未経験でもエンジニアになれる? コンサルタントが語る転職成功法

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2019/07/12

慢性的に人手不足と言われているエンジニア業界。
同時に"手に職をつけて活躍したい"と、エンジニア職を目指す人たちも増加傾向です。
「有利に転職を成功させるには?」
「未経験でもエンジニアとして活躍できる?」
今回はエンジニア転職を専門に支援しているランスタッドのコンサルタントから聞いた、エンジニア転職の成功法をお伝えします。

エンジニアは超売り手市場

経済産業省の『IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果』によると、今後、IT活用のさらなる高度化・多様化が予想され、同時にIT人材の不足が問題となりつつあります。
少子高齢化の影響で労働人口の減少も見込まれ、どの企業もIT人材の確保に躍起になっています。IT人材の不足数は2020年には4.8万人、2020年には36.9万人、2030年には78.9万人にも達すると予想されています。
このような状況の中で、より有利に転職する方法をご紹介します。

業界は慢性的な人手不足

IT業界は人手が常に足りていない現状があります。エンジニアの数が不足し、業務量とマンパワーのバランスが偏ってしまう、また、ビジネスチャンスを逃すなどのデメリットに悩む企業も少なくありません。

企業の採用意欲は高く、業務未経験の人でもエンジニアとして採用したい企業が増えています。「エンジニアとして活躍したい」という熱意のある人なら、基本的な知識は採用後に学んでもらうとして、まず人材を確保したいと考える企業も多いのです。
今、もっともチャンスが大きいのは35歳ぐらいまでの年齢層です。開発やリーダーの経験などがあれば仕事選びの選択肢が広がります。

未経験でもエンジニアになれるか

「手に職をつけたい」と未経験からエンジニアを志望する人は増えています。
パソコンやスマートフォンが身近になる中で、触れる機会が多いアプリやゲームなどのプログラミングへ興味を持つ人や、これをきっかけにインフラなどの基盤系を知り、エンジニア業務に興味を持つ人も増えています。

エンジニアはプログラム言語などを習得すれば、幅広い職場で活躍できる職業です。文系大学の出身でも十分に活躍できますし、コールセンターや営業の業務経験などで得たコミュニケーションスキルや交渉力は、エンジニアの仕事でも必要とされる機会は多々あります。

転職を有利にする資格・スキル

資格を取得することで、IT知識、技術を客観的に証明でき、転職活動を有利に進めることができます。履歴書に書けるアピールポイントとしても有効です。
もしエンジニアを目指すために何をすれば良いか迷っているなら、自分の得意領域をアピールできる資格取得の勉強をスタートしてみてはいかがでしょうか?

業務未経験、学生の方におすすめ『国家資格』

■情報処理技術者

経済産業省が情報処理技術者としての知識や技術が一定の水準にあることを認定する国家資格です。情報システムに関する知識を基礎から体系的に学べるので、業務未経験の方におすすめの資格です。

■情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)

悪質なランサムウェアなど、サイバー攻撃から企業の大切なシステムを守るサイバーセキュリティの知識や技術を保有していることを証明できる資格です。

経験者向け

■ネットワークエンジニアの経験がある人におすすめ《CCNA》

ネットワークの実務知識があることを証明するシスコ技術者認定資格です。仮想化、自動化、アナリティクス(情報分析)、クラウドの4つの分野を学習できます。

■サーバー構築・管理の経験がある人におすすめ《LPIC-1》

《LPIC-1》はLinuxのシステム構築、運用技術を図る資格です。企業でサーバーの管理・保守や、クラウドシステムの設計などに関わっている人向けの資格です。



資格を取得したら、効果的にあなたをPRできる履歴書を作成してみましょう。下記のコンテンツでは、転職に役立つ履歴書の書き方についてご紹介しています。

参照記事:履歴書に書くべき資格、書かなくてもいい資格と正しい書き方

エンジニア転職を成功させるおすすめの方法

エンジニアの仕事は専門性が高いので、一般的な転職サービスではなく、エンジニア向けに特化している転職サービスを活用することをおすすめします。

エンジニア向けの転職サイトを活用する

良いサイトを見分けるには、働きたい職種がきちんとカテゴリー分けされているかどうかをチェック。類似の職種と一緒にまとめられているのではなく、きちんと分類されて掲載されているサイトが良いでしょう。カテゴライズが不明瞭だと、入社後に希望しない業務や専門外の仕事を任せられるなどのミスマッチにつながる恐れがあります。

