対して抱く疑問に対して、自身のスキルと経験をもとに回答しています。そのうえで、「この人はしっかりとキャリアを積み、うちの会社が求めるものに応えてくれそうだ」と思わせることができれば、ミドル世代のキャリアアップ転職は難しいものではないのです。

キャリアアップ転職のための「自分の棚卸し」

ミドル世代のキャリアアップ転職ではスキルと経験を適切にアピールすることが重要ですが、どう伝えられると良いのでしょうか。キャリアアップ転職を成功させるために必要なカギは「自分の棚卸し」。次のようなステップでやってみましょう。

1.前職での「棚卸し」

人事担当者に「欲しい人材だ」と思ってもらうには、まずは自身のスキルと経験を明確にしましょう。そのためには、自身の過去のキャリアを「棚卸し」する作業が重要です。業務内容から管理職経験、業務効率化の取り組みといった定性的な実績なども洗い出して整理します。整理した中から自分の強みを客観的に捉え、即戦力になることを具体例を交えながら伝えましょう。
積み重ねてきたものを整理すれば、自分が「企業が求める人物像に当てはまっているか」が分かるため、成功する転職に近づきやすくなります。

2.ミスマッチを防ぐための企業研究

どれほど「自分の棚卸し」ができても、応募する企業がそれらを求めていなければ、アピールポイントにはなりません。また、採用されたとしても、自分のスキル・経験とは一致しない仕事ばかりで、「こんなはずではなかった」と後悔することになってしまうケースもあります。自身と会社とのミスマッチを防ぐためにも、自身の棚卸しと並行して、企業研究をしっかり行いましょう。

3.条件の優先順位づけ

転職先に今より良い条件を求めることは問題ないですが、先述のとおり「あれも、これも」では応募する範囲も狭まり、自分の可能性を自分で狭めてしまうことになってしまいます。転職条件の中でどうしても譲れない点の優先順位をつけることで、スムーズに転職を進められ、自身で納得のいく職場に巡り合える確率が高まります。

まとめ:ミドル世代は自身の棚卸しで「自信」を持って転職を

自身の仕事について棚卸しを行い、整理して相手に伝えられるようになれば、自分のキャリアに対する「自信」もつくでしょう。社会はまだまだミドル世代を求めています。胸を張って自身の「棚卸し」を行い、自信を持ってキャリアアップ転職を実現しましょう。

ライタープロフィール

株式会社ライトアップ

 

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