ランスタッドのキャリア教育第二弾！小学生向けのキャリア教育 ～仕事の多様性を学ぶ授業＆ノベルティ制作体験ワークショップを開催～

夢と好奇心、柔軟な職業観を抱いてほしい、総合人材サービス企業として貢献できることを

2023年12月13日、塩竃市立月見ヶ丘小学校にてランスタッドが小学校向けのキャリア教育として、5年生に仕事の多様性を学ぶ授業とノベルティ制作体験のワークショップを開催しました。

校長先生が考えるキャリア教育の重要性とランスタッドの想い

このプロジェクトが始動したのは2023年5月。そもそもは、キャリア教育だけに特化したものではなく、仙台支店のメンバーを中心に、地域貢献やボランティアに関心のあるメンバーが集まって始動したものでした。

そういった中で、実際にキャリア教育を実施るに至ったきっかけは、メンバーの一人が月見ヶ丘小学校のPTA会長を努めていたことがあり、日頃から先生方とキャリア教育の重要性と子供たちには夢を持って将来に向かってほしいという話をしていたことでした。

7月11日、月見ヶ丘小学校を訪問し、ランスタッドは総合人材サービス企業として、「急激に変化していく労働環境の中においても、小学生のときから働くことの喜びや大切さに気付いてもらい、夢と好奇心を持って将来に向けて進んでいってほしい」と考えていることを校長先生にお伝えしました。

ありがたいことに、校長先生からも「小学校におけるキャリア教育の重要性を強く認識されていること、児童が外部の大人とのコミュニケーションを通じて社会性を高め、人間関係を形成することの大切さを学ぶ機会にもなる」と意義を感じていただき、全面的にご協力頂けることになりました。

先生方と相談の結果、12月の2時間を使い、1時限目は多様な仕事や働き方を学ぶ講義を、2時限目は小グループに分かれてのワークショップを実施することになりました。

ただ楽しく作業をするだけじゃない、相手を思って考える楽しさ、難しさを学んでほしい

当日に向けての準備

1時限目は、さまざまな職業や働き方を知ってもらうことで柔軟な職業観を持ってもらい、将来の夢を考えてもらう内容にしました。

昨年、中学生向けに実施したキャリア教育をベースにしたものの、小学生向けの言葉に変換していくのは、なかなか難しいものでした。「フレックス」「副業」「リモートワーク」など、多様な働き方が世の中に浸透しつつあるとはいえ、子供たちには、まだまだピンとくる言葉ではありません。実際に子供がいるプロジェクトメンバーの意見も取り入れながら、1限目のプログラムを仕上げました。

2時限目は、会社での企画検討会議さながら、ランスタッドのブランディング素材であるイラストを使ったノベルティ作りにチャレンジするワークショップです。

グループで行う図工の授業に近く、子供たちが楽しめる内容です。しかし、ただ楽しいだけでは、キャリア教育の意味はありません。

「渡す誰かを思ってノベルティを作ること」は、まさに校長先生がおっしゃっていた、子供たちの社会性を高め、人間関係を形成することの大切さを学ぶ機会です。

日頃ノベルティ制作をしているマーケティング部のサポートや先生たちからもアドバイスも頂きながら、ワークショップの内容を練り上げていきました。

多様な働き方を知り、周囲の人々のことを考える機会に

夏に本格始動してから約半年、12月13日、いよいよキャリア教育授業の当日です。

1時限目は体育館で「働くこと」についての授業。はじめはやや戸惑った様子の子供たちでしたが、授業が進むにつれて、だんだん表情も明るくなり、熱心に耳を傾けてくれるようになりました。

「フレックスってどういう働き方？」「リモートワークってなに？」と、耳慣れない言葉に興味津々でした。彼らが大人になる頃には、こういった働き方が当たり前に、いえ、もっと進化していることでしょう。1時限目の最後には、子供たちに将来どんな仕事に就きたいかを聞くコーナーがありましたが、授業開始時とは打って変わって、積極的に手を挙げてくれるようになりました！

「ドローンを飛ばす仕事をしたい（よくよく話を聞くと、ドローンが農薬散布に使われているのでその仕事をしたい！）」や「お笑い芸人になりたい！」など、いま抱いている将来の夢を話してくれました。

