派遣社員から正社員になるのは可能?直接雇用を目指す方法とプロのアドバイス

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2026/10/13

※本記事は2024年8月7日公開の内容に、2026年10月時点の最新情報を加えてアップデートしたものです。

派遣社員として働いている会社で「できれば長く働き続けたい」「正社員を目指したい」と思うことはありませんか? 派遣社員として働ける期間には定めがありますが、条件や方法によっては現在の派遣先企業で直接雇用(正社員・契約社員)へ切り替えたり、転職で正社員を目指したりして、長期的に活躍できるチャンスがあります。
今回は、派遣社員と直接雇用の違い、メリット・デメリット、直接雇用を目指す具体的な方法とともに、ランスタッドで派遣からのキャリアチェンジ(正社員登用)を支援するキャリアコンサルタントのアドバイスをご紹介します。

今回のアドバイザー

野口 慎平(のぐち しんぺい)

ランスタッド株式会社
東京営業本部 東京スタッフィングパーム課 課長

派遣コンサルタントとして長年現場に携わり、派遣スタッフから寄せられる「正社員になりたい」という悩みに数多く向き合う。その経験から、派遣社員や契約社員からの正社員転職を専門にサポートする「キャリアチェンジ転職」チームの立ち上げに参画。未経験からの正社員転職やキャリアアップなど、個々に合わせたオーダーメイドの伴走支援を行っている。

派遣社員と直接雇用の違い

派遣社員と直接雇用では、主に以下2点の雇用契約の違いがあります。

  • 1.契約の締結先:派遣社員は派遣会社(ランスタッドなど)と雇用契約を結びますが、直接雇用は実際に勤務する企業(派遣先)と直接雇用契約を結びます。
  • 2.働き方と指揮命令関係:直接雇用は雇用契約を結んだ企業の指示のもとで働く一方、派遣社員は雇用関係のある派遣会社から企業へ派遣され、派遣先の指示を受けて業務を行います。

また、派遣社員にはいわゆる「3年ルール(派遣法上の期間制限)」が存在します。これは同じ派遣先の同一組織単位(「〇〇課」など)で派遣社員として働ける期間を原則最長3年とするルールです。部署を変更すれば継続して働くことも制度上は可能ですが、同一の部署・職種で3年を超えて働き続けることはできません。

ただし、同じ職場で長く働く派遣社員に対しては、派遣先企業に「雇用努力義務」、派遣会社に「雇用安定措置」が課されます。そのため、3年を迎えるタイミングは派遣先での直接雇用やキャリアチェンジへ切り替える絶好の機会となります。

【プロのアドバイス】3年ルールを「チャンス」にする捉え方

現在の派遣先で正社員を目指す場合

3年ルールというと「いられなくなってしまう期限」とネガティブに捉える方が多いですが、実は企業にとっても「優秀な人に長く残ってほしい」と考えるタイミングです。満了が近づく前の段階から、直接雇用になりたい意思を明確に伝え、日頃から周囲と良好なコミュニケーションを築いておくことが大切です。

新たな正社員求人に挑戦する場合

次の勤務先への転職を検討されている場合には、3年間の派遣先での勤務を経て自分が得た経験と実績やアピールできる内容を棚卸しておきましょう。そのうえで、通勤距離やリモートの有無、年収や仕事内容など、自分が転職で何を一番大切にしたいかの「転職の軸」を明確にしておくことが、入社後のミスマッチを防ぐ最大の鍵になります。

派遣社員から直接雇用になるメリットとデメリット

派遣社員から直接雇用へ切り替わる際には、それぞれメリットとデメリットが存在します。

【メリット】安定した雇用環境と待遇面・キャリアの広がり

直接雇用(特に無期雇用の正社員)になれば雇用が継続的になり、収入の安定につながります。契約満了の不安が解消される点は大きな安心感となります。また、派遣社員では契約範囲外だった責任ある業務やプロジェクトを任されるようになり、仕事の幅やキャリアの選択肢が大きく広がります。
さらに現在では同一労働同一賃金ルールが定着しているため、契約社員などの段階であっても正社員との不当な格差は解消されつつあり、賞与や手当面での待遇改善も期待できます。

【デメリット】自由度の変化と期待される責任の増加

一方で、直接雇用になると勤務時間や休日などの自由度が下がる場合があります。残業や異動・転勤の可能性が発生することもあるため、ワークライフバランスの維持には注意が必要です。また、派遣会社の福利厚生から企業の福利厚生に移行する際、一時的に制度内容が変わる場合もあります。

