派遣法の「Q&A」第3集を公表、厚労省  注目は「教育訓練で派遣元が派遣社員に支払う賃金」

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2016/05/31

 昨年9月30日に施行された労働者派遣法(平成27年改正)について、厚生労働省は5月30日付で、派遣元事業者を中心に各都道府県労働局に問い合わせの多かった質問11項目の「Q&A」第3集を公表した。2月3日の第1集(14項目)、3月31日の第2集(36項目)に次ぐ対応で、計61項目となった。

 第3集の「Q&A」は、(1)期間制限関係、(2)雇用安定措置関係、(3)キャリアアップ措置関係、(4)紛争防止措置関係――の4テーマで構成されている。

 今回の内容で注目されるのは、キャリアアップ措置にあたる「教育訓練」の項目で、「派遣元の業務命令で段階的かつ体系的な教育訓練を行う場合の派遣社員に支払う賃金」に関する考え方。これについて厚労省は「原則として通常の労働の場合と同額とすべきである」との見解を示した。

配信元:アドバンスニュース

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