アピールできる英文履歴書(レジュメ)の書き方【テンプレート付】

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2021/01/12

英文履歴書の書き方に悩んでいませんか?「日本語の履歴書をそのまま英語に訳してもいい?」「何をアピールすればよいの?」など転職活動における悩みはつきないことと思います。英文履歴書(レジュメ)ではあなたがどれだけ今回応募するポジションに合致しているかを、採用担当者に簡潔に分かりやすく伝えることが重要です。

ここでは、英文履歴書を初めて作成する方のために、履歴書とカバーレターについて説明します。最後に、英文履歴書のフォーマットのダウンロードもご用意しましたので、ご活用ください。

英文履歴書の基本的な書き方

まずは、英文履歴書の構成と基本フォーマットについて説明します。

基本フォーマット

英文履歴書は日本語のものと違い、文房具店で書式を売っているわけではなく、自分でWordなどで作成します。用紙はA4またはレターサイズ、1~2枚が一般的です。フォントは好みによりますが、Times New Roman、Tahoma、Arialなどを使うとすっきりした印象になります。
構成は大きく分けると3つ、氏名・連絡先/職歴・学歴/アピールポイント(含む資格)となっています。

(1)name(氏名・連絡先)

氏名の次にemailアドレス、住所、電話番号を記載します。

(2)objective(希望職務)

今回応募する職種、ポジションについて、自分がそれに適している理由と共に記載します。

(3)summary(要約)

ご自身のスキルや能力、職歴などで一番アピールしたいことをコンパクトにまとめます。

(4)work experience(職歴)

社名、所在地、役職、期間、職務内容について、年代別に、新しい順に書いていきます。
業種によっては技術進歩などの影響で、古い経験や知識が賞味期限切れのことがあります。全てを同じボリュームで書くのではなく、メリハリをつけて書きましょう。
社内で異動をしている場合は、転職と間違われないよう注意します。時期をあけて似たような職務についた、同じ部署に戻ったなどの場合は、職務ごとにまとめるとよいでしょう。

(5)education(学歴)

最終学歴(学校名、所在地、学位、学部、卒業年)を記載します。

(6)qualification(資格)

応募する職務に関連がありそうな資格を記載します。TOEICのスコアは2年が有効期限なので、切れないうちに再受験しておきましょう。

英文履歴書(レジュメ)の特徴と日本語の履歴書との違い

日本語の履歴書は自己紹介シートの定型版といったイメージで、文章で記入する欄は小さくなっていますが、英文履歴書は、日本語の「職務経歴書」に近い性質を持ちます。志望動機は、履歴書ではなく後述するカバーレターに記載します。objective(希望職務)やsummary(要約)には一番のアピールポイントをシンプルに分かりやすく書くと良いでしょう。
また、写真、年齢、生年月日、趣味・特技など日本語の履歴書では記入しますが、英文では不要です。

書類選考通過に向けて

書類選考を通過するためには、自己分析を行い、今回の募集ポストに自分がどれだけ適しているかを一貫性のある形で自己アピールする必要があります。
そのためには、これまで述べた基本フォーマットで基本のスタイルを作成したら、応募先ごとにカスタマイズすることが必要です。職歴の中で膨らませて書くところは、応募先や募集ポジションによってその都度異なります。求められるキャリア、資質は何なのかをよく見極めて、自分がそれを満たしていること、相手に貢献できることを論理的に説明しましょう。
contribute(貢献する)、accomplish(達成する)、improve(進歩、改善する)といった言葉は前向きな印象を与えます。

気をつけること

・具体的であること

専門用語や実績の数字を使い、具体的に伝えます。

・英文としてきちんとしていること

スペルミスをしていないなどの基本も重要です。また、和製英語や日本語的な言葉の使い方をしていないか、同じ単語の繰り返しになっていないかも注意しましょう。

・読みやすいこと

改行や箇条書きなど工夫して、相手が読みやすいレイアウトにします。日本語でもそうですが、字がぎっしり詰まっていると、それだけで読む気を失ってしまいます。

基本のフォーマットで仕上げた後は、応募先毎にオリジナルのPRポイントを盛り込み、書類選考を通過する履歴書に仕上げましょう。次に、英文履歴書に添付するカバーレターについてご説明します。

カバーレターとは

英文履歴書に添付するカバーレターは、単なる同封物リストの送付状ではなく、凝縮されたスペースで職歴以外の自己アピールや熱意を伝えるための書類です。いわば、企業の採用担当者への気持ちを込めた第二の履歴書なのです。

カバーレターに書くべき内容は?

カバーレターは、A4またはレターサイズ1枚で、(1)希望職種・応募の経緯、(2)アピールポイント(自分のキャリアやスキル・能力がどう貢献できるか、活かしたいかなど、履歴書に書いていない内容)、(3)感謝と面接への期待、連絡方法などを簡潔に記載します。

カバーレターの例

カバーレターに記載する項目ををご紹介します。

  • ・氏名と住所
  • ・応募先のご担当者の氏名と住所
  • ・日付
  • ・頭語

などの基本事項のあとに、次のような内容を記載します。

(1)希望する職種と応募の経緯
I am writing in reference to the Sales Manager position as your website.
(2)アピールポイント
With my ten years experience in sales manager, I believe that I'm fully prepared to contribute your company.
(3)感謝と面接への期待、連絡方法
Thank you for your time and consideration, and I'm looking forward to hearing from you soon. I may be reached by phone at xxx-xxx or by Email at xxxx@xxx.com.

英文履歴書(レジュメ)フォーマットのダウンロード

英文履歴書(レジュメ)のサンプルをご紹介します。テンプレートとしてご利用ください。転職支援会社のサービスを利用するなどして、提出する前に誰かに見てもらうことをお勧めします。

英文履歴書(レジュメ)フォーマットのダウンロード
英文履歴書(レジュメ)IT業界フォーマットのダウンロード

 

いかがでしたか。英文とはいえ、伝えるべきことは日本語で応募する場合と同じです。ご自身について、また先方企業についてよく分析・研究し、自分がどれだけ今回のポジションに合致しているか、そして熱意があるかを簡潔に分かりやすく伝えます。簡潔に、といっても謙虚になりすぎることはありません。しっかりとアピールすべきことはアピールし、多くの応募者の中から選ばれ、面接、採用と進んでいってください。

キャリアHUB編集部

*本記事は2017年1月12日に公開した内容を再編集して掲載しております。

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