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老舗旅館の仲居からコーディネーターへ|ランスタッドで中途採用者が輝く理由

芳賀 佑里乃オペレーショナルタレントソリューション事業本部 仙台SPOT課 コーディネーター

profile
山形県出身。高校卒業後は新潟県立大学の国際地域学部に進学し、語学力、国際性、地域への理解、政治から文化まで幅広い分野を学ぶ。大学生時代にしていたアルバイトをきっかけに接客業に興味を持ち、地元の老舗旅館に就職。仲居としての経験を経て、2022年6月にランスタッドに入社。

地域を支える、SPOT派遣の舞台裏

2022年に中途採用でランスタッドに入社した芳賀。少数精鋭の仙台SPOT課に所属し、コーディネーターとして第二のキャリアを築き上げています。

 

(芳賀)「私が所属する仙台SPOT課は、単発や1ヶ月未満の短期就労を取り扱う部門です。仕分けやピッキングなどの軽作業や倉庫整理だけでなく、その地域ならではの案件が多いことも特徴。仙台らしさを支える仕事も多く、地域のお役に立てていると実感します」

 

SPOT課に舞い込む仕事は、仙台市内に展開する牛タン専門店のホール係や洗い場係、球場のイベントスタッフ、大規模ロックフェスでのフード販売など、ユニークな案件です。

 

コーディネーターである芳賀の業務内容は、案件と候補者のマッチングや問い合わせ対応。このほか、受注書の作成やアプリへの求人掲載といった営業のアシスタント業務も担います。

 

(芳賀)「SPOT課はマネージャー・営業・コーディネーター2名で構成された少人数のチームです。常に300~400名の派遣スタッフさんに稼働いただいているため、4名で業務を円滑に回すには、連携をとる必要があります。1日の流れを読み、臨機応変に行動しなければならないため、自ずとチームワークが良くなります」

 

実際、派遣当日に派遣スタッフのキャンセルが発生し、急遽当日募集を行うなど予期せぬ事態も多いとか。芳賀は「これこそSPOT課の醍醐味だ」と笑顔を見せます。

 

(芳賀)「チームで協力して就業可能な候補者さんを見つけたときは、達成感でいっぱいになります。トラブルの対処は大変ですが、この目まぐるしさが私には合っていると思います

前職は老舗旅館の仲居

異業種からの転職者が多いランスタッドは、さまざまな経歴を有するメンバーが在籍しています。芳賀もその1人で、人材コーディネーターとは異なる業種からの加入でした。

 

(芳賀)「大学を卒業後、人に関わる仕事がしたいとの思いから、老舗旅館の仲居として就職しました。お客様に顔を覚えてもらい、温かい言葉を掛けていただくなど、心温まるエピソードがたくさんあります」

 

しかし、伝統を重んじる風土ゆえ業務範囲や仕事の進め方には決まりごとが多く、個人の裁量を発揮できる環境ではありませんでした。

 

(芳賀)「インカム越しに先輩の指示を受け、その通りに館内を走り回る毎日。自発的に動くよりも、周囲と足並みをそろえて正しい手順で仕事をこなすことが求められていました。言われたことを行うばかりで、大人として社会人として成長できているか不安を感じていました」

 

こうして転職を考え始めた芳賀が参加したのがランスタッドのウェビナーでした。ウェビナーに登壇した社員が「日々のスケジュールは自分で組んで働ける」と話していたのが印象的で「自分も同じように働きたい」と思うようになります。

 

(芳賀)「正直、転職に不安はありました。老舗旅館の仲居から駅前ビルでのオフィスワークは、環境があまりにも違います。しかし、面接の和やかな雰囲気でその不安は払拭されました」

 

また、芳賀が転職を決めたのはコロナ禍真っ最中で、リモート形式の面接を推奨している企業が増えていました。ランスタッドは従来通り対面形式の面接も実施していたため、好きな形式を選べたことも印象的だったとか。

 

(芳賀)「私は強みである『傾聴力』が発揮できるよう対面形式の面接を選び、人となりを良く知ってもらうことができました。あらゆる可能性から自分に適した道を選ばせてくれるのは、ランスタッドの方針そのもの。入社前から『個人の意思を尊重』する姿勢が感じられ、素敵な会社だと改めて感じました」

企業と候補者両者に感謝されるマッチング

コーディネーターとして3年目を迎える芳賀。仕事に対するやりがいや難しさを率直に語ってもらいました。

 

