職務経歴書はパソコン入力がオススメ!書き方やポイントを解説します!

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2023/06/28

職務経歴書はこれまでの経験やスキルについての具体的に記載して、アピールするための書類です。本記事では、職務経歴書と履歴書との違いから、職務経歴書のフォーマット、書き方のポイントについて解説します。

《目次》

▼職務経歴書と履歴書の違い?

▼職務経歴書のフォーマット

・手書きではなくPCがおすすめ
・サイズ、枚数
・書体・文字の大きさ

▼職務経歴書に記載する項目

▼職務経歴書の書き方例

▼職務経歴書を作成する前に整理したいポイント

▼まとめ

職務経歴書と履歴書の違い

求人募集を行っている企業は、履歴書と一緒に職務経歴書の提出を求めるケースがあります。履歴書にも職歴を書く欄があるので、「なぜ、職務経歴書が必要なの?」と疑問に思う人もいるでしょう。

履歴書の職歴欄は、基本的なプロフィールを確認するための書類です。自己紹介のような役割を果たす履歴書に対して、職務経歴書はこれまでの経験やスキルについての具体的に記載して、アピールするための書類となります。
企業側も、自社が求めている職務経験や能力を応募者が持っているか判断するために、職務経歴書の提出を求めることが多くなっています。

・履歴書:応募者のプロフィール情報を中心にまとめる書類
・職務経歴書:応募先の企業に業務経験やスキルを具体的にアピールするための書類

職務経歴書のフォーマット|サイズ・枚数・文字の大きさ・書体

職務経歴書の作り方は、基本的に自由です。ただし、採用担当者にとって読みやすいものであること、そして、応募者が自身のスキルを的確にアピールする必要があります。いくつかポイントを紹介しましょう。

■手書きではなくPC
職務経歴書は文章量が多くなることから、パソコンで入力するケースが多いです。文字の大きさや行間を整えることが可能で、手書きよりも読みやすい職務経歴書を作成することができます。原則、パソコンで作成しましょう。
ただし、手書きが必ずしもNGというわけではありません。家にパソコンがないなどの事情がある場合は、市販の職務経歴書用紙を購入しましょう。

■サイズ
パソコンで作成する場合、A4縦サイズ、白無地の用紙に横書きで作成することを推奨します。
手書きの場合は、市販されている手書き用の職務経歴書、または罫線入りの紙を使用すると書きやすいでしょう。

■枚数
1~2枚が理想的です。多くても3枚以内にまとめるようにしましょう。
採用担当者は一度にたくさんの応募書類をチェックします。長すぎる文章は読まれにくく、簡潔にまとめる能力が低いと思われてしまうこともあります。

■文字の大きさ
パソコンで作成する場合の文字の大きさは、標題や見出しをのぞく本文で、10.5~12ポイントとしましょう。Wordを開いたときの標準サイズの10.5ポイントでは、読みにくさを感じる人もいますから、11~12ポイントでの作成がおすすめです。読みやすい職務経歴書にするために、見出しの書体は文字をやや大きめにする・太文字にするなどしてメリハリをつける工夫をすることも良いでしょう。

■書体(フォント)
書体は特に決まりはありませんが、ゴシック体や明朝体がおすすめです。書体については、書類全体のフォントが統一されていると、採用担当者が見たときに綺麗に見えますので、書類が完成したら、書体が統一されているか、文字の大きさが整えられているかなども確認するようにしましょう。

職務経歴書に記載する項目|職務要約・職務経歴など

職務経歴書に記載すべき内容①~⑤について見ていきましょう。

①日付・氏名
②職務要約
③職務経歴
④資格
⑤活かせる経験・知識

①日付・氏名
日付は職務経歴書の提出日を記載します。持参する場合は持参日・郵送する場合は投函(とうかん)日が提出日になります。また、日付の下にはフルネームで氏名を記入します。

②職務要約
具体的な職務経歴を記載する前に、まずは、自分自身のスキルをシンプルにわかりやすく相手に伝えることを心がけましょう。自分の伝えたいことを一方的に書くのではなく、募集内容に関連する内容に絞ってコンパクトにまとめます。

