上場企業の早期退職募集 半年で41社、4月以降は7社にとどまる

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2013/07/22
東京商工リサーチの調べによると、今年1月以降に希望退職・早期退職者を募集した上場企業は41社だったことが分かった。前年同期とほぼ同じ水準となっている。

今年1月以降に希望退職・早期退職者募集の実施を開示し内容が確認できた上場企業は、7月5日現在で41社(前年同期比1社減)となっている。年初は募集が相次いだが、4月はゼロ、5月2社、6月5社にとどまっている。昨年は1年間で63社だった。

総募集人数(募集人数が不明の場合は応募人数)は7月5日現在で8998人。大手電機メーカーのリストラが多かった昨年は1年間で1万7705人で、リーマン・ショックの影響を受けた2009年(2万2950人)以来の高い水準だった。 

個別企業で募集人数が最も多いのは、ルネサスエレクトロニクスグループの3000人以上。次いで、日本無線の650人(応募495人)、パイオニアグループの600人(同716人)、NTNグループの600人(同406人)、シチズンホールディングスグループの400人(同399人)、富士通の300人(同491人)、ショーワの300人となっている。募集(応募)人数が100人以上の企業は21社。 

産業別に見ると、電気機器が10社で最多。機械、非鉄金属、輸送用機器が各4社、化学、サービスが各3社と続いている。


配信元: 日本人材ニュース



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