働き方が多様化する中で、自分にぴったりのキャリアを形成するには？キャリア形成のヒントをお伝えします

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2023/04/19

経済の動向やテクノロジーの発展が複雑になり、求められる能力が多様化していく中、キャリア形成も多様化が進んでいます。単なる仕事の経験というだけではなく、キャリアについてどのように考え、行動して、今の経歴を積んでいるのかを重視される場面も。そこで重要になるのが、自分がどのようなキャリア形成をしていくのかを自分自身で考えて決めていくことです。
今回は、一人ひとりに合ったキャリア形成をするための考え方をお伝えしていきます。

今の会社でキャリア形成はムリ？そう感じたときに考えたいこと

近年、働き方の多様化が進んだことで、働き手にとっての選択肢は増え続けています。そして選択肢が増えた分、どうすればより良いキャリアを形成できるかを自分で考えていかなければならない場面も増えています。

そんなときに注意したいのが、勢いで転職を決断してしまうこと。現職で働き続けるか迷うのは自然なことですが、勢いで転職してしまうと後で「こんなはずではなかった」と後悔してしまうことも多いのです。

転職の決断前に重要なのが、現状の整理です。転職して得られるキャリアはなかなか見えづらいですが、逆に現在の職場で築けるキャリアは把握しやすいはず。
上司や管理職など、社内の先人たちがどのようなキャリアを形成しているのか。そこから自分が描きたいキャリアとの違いを比較し、自分の今後を見極めていきましょう。もし、あなた自身、どのようなキャリアを望んでいるのかがわからない場合は、キャリアプランを作成することから始めてみてはいかがでしょうか。

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最も重要視したい価値観は？キャリアアンカーを確認しよう

キャリアの選択で重要なのは「自分がどうなりたいか」です。ただ、実際にキャリア形成の際には、選択肢のデメリットについて考えることも重要です。つまり「キャリアを選択する際、最も重視される価値観（条件）があるのではないか」ということです。これを「キャリアアンカー」といいます。

例えば、現在17時定時で帰宅できる事務職として働いている場合。年収を上げるために営業職への転職を考えたときに、年収UPの条件は叶えられるものの、営業職の場合は17時定時で帰宅できるという環境を失ってしまう‥‥などの可能性があります。
これらの条件を比較し、それぞれどちらを優先すべきか検討していくことが大切です。

実現したいキャリアのメリットばかりに目を向けてしまうと、後々に見えていなかったデメリットが判明し、キャリア形成の途中で挫折してしまう場合があります。また、実現できてもデメリットが多く、前職の方が良かったと感じてしまうような結果になってしまうこともあります。

キャリアアンカーには、(1)専門・職能、(2)職務管理、(3)自律・独立、(4)保障・安定、(5)起業家的創造性、(6)奉仕・社会貢献、(7)挑戦、(8)ライフスタイルの8種類があります。
自分が譲れない価値観がどこにあるのかを知ることは、キャリア選択の判断基準となりますので、自身のキャリアに悩まないためにも押さえておきたいポイントです。

自分の市場価値を知ることがキャリア形成への近道！

キャリア形成をするときに注意したいのが、それぞれのキャリアにはそれぞれの市場価値があるということです。そして、その価値は常に変動しています。

過去にどんなに苦労して身に付けたスキルであっても、既に多くの人が身に付けているスキルであれば価値は低くなってしまいます。一方で、思わぬ経験が貴重なキャリアとして高く評価されることもあります。また、自分の目指すキャリアが、必ずしも市場から求められるものとは限らないことにも注意が必要です。

キャリアを考える際には、まずご自身の今までの経験やスキルを棚卸しすることが有効です。どんな業界、職種、仕事内容で、どんな組織、チームの中で、どういう役割を持って、どんなシステムを使いながら働いていたのか。今までの経験を書き出してみましょう。その際に、これまでの経験が今の会社以外でも通用するものなのかどうかについても確認することも大切です。

また、自分のキャリアを断片的に考えるのではなく、一つの大きな流れで捉えることも重要になります。今までのキャリアを市場価値と照らし合わせ、転職した場合にどう活かしていけるのかを考え、選択肢を増やしていきましょう。

まとめ：「キャリア形成の場」の判断基準

今回は、一人ひとりに合ったキャリア形成をするための考え方をご紹介しましたが、キャリアの棚卸しや現在の経験やスキルの可視化は、中々ひとりで考えるのは難しいもの。

今までのキャリアの棚卸しや、今後のキャリア形成に迷ったときには、さまざまな企業やキャリアに精通したエージェントを利用するのも一つの手です。あなたがどんなキャリアを築いていきたいのか、そのために今どんな選択をすると良いのかなどのアドバイスをもらうことができます。自分が心地いいと感じる環境で活躍するために、ぜひエージェントをご活用ください。