大卒内定率は10月で63.1%、前年上回る 文科・厚労両省調査

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2012/11/28
文部科学省と厚生労働省が27日発表した来春卒業予定の大卒の就職内定率(10月1日時点)は63.1%となり、前年同月を3.2ポイント上回った。内訳は国公立が68.0%(同0.6ポイント増)、私立が61.5%(同4.1ポイント増)短大が27.4%(同4.7ポイント増)、高専が96.2%(同2.3ポイント増)で短大の不振が目立つ。

男女別では男子が63.0%(同1.3ポイント増)、女子が63.2%(同5.5ポイント増)。文理別では文系が62.4%(同2.7ポイント増)、理系が66.8%(同6.2ポイント増)で、女子の健闘と理系の優位がうかがえる。

一方、高卒の9月末時点の内定者数は約7万4000人(同2.0%増)と増えたが、内定率は41.0%(同0.5ポイント減)に下がった。求人数は約18万2000人(同13.3%増)、求職者数は約18万人(同3.4%増)で、求人が大きく増えているものの、条件面などで折り合わないためと推定される。

大卒や短大などの対象は112校、6250人。高卒は学校やハローワークの紹介を希望した生徒。


配信元: アドバンスニュース
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