採用面接で答えにくい質問が出たらチャンス!?採用側の意図を理解して、好印象な回答を目指そう!

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2017/12/08

書類選考を通過し、いよいよ迎えた面接の日。志望動機や自己PR、今後のキャリア展望については用意した内容を回答。え?自分を動物に例えると?そんなことを急に言われても、なんて答えよう...。
皆さんも採用面接でこのような質問をされた経験はありませんか?ちょっと答えにくい質問や想定外の質問をされた時、どう答えるのがよいでしょう?さらに良い印象を残すには?採用側の意図を解説しながら、それぞれの回答例をご紹介します。

採用面接で答えにくい質問が出たらチャンス!?採用側の意図を理解して、好印象な回答を目指そう!

採用面接で面接官が着目していること

そもそも採用面接で面接官は何を見ているのでしょうか。
書類選考で応募者についておおよそのことは理解していますが、職務経歴書や履歴書に書かれている通りの人物か、内容に相違がないか、といったことを確認します。具体的な着目ポイントを表で見ていきましょう。

面接官の着目ポイント

( 1 ) 会った感じの印象
( 2 ) 基礎的能力
論理的に説明する力、コミュニケーション力など
( 3 ) 社風や所属部署との相性
一緒に働く仲間として受け入れたくなるかどうか
( 4 ) 経験や知識とポジションの整合性
経験者の場合、即戦力となるか
未経験者の場合、前職の経験や知識を今後どう生かせそうか
ブランクがある場合、その溝を埋める熱意があるか、今後の伸びしろがあるかどうか
( 5 ) 人柄
物事を教わる素直な姿勢があるか、安心して仕事を任せられるかどうか
( 6 ) 資質
将来自社の経営の一翼を担う人物になりうるかどうか

面談を通じて、以上のようなことを、受入れ部署の役職者、人事部の担当者、役員などが面接官として見ています。

答えづらい質問をする理由

では、面接官が答えづらい質問をするのはなぜでしょう?
それは、想定問答に基づく周到に練られたコメントではなく、本人の素の状態の人柄や考え方などを確認するためです。
また、突拍子もない質問にもさっと答えられる心の余裕、頭の回転の良さといったアドリブ力を見ることもあります。
例えば営業担当者であれば、さまざまなお客さまと話をします。どういった状況でも黙り込んだり泣き出したりすることなく、臨機応変に論理的に話を進める力が求められます。

答えづらい質問は大きく分けて2種類

答えづらい質問には( 1 ) 想定外・予期せぬ質問、( 2 ) 伝え方が難しい質問の2種類があります。それでは、採用側の意図と答え方を次項目で具体的に見ていきましょう。

( 1 ) 想定外・予期せぬ質問

通常の面接で聞かれそうな、自己PRや志望動機以外の質問です。答えを用意していない場合、慌ててしまい頭の中が真っ白になってしまう方がいます。

このような質問では、面接官は、頭の回転の速さやアドリブ力、または即興力や機転を利かせる力を見ています。理由と答え方がきちんとしていて、詰まらず会話を進めていくことができれば面接官へ好印象を与えられます。質問がユニークだったり切り口が珍しかったりしても、結局はあなたの人となりや考え方を知りたいということですので、受けを狙って考え込まないことが大切です。
いくつか質問と回答例をご紹介します。

「当社のCSRについてどう思いますか」

「御社のCSR事業について、具体的な施策は詳しくは存じ上げませんが、本業で利益を上げてお客さまと株主の方に還元していくことが何よりの社会貢献だと思います。御社の●●事業をより多くのお客さまに知っていただくために...」
といった具合に、自分の考え方+企業の事業内容に触れてみましょう。

「あなたの相棒は何ですか」

質問が漠然とした内容の場合、「それは人でしょうか、モノでしょうか」というように確認するのも良いでしょう。「なんでも結構ですよ」と言われたら、自分で定義づけ、「いつも持ち歩いている、自分に欠かせないものは手帳と愛用のペンです。スマートフォンで管理するより、パッと目で見て確認できる方が頭にすっと予定が入ってくるからです」と、簡潔に理由を添えて答えます。

