仕事が楽しいと人生が変わる、今の仕事を楽しむ方法とは?
家族のため、お給料のため、やりがいのため等、仕事を続ける理由は人それぞれですが、仕事を「楽しい」と感じる人と、「楽しくない」と感じる人の違いはどんな部分にあるのでしょうか?ここでは、この両者の違いについて調べ、職種や業界に関わらず、今の仕事を楽しむ方法をまとめました。
「楽しんでいる人」と「楽しめていない人」の違い
そもそも仕事を楽しいと感じられる方と、楽しくないと感じてしまう方にはどのような違いがあるのでしょうか。それぞれの特徴を見ていきましょう。
仕事を楽しんでいる人の特徴
仕事が楽しいという方には、いくつか共通した特徴があります。その特徴を具体例を挙げてご紹介します。
■周囲との人間関係がうまくいっている
過度なストレスは仕事を楽しめなくする要因の一つです。中でもストレスの原因となりがちなのは人間関係ですから、それが円滑な方ほど、仕事に対するストレスが少なく、楽しいと感じているようです。
人間関係は自分の努力だけではどうしようもない、と思う方もいらっしゃるかもしれませんね。しかし、人間関係がうまくいっている方は、そのためのコツを掴んでいます。基本的なところでは笑顔できちんと挨拶をしたり、対応することなどが挙げられます。自分自身を変えることで、相手の態度が柔らかく変化することもあります。人を変えることは難しいですが、自分が変わるのは努力次第です。人は自分を写す鏡だと思って、自分自身を振り返ると、何か気づきがあるかもしれません。
関連コンテンツ「仕事の人間関係で悩む方への的確で分かりやすいアドバイス」もご覧ください。
■自分なりのやりがいを見出す
仕事をする上では重要な才能の一つです。嫌々する仕事は楽しくないだけでなく、その様子は周囲にも伝わってしまいます。自分のやりたい仕事ばかりができるとは限りません。自分に起きている出来事には必ず意味があります。
好きな仕事ができないと考えるのではなく、今、携わっている仕事に真摯に向き合い、やりがいを見出すことが、仕事を楽しくするためには欠かせません。
■困難に対してポジティブである
仕事に困難はつきものです。難しい課題や急なトラブル、時には災害もあるでしょう。そのようなとき、できない理由を述べるのではなく、解決する方法を考えるポジティブさが求められます。
困難を一つ一つ乗り越えていくことで、周囲からの評価、そして自信にもつながります。自信が持てるようになれば、満足度も上がり、仕事がより楽しくなり、自身の成長にも繋がっていきますよ。
仕事が楽しめていない人の特徴
では、逆に仕事を楽しめていないという方にはどのような特徴があるのでしょうか。
■他人と比べたがる
他人と比較しても、自分にとってメリットが無いどころか、むしろマイナスです。自分より優秀な方と比べて、自信を無くしたり、自己嫌悪に陥ったり、嫉妬や羨ましさを感じて余計に自分を追い詰めてしまうだけです。自分と他人とは個性が違います。比較するよりも、自分をどう活かすかを考えた方が、楽しく仕事に取り組めます。
■人間関係をうまく構築できない
先程もご紹介したように、時に人間関係は仕事のストレスになります。しかし、他人に不満を感じたときに、一度立ち止まって考えてみてください。自分は相手のことをきちんと理解していますか?人間関係は一方通行ではありません。双方向のコミュニケーションが取れて初めて、関係性が構築されます。
感情に任せて相手を嫌いだと判断する前に、相手はどのような考えがあってそのような言動に至ったのかを相手の気持ちになって考えましょう。そして、冷静になってから、人間関係をより良くするために、自分に何ができるのか思いを馳せてみましょう。
■大きなやりがいを求めすぎている
仕事への不満として「やりがいがない」とおっしゃる方もいます。しかし、そもそもやりがいとは何でしょうか。最初は、些細なことでもよいので、楽しみを見出し、前向きに取り組んでください。それをやり切っていくうちに、自分も成長し、仕事へのやりがいへと繋がっていくでしょう。どのような仕事に対しても、まずは好きになり、面白さを見つける努力をしてみてください。
仕事が楽しくない、という方はまずその理由を考えてみてください。
自分ではどうしようもないことばかりではありません。同じ部署で同じような仕事をしていても、それを楽しんでいる方と、楽しめていない方がいるのはなぜでしょうか。多くの場合、その原因は仕事や人間関係に対するそれぞれの気持ちや、日々の行動の積み重ねによるものなのです。
仕事や人生を楽しいものにするためには、くよくよ悩んだり、誰かのせいにしたりしてしまう自分を許してあげてください。そして、その後に何故そう思ってしまったのかを考えて、出来事を自分のプラスになるよう、気持ちを切り替えていってあげてくださいね。
仕事を楽しむ方法とは?
