8月の有効求人倍率0.83倍の横ばい 、新規は再び上昇

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2012/09/28
8月の有効求人倍率0.83倍の横ばい 、新規は再び上昇
厚生労働省が28日発表した8月の有効求人倍率(季節調整値)は前月と同じ0.83倍となった。昨年6月から7月まで14カ月連続の上昇だったが、8月は横ばいだった。新規求人倍率は1.33倍で同0.02ポイントの上昇。5月の今年最高の1.35倍以来、6、7月は下落したが、8月に上昇に転じた。

東日本震災の主要被災地である岩手県は0.94倍(前月比0.07ポイント下落)、宮城県は1.10倍(同0.01ポイント上昇)、福島県も1.04倍(同0.01ポイント上昇)となった。

同省がまとめた実数ベースでみると、8月の3県合計の有効求人数は12万101人、有効求職者数は11万5465人で、就職件数は1万466件。就職件数は前年を10%以上下回る状況が続いている。失業手当を受けている人は2万5407人(個別延長給付などを含むと3万7331人)。

完全失業率は前月比0.1ポイント改善の4.2%
総務省が28日発表した8月の就業者数は6281万人、完全失業者数は277万人となり、完全失業率(季節調整値)は前月比0.1ポイント下落の4.2%となった。男性が4.5%と横ばいだったが、女性が3.7%と同0.4ポイントの大幅改善を見せ、全体の下落に寄与した。

配信元: アドバンスニュース
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