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エンジニアのキャリア支援×製造業の課題解決 win-winを目指す新規事業の展望

三浦 和彦randstad technologies, Engineering Solution Services ディレクター

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profile
大学で機械工学を学び新卒で大手エンジニアリング企業に就職。エンジニアとしてキャリアをスタート、大手製造業の設計・開発部門にて製品設計、機構設計に従事。エンジニア時代から海外(マレーシア、シンガポール、中国等)で勤務経験。2003年からは同社内で新規事業開発を担当、外部アライアンス事業(ものづくり事業)や中国での新規事業を立ち上げ。2021年8月ランスタッドに入社し現職、ランスタッドの新たな挑戦としてテクノロジー領域での高付加価値事業の立ち上げ、事業拡大を担っている。

エンジニア経験を活かし、新規事業開発に力を発揮

2022年に新設されたrandstad technologiesエンジニアリングソリューションサービス(以下ESS)のディレクターを務める三浦。自身もエンジニアの実務経験があり、国内製造業の最前線で勤務していました。

 

(三浦)「私のルーツは幼少期に分解したラジオ。昔から好奇心が強く手を動かすことが好きで、子どもながらに新しい物を作り出したい、仕組みが知りたい、という想いがありました。結局分解したラジオは元に戻らず親に大層怒られましたが、私のものづくりの原点です」

 

大学では機械工学を専攻し、卒業後は大手エンジニアリング企業に就職。製品設計や機構設計などに携わり、海外を行き来しながら充実した毎日を送ります。エンジニアとして12年のキャリアを積んだのち、2003年から同社で新規事業開発を手がけるようになりました。

 

(三浦)「プレイヤーからマネージャーへの転身でしたが、必要な視点はものづくりに近いものがありました。エンジニアが製品に必要なモジュールやパーツをゼロから作り上げるのと同様で、新規事業開発も白紙の状態から『何が必要か、何が効果的か』を模索する仕事です

 

アライアンス事業や中国での新規ビジネスの立ち上げに成功し、確かな手ごたえを感じた三浦。プロジェクトを終えた後も、企業の付加価値作りやものづくり現場への貢献に、自分のノウハウを生かせないかと思うようになりました。

 

(三浦)「そのタイミングで声を掛けてくれたのがランスタッドです。ディレクターとして、エンジニアと企業を繋ぐESS事業の立ち上げをしてほしいというオファーでした

 

エンジニアと事業開発双方の経験を活かしたキャリアの集大成となるオファー。しかし、不安もあったと言います。

 

(三浦)「多くのプロジェクトやポジションを経験しましたが、転職は未経験。30年以上いた会社を離れ、新天地へ飛び出す不安は相当なものでした最後は“人”に惹かれたのが正直なところです」

 

面談では事業作りについて、自由な意見を求められたと話す三浦。当時の様子が自然だったことから、透明性の高いオープンな社風を感じたと話します。

 
(三浦)「ESS事業に対する期待や、使命感ももちろんありましたが、最後には私自身が“この人たちと一緒に働きたい”と思ったことが入社の決め手になりました

人材企業が推進するエンジニア派遣事業の強み

▲ ESS事業部ではエンジニアと一緒にOffsite meetingも行い横のつながりを大事にしている。

三浦が舵を取るESS事業部について説明してもらいました。

 

(三浦)「ESSでは経験豊富なエンジニアをランスタッドの正社員として雇用し、課題を抱えるクライアント企業に派遣する形でエンジニアリングソリューションサービスを提供しています設計や開発の上流工程へのアサインを前提としているため、エンジニアにもキャリアアップのチャンスとなり得るでしょう」

 

三浦は前職時代にもエンジニア派遣事業に携わったことがあり、当時の知見を生かしつつも、ランスタッドならではの価値の創出が目指すべきところだと語ります。

 

(三浦)「ランスタッドはキャリア形成に注力する総合人材企業です。エンジニアに多様なチャンスを提供することで、キャリアアップできる仕組みを作りたいと考えています私も採用から人事労務まで広く携わり、エンジニアの声を直接聞くようにしています」

 

総合人材企業としてのランスタッドに可能性を感じていると語る三浦は、今後のESS事業部の役割についても話します。

 

(三浦)「ランスタッドでは豊富な人材リソースを確保しています。ESSが支援する製造業に留まらず、各部門のネットワークを活用することで、あらゆる業界の課題が解決できる。一方、立ち上げから日が浅いESSは他部署との接点の少なさが課題です。裏を返すと、各部門と協働することでどのようなシナジー効果を発揮できるかは未知数であり、伸びしろは大きい

 

先日のタウンホールミーティング(全社会議)に初登壇したESSは、社内でも存在感を示しています。事業部の枠を超え、ランスタッド全体でクライアントの課題を解決するというビジョンを胸に、大きな一歩を踏み出しています。