次に「どのような態度で仕事に臨めば、仕事を楽しいと思えるようになるのか」をご紹介します。
仕事の流れを把握し、大きな目標を把握する
仕事では、つい自分の手元にあることばかりに目がいきがちです。しかし、手元の作業にばかりとらわれるのではなく、部署全体、会社全体の中での自分の役割を意識することが大切です。これをきちんと意識することで、自分に何が求められているのか、自分に何ができるのか、手元にある仕事の意味を考えるきっかけになります。部署の目標や経営目標を把握し、目標を達成するための方法を検討し、1つ1つ実行していきましょう。
コミュニケーションの重要性を認識する
人間関係がうまくいっていない職場では、ついコミュニケーションをとることを怠りがちです。しかし、これでは人間関係が悪化するだけです。人間関係に問題を抱えている時ほど、コミュニケーションを密にとり、円滑に物事が運ぶようにする必要があります。そのためには、朝礼やミーティングなど、きちんと顔を合わせて意見を言える場所を準備すること、笑顔で挨拶をきちんとすることなどを心掛けましょう。
職場以外でのストレスを減らす
ここでいうストレスとは肉体的なものも含みます。精神的か肉体的かに関わらず、疲れた状態では、よい仕事はできません。仕事が楽しくない分、余暇を満喫したい、とおっしゃられる方もいらっしゃるかもしれませんね。
しかし、多くの企業では週休2日で、残りの5日は仕事です。人生で多くの時間を費やす仕事の時間が楽しくなければ、いくら休日が充実していても、自分にとって良い人生とはいえないのではないでしょうか。余暇を充実させることはもちろん、平日も十分に睡眠を取り、心身ともにエネルギーに溢れた状態で仕事に臨んでみてください。今までとは違った働き方ができるかもしれませんよ。
ストレス発散のヒント「仕事に疲れてしまった時の「オフ」の使い方」もご参考になさってください。
自分の気質を把握する
自分の性格、きちんと把握していますか?おおらかな方、神経質な方、明るい方、ネガティブな方、様々いらっしゃると思います。楽しく仕事をするためには自分の性格をきちんと把握する必要があります。そうすることで、自分の性格にあったアプローチで、仕事に取り組むことができます。
自分の性格がよくわからない、という方は、就職活動でよく話題にあがる自己分析の手法や、エニアグラムのような性格診断の手法を用いてみても良いでしょう。
人によっては、「仕事」、「働くこと」には辛く苦しい、面倒であるといったネガティブなイメージを持っているように思います。しかし、「働く」の語源は「傍(はた)にいる人を楽にすることだ」と言う説もあるように、仕事は自分のためだけにするものではありません。
人生のうち仕事の時間が占める割合は6~7割といわれています。それならば人の役に立つというやりがいを感じつつ、自分自身が今後どうなっていきたいかを想像しながら未来を紡いでいく時間にしませんか。
そうすることで、働くことがより楽しくなっていきますよ。
*本記事は2016年10月12日に公開した内容を再編集して掲載しております。
ライタープロフィール
市原 冴也香
人材系企業で、営業アシスタント、キャリアコンサルタントを経験。U理論に出会い、過去の延長線上ではない未来の創り方を学ぶ。現在は独立し、過去の自分を無いものに するのではなく、人間関係をキーにしながら、既に自分の中にある可能性に気付いた上で、自分らしさと愛おしさに満ち溢れた人生を創る為のコーチングサービ スを20代、30代の方を中心に提供中。
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