③職務経歴
職務経歴では、一つの職務で下記のa~dまでの4つの項目を記載するようにします。また、応募する求人に記載されている「仕事内容」や「求める人物像」などにマッチしている経歴を中心に整理していきましょう。

a. 企業名
(株)などの略称を使わず、正式名称を記入します。

b. 事業内容
「◯◯の製造・販売」「◯◯の運輸事業」など、勤務先の事業がイメージできる情報を記入します。
※企業のホームページを参照

c. 期間
業務を担当していた期間を年月の単位で書きましょう。「2019年11月~2020年4月」など。
現在もその仕事に就いている場合は「2019年11月~現在」と記載します。

d. 職務内容
どのような仕事を担当していたか、箇条書きでシンプルに記入します。「どこで」「誰に対して」「どのような業務を行ってきたか」などわかりやすく記入することが書き方のポイントです。

④資格
募集要項で求められている経験・スキルに関連するものを先に記載しましょう。略称ではなく正式名称で記載します。「普通免許」の場合は、「普通自動車第一種免許」。また、履歴書に書ききれなかった資格もこちらにはすべて書きましょう。取得予定の資格があれば、「○年○月 □□□取得予定」と添えても構いません。

⑤活かせる経験・知識
経験した業務における工夫や成果を書いていきます。応募先の企業で活かせる経験や資格、スキルなどは重要なアピール材料になりますから、優先して記載するようにしましょう。
派遣社員の場合は、職場の人間関係を早く築くこともポイントになりますから、コミュニケーションスキルについてもアピールできたらいいでしょう。

派遣社員としての職務経歴がある場合

派遣社員として職務経験がある場合は、職務経歴に次の項目を記載します。

・派遣期間
・派遣先(就業先)
・派遣元(派遣会社)
・派遣先の事業内容
・職務内容(実績・評価された点などがあれば添える)

職務経歴書の書き方例

職務経歴書の書式|編年体式・逆編年体式・キャリア式

職務経歴書には主に3種類の書式があります。記載する内容や書きやすさに合わせて、ご自身に合った書式を選びましょう。

  • 1. 編年体式(上記の職務経歴書)
  • 2. 逆編年体式
  • 3. キャリア式

1. 編年体式
「編年体式」は、もっとも多く使われている書式で、時系列で古い経歴から順に書く基本のスタイルです。経歴が少ない方はこの形式から作ることをおすすめします。

2. 逆編年体式
「逆編年体式」は、「編年体式」とは逆に直近の経歴を上から順に書くスタイルです。希望しているお仕事に近い経歴が直近にある場合や職歴が長い方におすすめです。

3. キャリア式
経験した仕事の分野別にまとめる書式になります。職歴をまとめることで職務経歴書の枚数を減らすことができるため、転職回数が多く時系列で記載すると長くなってしまう方におすすめです。希望しているお仕事に活かせる経験をアピールしやすくもなるでしょう。

職務経歴書を作成する前に整理したいポイント

最初から清書するつもりで書くと、なかなかまとまらないこともあります。職務経歴書を記入する前に、まずは、これまでの職務経験を書き出して整理することをおすすめします。
また、自分の能力、長所、強みをうまく整理できない場合は、次のような整理の仕方もあります。参考にしてみてください。

・仕事のなかで得たものに着目する
仕事をしてきたなかで、心がけたこと、身に付けたもの、できたこと、できるようになったことに着目してみましょう。

・努力したこと、頑張ったこと、乗り越えたことに着目する
自分なりに努力したこと、大変だったけど乗り越えたことなどについて、どのようにして克服したのか思い出して書いてみましょう。

・前向きな気持ちを持てたエピソードに着目する
仕事や生活をしてきたなかで、「やりがいや喜びがあったこと」「できたこと」「褒められたこと」「達成感があったこと」「成長したこと」などのエピソードを思い出し、書き出してみましょう。

・各職務の共通項に着目する
これまでの仕事のなかで共通して「できること」「得意なこと」「自信のあること」「やりたいこと」は何か整理して書き出してみましょう。

参考|ハローワーク
履歴書・職務経歴書の書き方

まとめ

職務経歴書は、応募企業に自身をアピールする重要な書類ですので、丁寧に作成する必要があります。希望する求人に職務経験・保有スキルや資格などがマッチしていることはもちろん重要ですが、誠実さや意気込みなども伝わるように記載しましょう。本記事を参考に、あなたの強みをしっかりとアピールした職務経歴書を作成してみてください。

ライタープロフィール

株式会社ライトアップ
 

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