プロのエクセル活用術「曜日」で使える関数と書式テクニック【サンプル付】

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2017/01/31

Microsoft Excel(以下、エクセル)で、「日付を入力すると、自動的に曜日を表示させる方法」を覚えておくと、例えばちょっとしたカレンダーを作ったり、工程管理のためのスケジュールを作成したりするときに活用できます。
また、関数を使って曜日にあわせてセルの色を変える方法も一緒に覚えると非常に便利です。記事の最後に、ダウンロードできるサンプルデータをご用意しました。ぜひご活用ください。

日付や曜日の表示形式

エクセルでは曜日の表示形式を書式設定によって変更することが可能です。例えば日本語だと「月曜日」「月」「(月)」などの表示形式が存在します。同様に英語でも「Monday」「Mon」など、表示形式が複数あり、必要に応じて設定することができます。また年号も西暦、和暦などに表示を変えることが可能です。

曜日の表示には、参照する日付が必要

日付を曜日に表示変更する方法をご紹介します。
エクセルでは日付を参照して曜日を表示させることができます。例えば「2017年1月1日」は日曜日と決まっていますので、年号と日付によって、その日が何曜日かを自動的に計算してくれるのです。

A列を日付、B列に曜日を表示させるようにしましょう。まずは、日付の列を2つ作ります。A列に日付を入力したら、B列にはA列のデータを参照させるため、B1セルの数式バーへ「=A1」と入力します。 このB1セルを、B2以降のセルへコピー&ペーストしておきます。

表示を変更したいセルの上で右クリックをし、[セルの書式設定]を選択します。

[セルの書式設定]という画面が表示されますので、[表示形式]のタブの中にある[分類]の中から、[ユーザー定義]を選択します。

[種類]の欄に 文字が入力できるスペースがあります。ここに「aaa」と入力すると、すぐ上の[サンプル]という項目に、「日」というように曜日が1文字の日本語で表示され、セル上にどのように表示されるかが確認できます。意図したものが表示されていれば[OK]をクリックします。

「2017/1/1」が曜日である「日」に表示が変更されました。

書式設定の応用

「日」や「日曜日」だけではなく、書式設定によってさまざまな表示形式のカレンダー作成が可能です。例えば「(日)」というように曜日をカッコで囲んだり、「Sun」、「Sunday」というように英語で表記したりすることもできますので、ぜひテクニックを覚えておきましょう。

書式設定の画面を開くステップまでは、先ほど説明した手順と同じです。

[種類]に「aaa」と入力すると「日」と表示されるのは先ほどご説明しました。さらに「(aaa)」とカッコを囲むと、サンプルには「(日)」という形で曜日の頭文字がカッコで囲まれた表示形式に設定することができます。

「OK」をクリックすると、セルの日付も「(日)」という表示に変更されました。

次に曜日を英語表記にしてみましょう。
先ほどと同様に書式設定画面を開きます。

[種類]の欄に「ddd」と入力すると、サンプル欄には「Sun」と英語の日曜日「Sunday」の省略表記が表示されます。

[OK]をクリックすると、セルも「Sun」に変更されます。

[種類]の欄に「dddd」と入力すると、「Sunday」と表示されます。

今回入力した「aaa」、「ddd」といった文字列は書式記号と呼ばれ、次のような規則があります。

「aaa」と入力すると、漢字で曜日の頭文字1文字を表示させることができます。
「aaaa」と入力すると、漢字で「曜日」を含めて表示させることができます。
「ddd」は英語の曜日の省略表記、「dddd」はフル表記の曜日を表示させることができます。

つまり、書式記号「a」は日本語、「d」は英語、さらにアルファベット3文字は省略された表記、アルファベット4文字はフル表記という規則性があります。そして、書式記号の前後をカッコで囲めば、曜日も同様にカッコで囲まれます。

ぜひ覚えておいてくださいね。

日付の入力

カレンダーには日付が欠かせませんが、エクセルで日付を入力する際の基本的なルールをご紹介します。

日付の入力

エクセルで日付を入力する場合、「2017年1月1日」と文字列を入力するのではなく、半角数字で「2017/01/01」と入力しましょう。1月や1日など、数字が一桁の場合の入力は、「1」でも「01」でも大丈夫です。

エクセルでは、「yyyy(西暦4桁)/mm(月)/dd(日)」というように、各数字を自動的に日付のデータと認識します。

ちなみに、月日だけを入力すると、自動的に今年の西暦の日付に変わります。

昨年や来年といった過去や未来の年月日を入力したいときは、4桁の西暦も一緒に入力する必要があります。

連続入力にはオートフィル機能が便利

数値や日付など、規則性のあるデータを自動的に入力できるオートフィル機能を使うことで、日付の入力を効率的に行うことが可能です。
最初に、起点となるセルに日付のデータを入力したら、オートフィル機能を使って、次の日、そのまた次の日......と、自動的に連続した日付を入力することができます。

