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「人のために」が原動力。人を支え、人に支えられながら成長できる組織作りを目指して

山本 慎也スタッフィング事業本部 新宿CS支店 支店長

profile
2006年に営業職としてランスタッド株式会社に新卒入社。スタッフィング部門にて主にはブルーカラー系(製造、物流)の長期、SPOT派遣を主に担当。地方経験も経て2012年に日本橋支店にてSPOT派遣部門の責任者となり、その後は製造・物流・事務派遣全てを担当する秋葉原支店を経験し、事務派遣をメインに担当する現在の新宿CS支店に至る。

合言葉はEnjoy。1+1=3にできるような組織に

2006年の入社以来、スタッフィング部門で製造・物流系の長期、および1日単位の派遣を主に担当してきた山本。17年目を迎える現在は、新宿CS支店の支店長を務めています。

山本「都内の全域の企業に向けて、オフィス系人材派遣を提案しています。対象となるのは、20代後半から30代の求職者です。支店の営業メンバーも、求職者とほぼ同じ世代のメンバーで構成されています。

組織として一体感があり、同じ方向を向いたときに大きな力を発揮できるところが支店の強みですね」

若い組織を束ねていく上で、山本が大切にしているのが、積極的なコミュニケーションによる関係性の構築です。

山本「新宿CS支店にはコロナ禍での着任となりました。そのため、メンバーとは積極的にコミュニケーションを取るよう心がけているんです。たとえば、いまも在宅ワークが中心ですが、出社すれば『山本さんは社内にいるときはいつも誰かと話してる』といわれるほど、一人ひとりに『大丈夫?何か困ってない?』と声かけしてまわっています」

お客様や求職者の方々とのやりとりに集中できるよう、社内ではメンバーがストレスを抱えなくてすむような組織にしたいという山本。そんな想いから、支店の行動指針のひとつに、“Enjoy(楽しむこと)”を掲げました。お客様や求職者の皆様に最高のサービスを提供する上では、まずは我々自身が楽しもう、という想いからです。

山本「皆が笑顔で楽しくいられるような組織にしていくのが目標です。『この組織のために明日も頑張ろう』とか、『この同僚たち、この上司のためなら頑張れる』とメンバーに思ってもらえるような組織と言い換えてもいいかもしれません。

社歴が短く、成長過程にいるメンバーが多いのですが、いずれは、“1+1=2”を“1+1=3”に変換できるような、結束力の強い支店になっていけばと思っています」

心の支えとなる人がいつもそばに。入社から、転機となった新潟への転勤まで

決してリーダーシップを発揮するタイプではなく、組織について考えるようになったのは、管理職になってからという山本。学生時代から、人とコミュニケーションを取るのが好きで、年齢に関係なく多くの人に囲まれる生活を送っていたといいます。

山本「フットサルをやっていたこともあり、同年代に限らず、年下の人や、ひと回りもふた回りも年齢が離れた人たちとも好んで接してきました。誘われて飲み会に顔を出すと、全然知らない人が大勢いて、また仲間が増える。そんなふうにいろいろな方と連鎖的につながり、交友が広がっていきました。折に触れ、人とつながることの大切さを感じてきたと思います」

そんな山本が人材業界に興味を持ったきっかけは、「人のためになる仕事がしたい」と思ったこと。

山本「“人のために”という想いが軸としてありました。どんな仕事も人のためになるとは思うのですが、中でも人材ビジネスは、お客様と求職者の方のあいだ、つまり人と人のあいだに立つ仕事。付き合い方次第では、長く誰かの役に立てるようなお付き合いができると思っていたんです。

学生時代にかわいがってくれた社会人の先輩への憧れから、自分も同じようなことができる大人になりたいという気持ちがどこかにあったと思います」

現ランスタッドのアイラインに入社した山本。思い描いていたものとは違う現実に直面し、戸惑うことが多かったと振り返ります。

山本「いろいろな方と出会う中で、自分の物差しだけでは測れないことが世の中にたくさんあることを知りました。さまざまな価値観に同調しながらコミュニケーションすることに苦労し、一喜一憂していたと思います」

とはいえ、人材業界をあきらめようとは思ったことはなかったという山本。身近な人の支えが大きかったと話します。

山本「とくに社内では人に恵まれていました。同期だけでなく先輩や上司など、相談できる人、自分事のように助言をくれる人がいつもそばにいて、真心で向き合ってくれたんです。

中でも、最初に配属された久喜支店の支店長のことが印象に残っています。燕三条支店(現長岡支店)への異動を命じられたときのことです。初めての異動が縁も所縁もない場所、思い悩みましたが、今後のキャリアの事を含め相談にのっていただき、私が異動を決断した際には涙を流してくれました。そんな大きな愛情を持つ人が責任ある立場にいるのが、ランスタッドの強みだと思います」

最終的に、長岡支店へ転勤する道を選んだ山本。文化も、人の特徴も違う地方で多くを学んだことが、キャリアアップへの足がかりとなりました。

山本「知人がひとりもいない中、必ず成果を出すと決めて新潟へいきました。実際、それが実現できたのは、拠点の方々が温かく迎えてくれたおかげ。人に恵まれ、仕事に集中できる環境が長岡支店にもありました。

マーケットが変わると、人が変わります。いまとなっては、地方勤務をしたことが自分のアドバンテージだと誇れるくらい、本当に貴重な経験を積むことができたと思っています」

