非正規社員が過去最高、派遣のみ減少  総務省の12年就業構造基本調査

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2013/07/22
総務省が12日発表した2012年の就業構造基本調査によると、役員を除く雇用者約5354万人のうち、正社員は約3311万人で、パート、アルバイト、派遣などの非正規社員は約2043万人となり、初めて2000万人台を突破、比率も38.2%となり、いずれも過去最高に達した。

前回調査の07年当時に比べ、非正規は人数で152万人、比率で2.7ポイントの増加。小売り・サービス業の拡大などで非正規比率は上昇し続けており、中心となる女性の場合は57.5%の過半数を超えている。

この結果、雇用者全体のうち、正社員は121万人減少し、代わってパート・アルバイトは101万人、契約社員は65万人増えた。一方、派遣社員は約119万人で42万人減となり、非正規の中では唯一の減少。10年2月、当時の長妻昭厚労相時代に局長通達として発せられた「専門26業務派遣適正化プラン」(通称、長妻プラン)と、それに伴う疑義応答集による行政指導などの影響が表れたとみられる。



配信元: アドバンスニュース
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