続いて、教室に戻っての2時限目。

クラスごとにいくつかのグループに分かれてノベルティ作りに取り組みます。

選ばれた作品は、実際に"月見ヶ丘小学校×randstad"コラボノベルティとして製品化されるということもあり、各グループそれぞれ熱が入ります。ノベルティは全部で5種類。

アルミボトル、タオルハンカチ、トートバック、マグカップ、そしてカトラリーセットの中から、"何を""誰に"使ってほしいのかを考えながら商品を選びます。

商品を決めたら、次はイラストとメッセージを選んで、その商品の型紙にレイアウトしていきます。

「家族にあげたい！」「先生にありがとうって伝えたい！」「このイラストは先生に似ているから！」と次々に作品を仕上げていくチームもあれば、「マグカップがいい」「トートバックの方が使ってもらえるよ」「なんて書いてあったら嬉しいかな？」と悩んだり議論が白熱したりするチームもありました。

どのチームの子供たちも、自然と自分たちの周囲の人たちを思い浮かべ、日頃伝えたい想いを一生懸命形にしてくれていました。

授業の最後には、各チームで作った作品について、①なぜその商品を選んだのか？②イラストとメッセージに込められた想いを発表してもらいました。

どのチームも「自分たちが誰にどんな気持ちを伝えたくてこれを作ったか」を本当に心をこめて、一生懸命話してくれました。

ランスタッドのノベルティに子供たちの想いをのせて

キャリア教育授業の終了後、プロジェクトメンバーで、どのノベルティを実際に製品化するか審査を行いました。どの生徒も目を輝かせて一生懸命取り組んでいた姿を目の当たりにしていただけに、我々の審査も難航しましたが、発表内容を吟味し熟考を重ね、ランスタッドとして以下の2点をノベルティとして制作することを決めました。

5年1組のノベルティ

すべての身近な人が幸せに過ごせるように、 という子供たちからのやさしい想いが込められています。心が晴れますように、 という願いも込めて虹が描かれています。

英語でのメッセージ作りにもチャレンジしてくれたノベルティです。

5年2組のノベルティ

「給食をもりもり食べて、もっと元気な先生でいてほしい！」と願う子供たちが作ったノベルティです。先生自身も自分のことをよく見ている！と驚いていました。

2024年2月7日には、実際に月見ヶ丘小学校に伺い、ノベルティの贈呈式を行いました。

朝の会の時間を使って子供たちに体育館に集まってもらい、どの作品が選ばれたかの発表をしました。

どのグループのものが選ばれたかソワソワしていた子供たち。実際に選ばれたノベルティを手に取って見ると、喜びもひとしおのようで笑顔にあふれていました。

この2点は、ランスタッドの北日本エリア（北海道、宮城県、福島県、山形県、新潟県）にて、ノベルティグッズとして、実際に配布する予定です。

ランスタッドの目指す姿とキャリア教育支援

ランスタッドは、世界で最も公平で専門性を備えた人材サービス会社を目指しています。

これからの新しい働き方であったり、これからの世の中を担っていく人材の専門性を高め、可能性を引き出すことが我々の使命でもあります。

幼少期からのキャリア教育支援は、その使命を果たすマイルストーンの一つであり、総合人材サービス会社として、未来の雇用を生み出す一歩となればと思っています。

プロジェクトメンバーの想い

仙台支店　プリンシパルコーディネーター　佐藤　昌子

プロジェクトメンバーと『私たちだからできる社会貢献ってなんだろう？』と考えていたときに、一部のメンバーが提案した『未来を担う子供たちのためにできること』というテーマの中で学校でのキャリア教育の実施計画を始めました。

今回、ご縁あって月見ヶ丘小学校の校長先生はじめ５学年担任の先生方ともお話を重ねる中で、いわゆる国語や算数といった学力ではない、これからの未来を生きる子供たちに必要な力を学ぶ大切な時間になるという心強いご協力を得て、このような出前授業を実施する事ができました。

当日の子供たちのキラキラした目と笑顔を見て、私たち自身もランスタッドで働く意義を見つけ出す事ができたように思います。私たちはこれからも社会に貢献できる事を模索し、何より楽しみながらプロジェクトを継続実行していきたいと思います。

若者向けのキャリア教育をご検討でしたら、ぜひランスタッドへご相談ください

ランスタッドは全国に拠点がございます。小学生だけでなく、中高生など若年者向けのキャリア教育セミナーやワークショップをご要望の方はこちらのフォームよりお問い合わせください。