企業倒産件数 5年連続で減少、22年ぶりの低水準

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2014/02/10
東京商工リサーチの調べによると、2013年の企業倒産が22年ぶりの低水準だったことが分かった。

負債額1000万円以上の13年の企業倒産件数は1万855件で、前年比10.4%減だった。5年連続の減少で、1万1000件を下回ったのは1991年(1万723件)以来。 

負債総額は2兆7823億4700万円で、前年比27.4%減だった。2年ぶりの減少で、3兆円を割り込んだのは1990年(1兆9958億5500万円)以来。 

負債額上位5社は、建設工事のカブトデコム(5061億円)、アイティーエム証券(1416億円)、植林業の広島県農林振興センター(468億2800万円)、ゴルフ場経営のウエストワンズ(264億円)、携帯端末向けコンテンツ・ゲーム制作のインデックス(246億200万円)だった。 

倒産件数を産業別に見ると、分類した10産業のうち、金融・保険業69件(前年比19.0%増)以外は前年を下回った。建設業2421件(同19.4%減)、製造業1690件(同5.6%減)、卸売業1561件(同12.8%減)、小売業1408件(1.6%減)、不動産業315件(同14.2%減)は過去20年で最少となった。 

倒産件数を地域別に見ると、東北367件(前年比6.9%増)を除く8地域が前年を下回った。


配信元:日本人材ニュース
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