地方都市の場合 転職フェアに参加してみる

「ほとんどの会社が東京にあるのでは?」、「地方都市は企業が少なく、採用枠がないのでは?」と、エンジニアは東京でしか活躍できないというイメージを持っていませんか? 実は地方都市でこそしっかり活躍できるのがエンジニアです。

地方には大手メーカーの支社や工場がある場合が多く、そこでエンジニア職を募集するケースもよくあります。大手企業だと全国の拠点がネットワーク化され、どこの都市にいても仕事ができるインフラが整っている場合がほとんどです。
年収は東京の方が高めになる傾向はありますが、家賃などの物価を考えると、むしろ地方の方が暮らしやすいということもあります。

もし疑問や不安がある場合は、各都市で開催されているエンジニア向けの転職フェアや合同企業説明会へ参加してみましょう。企業の人事担当者に直接話を聞くことができますので、有意義な情報収集ができますよ。

総合人材会社に相談する

人材会社を選ぶときは、エンジニア転職を専門に扱う部署があり、キャリア支援に力を入れている会社を選ぶと良いでしょう。そういった会社の場合は、エンジニアの知識・経験を備えたエージェントがいるはずです。専門知識のあるエージェントなら、目指したいポジションや職種などの要望にきめ細かく対応してもらえるでしょう。

また、書類やデータだけでは推し量れない、企業と人材の相性を考慮した転職支援を期待できます。エンドユーザーと直接取引していることから、社内SEなどの人気職種の求人が多いことも特徴です。

未経験からエンジニア転職を目指す場合も、学習支援の制度や設備があれば、それらを利用して必要なスキルを学ぶことができます。また、正社員や契約社員、派遣社員など、さまざまな就業スタイルで働きながらステップアップすることが可能です。

■ランスタッドのエンジニア転職の場合

ランスタッドの場合、直接、企業からの求人依頼を専門コンサルタントが扱っていますので、情報は確実、正確です。

また、転職を通じて「エンジニアとして成長したい」、「やりがいのある仕事をしたい」といったご要望にも対応します。

企業によってはランスタッド経由で転職した"先輩社員"がいる場合もあり、業務や職場について詳しく話を聞けるメリットもあります。
就業後も担当が継続してフォローするなど、バックアップ体制も万全です。

■ランスタッドのエンジニア転職の特長

(1)e-learning
基本的なスキル・知識を学ぶことができるほか、マネジメントや折衝、見積もりの作成など、より上流を目指せる学習メニューです。
(2)システム開発センター(宇都宮・名古屋)
エンジニア専門の教育施設「システム開発センター」では、開発・インフラの知識を多くの人に学んでもらうとともに、エンジニアを目指す人たちの転職支援を行っています。

■ランスタッドで未経験からエンジニアへ転職した例

エンジニアとして勤務経験がなくても、それまでの業務で培ったスキルや知識を活かして、エンジニア転職を実現した人も少なくありません。
例えば、携帯販売からエンジニアへ転職した人の場合ですが、接客業務を通じて得たコミュニケーションスキルをテクニカルサポートの仕事にも役立てることができ、職場で活躍していらっしゃいます。

年齢
・性別
前職現職
35歳
・男性
機械メンテナンス(年収350万円) 正社員/テクニカルサポート(5年)を経てインフラSE(550万円)
33歳
・男性
携帯販売(年収350万円) 契約社員/テクニカルサポート(年収400万円)
26歳
・女性
テレフォン・オペレーター(年収250万円) 契約社員/システム運用保守(年収350万円)
24歳
・男性
アルバイト(250万円) 正社員/カスタマサポート(3年)を経てインフラSE(年収450万円)

ランスタッドでエンジニア転職した人のインタビューを読む



エンジニア転職を成功させる方法は一つではありません。複数のサービスを選んで利用するのが賢い方法と言えるでしょう。自分の性格やスキルにあった業務内容、ポジションを目指して、より良い転職を実現させてください。

キャリアHUB編集部

*本記事は2017年7月13日に公開した内容を再編集して掲載しております。

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