11月の有効求人倍率1.00倍で6年1カ月ぶりの1倍台、失業率4.0%で横ばい

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
閉じる
2014/02/06
厚生労働省が発表した11月の有効求人倍率(季節調整値)は1.00倍で、前月から0.02ポイント上昇した。

有効求人倍率が1倍を超えたのは2007年10月(1.01倍)以来で6年1カ月ぶり。
一方、総務省が発表した労働力調査(速報)によると、11月の完全失業率(季節調整値)は4.0%で前月と同じ水準だった。 

新規求人倍率(季節調整値)は1.56倍(前月比0.03ポイント減)、正社員有効求人倍率は0.63倍(前年同月比0.11ポイント増)、有効求人(季節調整値)は前月比2.1%増、有効求職者(同)は0.5%減となった。

新規求人は前年同月比6.9%増で、産業別に見ると、製造業(20.0%増)、サービス業(17.0%増)、建設業(11.0%増)などで増加となり、学術研究,専門・技術サービス業(5.5%減)などで減少した。

都道府県別の有効求人倍率(季節調整値)で最も高いのは東京都の1.46倍、最も低いのは沖縄県の0.58倍。

男性の完全失業率は前月比0.2ポイント減の4.1%、女性は前月から変わらず3.7%となった。

完全失業者数は前年同月比11万人減の249万人。完全失業者のうち「勤め先都合」は同6万人減の58万人、「自己都合」は同4万人減の94万人となっている。

就業者数は前年同月比74万人増の6371万人で、産業別に見ると、医療,福祉(35万人増)、卸売業,小売業(24万人増)、宿泊業,飲食サービス業(13万人増)などが増加。
学術研究・専門・技術サービス業(21万人減)などが減少した。


配信元:日本人材ニュース
ログアウト