”やりたい仕事”にこだわるべき理由

▲Visionに共感して事業立ち上げ時にJoinしてくれた同志。みんなの想いを形にしたい。

「技術大国」日本において、今後ますますエンジニアの需要は高まると予想されています。製造業の在り方を肌で感じてきた三浦に、これからのエンジニアに求められる資質を聞いてみました。

 

(三浦)「一口にエンジニアと言っても構想設計や開発、プログラミングなど活躍シーンは多様であり、キャリア設計は非常に重要です。だからこそ、できる仕事より“やりたい仕事”にこだわってほしいゴールの逆算によるキャリア構築を叶えるために発足したのが、キャリアコンサルテーション制度です」

 

キャリアコンサルテーションとは、エンジニアの自己実現をサポートするESSの取り組みのひとつ。定期的なキャリア支援面談で、目標に対する現状のスキル・経験を照らし合わせて、次のステップを共に考えるものです。

 

(三浦)「技術の発展が目覚ましいこの時代、成長意欲を持って自発的に学び続けるエンジニアが求められています。ただ、努力の方向性が自分の目指すべきところに繋がらないようではもったいない。ゴールへの筋道を立て、エンジニアを導くのも私たちの役目です

 

企業の課題を解決しながら、エンジニアの成長を支援し、その地位を高めたい。「エンジニアを志す人が増えることで製造業は更に発展の道を歩む」と三浦は信じています。

 

人材の力で企業の「真の可能性」を引き出すという大義を掲げるESSは、現在6名ほどのスタッフで構成された少数精鋭チームです。ビジネスビジョンを共有する彼らの印象を聞いてみました。

 

(三浦)「スタッフのうち3名は前職時代からの部下ですが、ESSに来てからはさらに積極的に意見を出すようになりました。入社前に感じた風通しの良い社風が、活発な意見交換を可能にするのかもしれません社歴や役職は関係なく、互いにベストだと思ったことを言い合える空気が醸成されています」

 

管理職として部下のマネジメントを行ううえで、三浦が大切にしていることは「自律性」だと語ります。

 
(三浦)「言われたことをやるだけでは、本人も楽しくないでしょう。『この仕事はなぜ必要なのか?』を考えてもらう時間を大切にしています。一つひとつの仕事の意味を咀嚼(そしゃく)し、自分なりの解釈を持つことで、仕事に誇りを持ち、意欲的な働き方ができると思います

個を尊重する働き方で成果を出す

▲休日は海に行くことが多いと語る三浦。写真はLanikai Beachで奥様と一緒に

長年、三浦は「日本の基幹産業であるものづくりに貢献したい」という信念に従い、キャリアを重ねてきました。仕事の緊張感に包まれる毎日のなかでも、続けている気分転換があるそうです。

 

(三浦)「海に行くと心がフラットになり、苦しい局面でも気持ちを切り替えることができます。なくてはならない場所ですね。高いパフォーマンスを発揮するためにもオンオフの切り替えは大切だと感じています」

 

しかし、チームを導く立場で、思い通りの休みを取るのは容易ではありません。一方、三浦はランスタッドならではの制度で、バランスの良い働き方ができていると話します。

 

(三浦)「前職でもメリハリのある働き方を意識していましたが、難しいこともありました。転職したとき、すでにランスタッドには自分で働き方をデザインするという価値観が根付いていました。制度的にもコアタイムのないスーパーフレックスを導入しているので、管理職ながらフレキシブルな働き方を実現しています」(ランスタッドの働き方の制度を詳しく見てみるクリック

 

実際、現職のあるエンジニアの採用面接は夜間に集中しがちです。三浦も求職者の希望に合わせ、出社時間を遅らせるなどして労働時間を調整していると言います。

 

(三浦)「いつでも休みを取れるというわけではありませんが、積極的に取得しています。このような働き方で結果を出す姿を見せることで、部下も自分にとってのワークライフバランスを考えるきっかけになれば良いと思います

 

仕事でもプライベートでも「個」を大切にしてほしいと願い、部下に背中を見せる三浦。成果を出す働き方について次のように話します。

 

(三浦)「企業とはさまざまなバックグラウンドを持つ人々の集合体です。異なる価値観や意見、思いを互いに尊重し尊敬することが、高度な結果を導き出す秘訣ではないでしょうか。ランスタッドのインクルージョンな環境(従業員全員の尊重)でこそ、真価が発揮されます

 

社員の価値観に研磨されることで日々成長するランスタッド。三浦も多様な人々がジョインしてくれることを楽しみにしています。

 

(ランスタッドのダイヴァーシティ&インクルージョンの考え方を見てみるクリック

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