最初のセルに日付を入力した後、セルの右下に小さな黒い「■」(フィルハンドル)が表示されるので、この「■」にカーソルを合わせ、カーソルの形が「+」に変わったらそのまま下へドラッグします。

ドラッグしている間に、右下にそのセルにどのような日付が記入されるかサンプルが表示されますので、それを見ながら必要なセルまでドラッグします。すると連続した数値が自動的に入力されます。
手で一つ一つのデータを入力しなくて済むので、作業を効率的に進められます。

西暦で入力しても、和暦で入力しても、以降の日付をオートフィルで自動入力することが可能です。

土曜日、日曜日のセルの色を変えるには

土曜日、日曜日などのセルの色を変えることで、休日がわかりやすいカレンダーを作れます。特定の曜日だけセルの色を変えるには「条件付き書式」を使用します。
条件付き書式とは、指定した条件を満たしているセルを抽出し、そのセルのみフォントの色や背景色などの書式を変更する設定です。

WEEKDAY関数でセルの色を設定

土曜日は背景を薄いブルーに塗りつぶすという条件を設定し、セルの色を変更してみましょう。

WEEKDAY関数を使用して条件設定を行ないます。この関数は日付から曜日を調べて数値を返す関数です。数値は1から7まで存在し、数値1は日曜日、2は月曜日という順で割り当てられ、土曜日には7が割り当てられています。

まずは条件書式を設定したいセルを選択した上で、[ホーム]タブの中にある[条件付き書式]のアイコンをクリックし、[新しいルール]を選択してください。

[新しい書式ルール]という画面が表示されますので、[数式を使用して、書式設定するセルを決定]を選択し、[次の数式を満たす場合に値を書式設定]の下の入力欄に「=WEEKDAY=7」と入力してください。この数式は「A1のセルが7(つまり土曜日)の場合は書式を変更する」という意味です。

その後[書式]ボタンをクリックし、[塗りつぶし]タブで背景色の設定を行ない、[新しい書式ルール]のOKボタンをクリックします。

以上の設定で、土曜日のセルが青いブルーで塗りつぶされます。

祝日に色をつけるには

祝日のセルにも色を塗りたいところですが、エクセルでは祝日を曜日のように自動表示することができません。
祝日の色を変更するためには、まず祝日の一覧表を作っておく必要があります。
内閣府のホームページでは年間の"国民の祝日"が紹介されているほか、祝日一覧のリストをcsv形式でダウンロードできますので、それを活用しましょう。

■内閣府ホームページ / 内閣府の政策/制度 / 国民の祝日について
http://www8.cao.go.jp/chosei/shukujitsu/gaiyou.html

祝日のリストができたら、先ほどと同じように[条件付き書式]の[新しいルール]を選択して、[数式を使用して、書式設定するセルを決定]をクリックしてください。

条件付き書式に入力する式は「=COUNTIF=1」です。これは、作成した「祝日リスト($E$2:$E$18)の中に、カレンダーの中から指定した日付($A1)が含まれる回数を数える」という意味の関数です。さらに祝日が含まれていれば、「そのセルは書式設定の対象として、色をつける」といった一連の設定となります。この場合、セルの色は黄色に塗る設定になっています。

これで祝日リストに含まれる日付(1月1日、2日、9日)が、祝日として黄色く塗りつぶされました。

書式設定の優先順位

次に書式設定の優先順位の設定方法をご紹介します。

条件が設定されているセルを選択した上で、[ホーム]タブの[条件付き書式]の中の[ルールの管理]をクリックしてください。

現在セルに設定されているルールの一覧が表示されます。今回は最後に祝日を設定したので、祝日が"条件付き書式"の順番で一番上になっています。上になっているほど優先順位が高くなります。
この設定では、土日と祝日が重なった場合は、祝日の黄色の塗りつぶしが優先して適用されます。

優先順位を変更する場合は、画像の赤囲み部の「▲」「▼」のボタンをクリックしてルールの順番を変えれば、土日と祝日が重なっている場合に、どちらを優先させて表示させるか自分でカスタマイズできます。

祝日の優先順位を一番下に下げたことで、1月1日は日曜日が優先され、赤色の塗りつぶしが適用されました。

スケジュール管理や、休日一覧表を作成するなど、業務でカレンダーを作る機会もあるかと思います。今回ご紹介した機能を使えば、見やすくて便利なカレンダーを効率よく作ることができますので、ぜひマスターしてください。

サンプルデータのダウンロードはこちらから
サンプルデータダウンロード
(プロのエクセル活用術「曜日」で使える関数と書式テクニック.xlsx)

キャリアHUB編集部

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