27日の「派遣制度在り方研究会」は非公開、26日の「非正規の能力開発強化検討会」は報告書骨子案の検討へ

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2012/11/26
厚生労働省は27日午前中に、第4回となる「今後の労働者派遣制度の在り方に関する研究会」(座長・鎌田耕一・東洋大学教授)を開催する。派遣元企業や複数の業界団体、派遣労働者などからのヒアリングが中心となるため、非公開で行われる。当面は、関係者からのヒアリングを進めていく方針で、年内いっぱいは開催されても非公開が続く見込みだ。

非公開の理由について、厚労省は①個人に関する情報を保護する必要があるため、②特定の個人等にかかわる専門的事項を審議するため、公開すると外部からの圧力や干渉等の影響を受けることなどにより、率直な意見の交換又は意思決定の中立性が不当に損なわれるとともに、委員の適切な選考が困難となるおそれがあるため、③公開することにより、特定の者に不当な利益を与え又は不利益を及ぼすおそれがあるため――の3点を挙げている。

一方、厚労省が9月20日に立ち上げた「非正規雇用労働者の能力開発抜本強化に関する検討会」(座長・阿部正浩・独協大学教授)は、26日に第4回の会合を開催する。年内までに報告書をまとめることでスタートしている検討会であるため、報告書の骨子案の検討という詰めの協議に入っていく。 


配信元: アドバンスニュース
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