上場企業の希望・早期退職募集が増加、4~5月で17社

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2012/06/21
東京商工リサーチの調べによると、希望退職・早期退職者募集を実施した上場企業が4月以降に増加していることが分かった。

1月以降に希望退職・早期退職者募集の実施を開示し内容が確認できた上場企業は、6月7日現在で33社(前年同期比2社増)。4月に9社、5月に8社と全体の半数を占めている。

個別企業で募集人数が最も多かったのは、八千代工業の771人(応募人数)。次いで、アルバックグループ700人、メガネスーパー450人、太陽誘電330人、ベスト電器300人となっている。募集(応募)人数が100人以上の企業は10社。

産業別に見ると、電気機器が8社で最多。小売5社、情報・通信3社、精密機械3社と続いている。

上場企業の希望退職・早期退職者募集はリーマン・ショック後の2009年に191社となり、10年85社、11年58社と減少してきた。今年に入り大手電機メーカーなどが大規模な人員削減計画を発表しているが、募集の具体的な内容はまだ公表しておらず今回の集計には含まれていないため、全体の募集人数は今後増加する可能性が高くなっている。


配信元: 日本人材ニュース
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