プロのアドバイス】正社員化・打診時に「必ず確認すべき」条件

現在の派遣先で直接雇用の打診を受けた場合

打診された際、目先の提示年収だけでなく、今後の昇給率や将来のキャリアパス(マネジメントへの挑戦機会や職種の専門性が実現できるかなど)を必ず確認してください。派遣から直接雇用になると残業が増えるケースや、賞与比率が高く月給ベースでは一時的に下がるケースもあるため、長期的に見て納得できるか確かめることが大切です。

新たな正社員求人の選考を受ける場合

提示された労働条件だけに惑わされず、自分が設定した「転職の軸」に合っているか冷静に判断しましょう。何でもかんでも条件を求めすぎず、譲れない軸に沿って選ぶことが、入社後に後悔しない転職につながります。

派遣社員から直接雇用を目指す4つの方法

3年ルールの満了を待つ以外にも、以下の3つのアプローチで直接雇用を目指すことができます。

  • ・方法1:紹介予定派遣で働く
    最長6カ月の派遣期間終了後、本人と派遣先企業の双方が合意した場合に直接雇用(正社員または契約社員)へ切り替える制度です。事前に職場の雰囲気や業務内容を確認した上で正社員を目指せるため、ミスマッチが少ないのが特徴です。
  • ・方法2:派遣先の社員登用制度を利用する
    派遣先に正社員・契約社員への登用制度がある場合、実績や登用試験を経て直接雇用へステップアップできます。
  • ・方法3:派遣先企業から直接雇用の打診を受ける
    日頃の勤務評価が高く、「今後も長く活躍してほしい」と評価された場合、企業側から直接雇用のオファーを受けることがあります。評価を受けたら、まずは派遣元(ランスタッド)の担当者に相談し、契約条件の精査や移行のタイミングを調整しましょう。
  • ・方法4:正社員案件への応募をする
    今の職場での登用を待つだけでなく、転職エージェントなどを通じて「最初から正社員を募集している求人」へ自ら応募する方法です。これまでの派遣で培った業務経験やスキルをアピールすることで、異業界・異職種であっても正社員としての採用を目指せます。

【プロのアドバイス】正社員化を引き寄せる「実務のコツ」と「自己PR」

現在の派遣先で正社員を目指す場合

指示されたオペレーションをこなすだけでなく、日々の業務の中で自ら進んで工夫や改善を提案した実績を作ることが、企業が正社員登用を決める大きな決定打になります。企業側には「正社員に期待する役割や働き方のライン」と「派遣社員として期待するライン」の明確な線引きがあります。「派遣だったらぜひ雇い続けたいけれど、正社員化までは考えられない」と思われないためにも、正社員として責任ある業務を任せられる姿勢を示していくことが重要です。

新たな正社員求人に挑戦する場合

一般的な事務作業よりも、経理や労務といった専門的なハードスキルや、一貫した職歴があると高く評価されます。ブランクがあったとしても「子育てで働けなかった」などの合理的な理由があれば企業側も納得してくれます。単に「やったこと」だけでなく「業務を通じて会社にどう貢献・改善できたか」を言語化してアピールするのが成功のコツです。

キャリアチェンジに悩んだら:ランスタッドのコンサルタントに相談しよう

派遣社員から正社員を目指す際、「自分にはどんな方法が合っているのか」「今の職場で正社員を目指せるのか」と悩む方も多いでしょう。そんな時は、一人で抱え込まずに人材のプロであるコンサルタントに相談するのが近道です。
ランスタッドでは、派遣求人のご紹介はもちろん、派遣社員から正社員を目指す「キャリアチェンジ支援」を積極的に行っています。派遣としての勤務中のフォローアップから、紹介予定派遣、正社員求人へのアプローチまで、あなたの希望に寄り添った最適なキャリアパスをサポートします。

【コンサルタントからのメッセージ】

「自分は派遣だから正社員は難しいかも...」と諦める必要は全くありません。今すぐ確実に正社員になりたい方だけでなく、「正社員に少し興味がある」「自分の可能性を知りたい」といった迷っている段階の方も大歓迎です。ランスタッドでは選考ごとに丁寧な面接対策を行うなど、一人ひとりに寄り添って万全の準備をサポートします。あなたに合った最適な選択肢を一緒にお探ししますので、ぜひお気軽にご相談ください。

正社員として、長く安心して働ける未来へ。

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これまでの経験を活かして、次のステージへステップアップ。ランスタッドが、あなたの経験と希望にぴったりなお仕事をご紹介します。

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