「何か質問はありますか」

「想定外」ではありませんが、回答が難しいものには面接の最後によく聞かれる逆質問があります。特に難しく考えず、あなたがその企業に入ったことを想定して「配属部署の体制を教えてください」など環境面の確認や、「中途入社の場合、研修はどのようなものがありますか」、「業界の知識を深めるために、参考になる本や資料があれば教えていただけますか」など、やる気を示すとよいでしょう。

逆質問については、下のコラムも参考にしてください。
印象に残る面接での「逆質問」のサンプル10選

( 2 ) 伝え方が難しい質問

短所や失敗談などのネガティブな面に迫る質問をする面接官は、自己理解がしっかりできているか、また、失敗に対する自分自身の傾向と対策を分かっているかを見ています。短所をカバーするために何を意識しているか、ピンチの時にどう行動したか、問題をどう解決してきたかなどを具体的に答えていきます。
あまり話したくない、うまく言いにくいという気持ちがにじみ出てぶっきらぼうになったり、プラスの印象にしたいと長くなったりしすぎないよう、うまくまとめてください。
それでは具体例を見ていきましょう。

「これは直したいという欠点があれば教えてください」

「人の意見を受け止めていく中で、八方美人と言われてしまうことがあります。さまざまな言い分を聞くと、どれも一理あるので最大限受け入れたいとつい思ってしまいます。最近は、応えきれないこともあると自覚して、問題の本質を見失わないよう気をつけています」というように、前向きな方向で終わるとよいでしょう。

「どんな時にストレスを感じますか」

「仕事がたまってきて、一つ一つのことをじっくりとやりたいのにやる時間がないときにストレスを感じます。その場合は、やるべきことを書き出して、優先順位をつけて片付けています」と、さらりと答えておくのも良いしょう。

番外編:無理に答える必要のない質問

ごくたまにですが、「恋人はいるの?」、「どんな家族構成で育ちましたか?」、「お父さまの職業は?」など、ハラスメントと感じられることや仕事と関係ないことを聞かれる場合があります。
厚生労働省は、公正な採用選考のために、応募者の適性や能力と関係のないことで判断したり、社会的差別の原因となるおそれのある個人情報収集をしたりしない、といった考え方を示しています。
そういう質問には無理に正直に答える必要はありません。「これは今後の仕事に関係あるでしょうか」と逆質問したり、「プライベートなことなので、お答えしたくありません」と答えたりします。その企業の社風や職場の雰囲気を再度調べ、その後の選考に進むかどうか慎重に判断しましょう。

企業研究については、下のコラムも参考にしてください。
【成功する転職】企業研究の方法〜チェックポイントと情報収集術



いかがでしたか?
面接官は、応募者を落とすためではなく、戦力となる、ポテンシャルのある人を採用したいと思って面接しています。どんな質問が来ても、焦ることなく落ち着いて答えることが肝要です。

面接に臨む上で大切なこと

面接はコミュニケーションの場です。一方通行ではなく、質問者の意図を確認しても良い場所なのだ、と意識しましょう。意図を理解した上で質問に的確に答え、その企業でぜひ働きたいという気持ちや、飾りすぎず、しかし謙虚になりすぎない自分らしさを伝えていきましょう。
採用者と応募者は、同じ職場で気持ちよく働くことを目指した同等な立場です。お互いがベストと思える出会いは必ずあると信じて、面接に臨んでください。

ライタープロフィール

遠藤 美穂子
国家資格キャリアコンサルタント。2級キャリアコンサルティング技能士。
14年間の都市銀行勤務を経て、キャリアコンサルタントとして活動開始。ハローワークでの研修講師や、ビジネスマナー指導、大学でのキャリア教育や就職指導を担当。講演のほか、書類の添削や面接でのロールプレイングなど実践的指導も行う。国際文化会館主催の次世代リーダー育成プログラム、新渡戸国際塾一期生。2児の母。
株式会社近代マネジメント

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