昨年の現金給与総額、最低を記録  毎月勤労統計

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2013/02/21
厚生労働省が31日発表した毎月勤労統計調査(速報)によると、昨年12月の労働者1人あたりの現金給与総額は54万2075円(前年同月比1.4%減)と4カ月連続のマイナスとなった。賞与などを除いた所定内給与は24万2854円(同0.2%減)となった。

総実働時間は145.9時間(同1.3%減)、常用労働者は4593万3000人(同0.7%増)。うち、一般労働者は3257万6000人(同0.1%増)、パートタイマーは1335万8000人(同2.0%増)だった。

この結果、昨年1年間の月平均給与は31万4236円(前年比0.6%減)となり、統計が取れる1990年以降で最低を記録。ピークだった97年の37万1670円から5万7000円、15%減少している。景気後退に伴う製造業などでのボーナスの減少や、賃金水準の低いパート労働者の増加(12月時点の比率29%)などが要因。


配信元: アドバンスニュース
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