(芳賀)「社会と人に貢献できることにやりがいを感じています。私が担当する業務は「働き手が欲しい企業」と「働きたい人」をつなぐことです。両者に喜んでいただけたときは嬉しく、この仕事に就て良かったと改めて実感します。また、派遣スタッフさんから派遣先で仲間ができたといった喜ばしい報告をいただくこともあります。雇用の機会だけでなく、新たな人との出会いも築けたと嬉しく感じる瞬間です。

 

一方で、候補者全員へ常に仕事をご紹介できないことに、この仕事の難しさを感じます。SPOT案件は時期によって件数に変動があるため、タイミング次第で不採用が続く場合も。このような状態が続くと、候補者は自信を喪失したり、他社に流れてしまったりします。候補者の皆さんへ上手く仕事をご紹介できるように、案件の割り振りをどう見極めるかは今でも難しいところですね」

 

不採用の場合、登録者専用アプリ「ポチゴー」で連絡を行うのが基本です。しかし、芳賀は派遣スタッフの心情に寄り添いたいと、ある行動をしています。

 

(芳賀)「不採用が続いてしまった方には、可能な限り電話をしています。メッセージでのやり取りだけでなく、直接お声がけした方が、派遣スタッフさんは自分を責めずに、快い気持ちで次の案件に取り組んでもらえると思っているからです」

 

自身も就職活動で苦労した時期があり、辛い気持ちがわかると続ける芳賀。細やかな気遣いは、スタッフのマッチングにも現れています。

 

(芳賀)「企業が求める条件を満たしている人材をご紹介するのは当然のこと。ただ、そのなかからどの求職者を提案するかが私たちの腕の見せ所です。

 

候補者にはそれぞれ働きたい理由があり、求める条件も異なります。仕事内容を重視する方もいれば、通勤距離を重視する方も。登録時にお伺いした希望条件を把握するのはもちろんのこと、就労後の本人によるフィードバックを振り返り、できるだけ希望に沿う仕事を提案できるよう心がけています

 

すべては求職者の働きたい気持ちを無駄にしたくないという一心から。現場に行った営業担当と常に情報を共有し、膨大な人材情報を蓄積しています。

仕事の配分、働き方、働く場所-委ねてもらえる心地良さ

▲有給休暇を使って好きなテーマパークでリフレッシュ。

(芳賀)「私は自分の仕事を自分でスケジューリングできる環境に憧れてランスタッドに入社しました。それだけで十分満足なのですが、働きやすさを叶える制度が用意されているのにも魅力を感じています。入社後は良い意味で働くことに対するハードルが下がったと思います

 

転職後の大きな変化は、家族との時間を多く持てるようになったことでした。

 

(芳賀)「リモートワークを推進するランスタッドでは、インターネット環境があればどこでも仕事を行えます。最近は県外にある実家で仕事をするときもあり、終業後は家族と食事をして、週末は朝から温泉に足を伸ばすなど、メリハリのある働き方ができています。前職時代は帰省が難しかったため、こうして気軽に親孝行を行える環境があるのは嬉しいことです

 

フルフレックス制度を活用することで、柔軟な働き方も実現しているそうです。

 

(芳賀)「ランスタッドは仕事の組み方や休みの取り方、働く場所さえも、従業員に委ねてくれます。自分を大切にしながら働けるため、心にゆとりが生まれ、周囲にも優しくなれます。個人を尊重する社風は、このようにして育まれたのかもしれませんね

 

求めていた心地の良い働き方を手に入れた芳賀には「SPOT課を支店にする」という新たな目標があります。

 

(芳賀)「SPOTは多くの可能性を持つ働き方だと思います。最大の魅力は、自身の都合に合わせてフレキシブルに働けること。介護や育児など固定で働くのが難しい方にとっては、大切な居場所になっています。

 

また、多種多様な仕事に挑戦できる働き方は、自身の適性を見極めるチャンスでもあります。SPOTは良い意味で『合わなければ、次』ができる働き方。自分に合った仕事を働きながら探す実践的な方法ではないでしょうか。実際にSPOTで手応えを感じて、そのまま長期就労に就かれた方もいます」

 

これからも企業のニーズに応えながら、継続的に候補者へ多くの選択肢を提示できるよう、SPOT課の事業拡大に向け邁進すると熱意を覗かせました。

 

最後にこれから入社を検討される方へ、次のようにメッセージを送ります。

 

(芳賀)「ランスタッドには多彩な経歴を持つ人材が集まっています。私も仲居から人材コーディネーターへの挑戦に不安を感じていました。しかし、多様性を受け入れるランスタッドは、みんなと異なる経験も魅力と認めています

 

人材関連の仕事が未経験だから自分にはできないと思う必要はありません。意欲のある方は、ぜひ挑戦してみてください」

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