いちメンバーから、マネージャーへ。相手のことを本気で思うから、正面から向き合える

新宿CS支店 シニアコンサルタントの福光さんと一緒に

長岡支店で約2年勤めた後、日本橋支店SPOT課に異動すると同時に課長に昇進した山本。それまでマネジメントの経験がまったくない中での抜擢でした。

山本「マネジメントも数字管理もろくにしたことがないまま管理職になってしまったんです。しかも、日本橋支店に異動した当初は、新しい拠点のやり方に慣れるので精一杯。正直なところ、マネジメントらしいことは何もできていませんでした。指示が下りてこないので、メンバーはやりづらかったと思います」

やはりここでも人に助けられたという山本。当時のことを次のように振り返ります。

山本「現在はランスタッドの社長を務める当時の上司に毎日のように電話して、いろいろ相談を持ちかけては、助言をもらっていました。自分としてもたいへん苦労した時期で、上司、そして会社に助けられ守られながら、なんとか乗り切ることができたと思っています」

それから約1年後、山本は新設の秋葉原支店の支店長に就任することに。目指したのは、“楽しく働ける組織”。このころから、自身のマネジメントスタイルが確立していったといいます。

山本「3人の営業以外は、ほぼ新人という状況。新しく加わったメンバーに、『ランスタッドに入社してよかった』と思ってもらえるよう、毎日の朝礼や夕礼で支店が目指す方向性について確認し合うなど、カルチャーの醸成に取り組みました。

採用面接でも、候補者に対して、理想とする組織像についてお伝えし、それに共感できるような人材を獲得するよう心がけていました。そうやって思い描くような組織に少しずつ近づいていくのを実感し、同時に『この子たちを守りたい』『この子たちと共に頑張っていきたい』と考えるようになっていったと思います」

当時のメンバーのうち、現在までに数名がマネージャークラスに昇格。その中に、とりわけ山本の印象に残っているメンバーがいるといいます。

山本「感情が表に出やすいタイプの子がいて、『機嫌が悪いときに声をかけづらい』との声が周囲から上がっていたんです。気になる言動があるたびに彼を会議室に呼んで、注意喚起しました。変化のきっかけをつかんでほしいという思いから、ときに厳しい言葉をかけることもありました。

そうやって地道にやりとりを繰り返したことで、少しずつその子の態度がやわらかくなっていきました。いまでは管理職となり、何人もの部下を束ねています。

根底にあったのは、一緒に働くメンバーの成長と組織全体を良くしたいという想いからです。皆が気持ちよく働ける組織を目指してきたことが、良い結果につながっていったと思います」

メンバーとコミュニケーションを取る上で、山本が大切にしてきたことがあります。

山本「『その子のためを思って言えているかどうか』を、常に意識しています。

仕事が正当に評価されるためには、数字だけでなく、日頃の振る舞いも大事。へんなところで評価を下げてほしくないんです。みんなの成長のため、そんな信念があるからこそ、『変わらなきゃだめだ』と本気でいえると思っています」

支店長として展望する組織の未来像。仕事に集中して取り組めるような環境作りを

昨年1月から新宿CS支店の支店長を務める山本。重要なポストを担ってこれたのは、「全国一大きいこの重要な支店の責任者を私に任せてくれた上司のために頑張りたい」という想いがあったからでした。

山本「新宿CS支店は、全国的に見ても最大規模の組織。この支店を私が指揮するにあたって、上司は大きなリスクを抱えてアサインしてくれたと思っているんです。もし、うまくいかないようなことがあれば、私を推してくれた上司の顔に泥を塗ることになってしまいます。『山本に任せてよかった』と思ってもらうことを目標にすることで、ここまでやってこられたと感じています」

また、成長が著しい部下に対して進むべき道を明確に示せるような支店でありたいという山本。次のように続けます。

山本「組織をさらに大きくして、メンバーがキャリアアップできる環境を整えたいと思っているんです。支店が大きくなれば、それだけポジションも増えていきます。そうやって部下たちがキャリアアップする様子を間近で見られるようになるといいですね」

そんな山本がいま、これから加わるメンバーに求めるのは、同じ方向を見ながら共に進んでいけること。

山本「何より大事なのは、楽しく働ける組織作りに共感してもらえるかどうか、同じゴールに向かって、チーム一丸でやっていこうという気持ちがあるかどうかを重視しています。もちろん、人材業界や法人営業の経験があるに越したことはないですけどね」

さまざまな働き方ができることがランスタッドの魅力だと話す山本。今後はさらに仕事に集中して取り組めるような環境作りをしていきたいといいます。

山本「スーパーフレックスなどの制度が充実していて、働き方の選択の幅が広い点を魅力に感じています。時間の融通がきく会社が良い会社というわけではないですが、長く働くことを考えたとき、有給休暇の取得のしやすさなども含め、制度の問題は軽視できない部分。メンバーが仕事に集中できるように、当たり前のことが当たり前になされるような組織にしていきたいですね」

入社以来、“人のために”という想いを貫いてきた山本。一方で、周囲の人に支えられてきたことが、新しい挑戦のための原動力にもなってきました。国内最大規模の支店長となったいまも、大切にしていることは、新米社員のころと同じ。“People”と“Growth”を経営におけるふたつの柱として掲げるランスタッドの企業文化を象徴する存在として、これからも人を成長させることに真正面から取り組み続けます。

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リーダーシップ人材派遣(スタッフィング)働くパパ関東
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