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ランスタッドを陰から支えるエンジニア集団──ソリューションデリバリー部

イムラン モハメドIT ソリューションデリバリー部 部長

profile
2020年ランスタッドへMajestic PMO職担当として入社。2022年4月からは引き続きMajestic PMO職担当、HQ IT ソリューションデリバリー部(SD)部長として開発+保守業務管理を担当。

大型プロジェクト「Majestic」プロジェクト ― 基幹システムの刷新をリード

世界38カ国、日本国内90カ所の拠点でビジネスを展開するランスタッドは求職者と企業に人材サービスを提供しています。そのビジネスのブレーンとなるITシステムを統括しているのは、ソリューションデリバリー部のイムラン モハメド。インド出身で、情報工学を学んだ後に日系企業のIT部門で13年勤め、2020年に同社へ入社。2022年3月にディレクター(部長)に就任しました。

イムラン「ソリューションデリバリー部に所属するメンバーは、20人。ITに関する社員の問い合わせ窓口となるユーザーサクセスグループ、人材マッチングを担うSalesforceシステムを開発するコアシステムグループ、周辺システムを開発・保守するエンパワーリングシステムグループ。この三つのグループで構成されています。

社員からの問い合わせや改善要望があったときに、ワンストップかつスピーディーに解決することを目的に、体制を拡大して現在も増員中です」

同部では現在、「Majestic(マジェスティック)プロジェクト」という大型プロジェクトを進めています。

イムラン「Majesticプロジェクトは、当社のITプラットフォームをSalesforceに刷新するためのものです。主な目的は人材マッチングをはじめとしたコアシステムの強化ですが、2018年に経営統合したグループ会社のキャレオのシステムと統合する目的もあります。現在、段階的に導入をはじめているところです」

その第1フェーズとして、半年前に、プロフェッショナル事業部(人材紹介部門)でSalesforceを導入しました。

イムラン「導入当初は、やはり使い方に関する問い合わせが多かったですね。『もっとこうしてほしい』という改善要望や、『このデータはおかしいのでは?』という問い合わせもありました。すぐに対応する体制をとったことで、問い合わせは1カ月ほどで落ち着きました」

第1フェーズは成功。現在は、第2フェーズにあたるスタッフィング事業部(人材派遣部門)への導入に向けて準備中です。今後、さらに全社に拡大していきます。

働きやすさと個人の成長を後押しする企業風土

ソリューションデリバリー部のメンバーは、ほとんどがIT経験者。現在は、Salesforce導入期ということもあり、Salesforce出身のエンジニアが次々と入社しています。イムランも、日系・外資3社を経て、オランダ系の日本法人であるランスタッドに転職してきました。同社の魅力は、働きやすさだと話します。

イムラン「外資系企業のIT部門でも、フルフレックスタイム制といいながら、実際にはコアタイムがあることも多いのですが、ランスタッドでは本当にフレックスに時間を調整して働くことができています」

また、外資系企業でありながら、決定権が日本法人にあるのも特長だというイムラン。

イムラン「外資系企業は、本国の本社に決定権があることが多いのですが、当社は違います。たとえば、経理システム導入の際には、国内外の5社から検討した中で、私たち日本法人がベストと判断した日本企業のシステムを導入しました。本国はグローバル系の外資システムを推奨していましたが、われわれ現地の意見が尊重されたかたちです」

さらに、個人の意見を尊重する風土もあり、それがイムランにとって入社の決め手になったといいます。

イムラン「私の上司であるCITO(IT本部長)の田中リチャードは、私が『これをやりたい』といえば、本当にすべてを任せてくれます。入社面接でリチャードや当時のCEOと話したときにそんな風土を感じ、入社を決めました。私も、チームメンバーに対して、いつも『自分で考え、思ったことを提案してください』と伝えています」

結果、チームメンバーが、あるプロジェクトを立ち上げることに至ったといいます。

イムラン「今、HR向けの新プロジェクトを社内メンバー主導で進めています。ベンダーさんを最低限の人数に絞り、内部のテクニカルリーダーとエンジニアが企画・設計を行っているところです」

イムランもまた、メンバーを信じ、積極的に任せることで、メンバーの成長を後押ししています。

保守だけでなく開発との両面で力を発揮するエンジニア集団を目指して

日本企業のIT部門では、システムの管理や運用をメインに行い、開発はベンダーに任せるケースが多い中、イムランは自分たちで開発も手掛ける集団を目指しています。

イムラン「私と上司のリチャードが目指すのは、“DevOps=Development(開発)and Operations(運用)”——開発と運用を協調し、システムの価値を高めることです。チームとして、保守と開発の両方をできるようになりたい。現在進行中のMajesticプロジェクトは難易度の高い案件ですが、私たちはベンダー任せにせず、最終的には、開発から要件定義、導入まで、私たちソリューションデリバリー部だけで作り上げたいと考えています」

これまで経験したことがない大胆な挑戦。ランスタッドだから実現できるとイムランは語ります。

イムラン「リチャードがいつも背中を押してくれるので、思い切ってチャレンジできます。彼だけでなく幹部たちの発言からも、互いをリスペクトし合い、人を大切にする企業カルチャーを感じます。建前でなく、本当にフレクシブルに働かせてくれるのは、そのカルチャーの表れだと思います」

ランスタッドに転職後、テレワーク中心になったことを機に自然の多い郊外に引っ越したというイムラン。理想的なワークライフバランスが実現しているといいます。

イムラン「週末は、妻と8歳の娘の3人で山へ出かけてバーベキューしたりして過ごしています。先週末も、きれいな花が一面に咲く祭りへ出かけました。家族と山で過ごす時間がいちばん楽しいですね」

エンジニアとして大切なこと——会社と共に個人も成長するために

イムランがソリューションデリバリー部のリーダーとして目指すのは、ITテクノロジーの側面から会社の発展に貢献することです。

イムラン「われわれのミッションは、ランスタッドの業務をITテクノロジーでサポートすることです。今回、Salesforceを導入することでランスタッドの業務は効率化され、会社の成長につながります。

たとえば、クライアント企業と求職者のマッチング精度がより高まり、社員はもちろんですが、クライアント企業と求職者の満足度を高めることもできる。ITの力で、会社の成長にさらに貢献していきたいと思っています」

その実現のために、チームメンバーにはITスキルよりも大切にしてもらいたいことがあるといいます。

イムラン「われわれの仕事には、テクニカルスキル以上にマインドセットが重要だと思います。テクノロジーは日々進化するため、現状のスキルに甘んじていては、業務を持続できません。『もっと勉強したい』『新しいことに挑戦したい』という気持ちを大切にしてほしいと思います」

Salesforce導入というビッグプロジェクトに挑む中、現在のメンバーは、とくに向上心が著しいと話します。

イムラン「メンバーからSalesforce関連の資格を取りたいという申し出があったんです。私から『資格を取ってほしい』といったわけではないのですが、メンバーそれぞれが必要と判断した資格を自主的に選択し、取り組んでくれています。Salesforceの導入に携わる経験は、会社に貢献しながら個人としても成長できるチャンス。私もメンバーの想いを全力でバックアップしています」

個人が成長するチーム、それを後押しする会社。「個人と会社、両方の成長が実現できるのはランスタッドだからこそ」とイムランは語ります。

イムラン「ランスタッドがほかと最も違うところは、全社員が本気で『人をハッピーにしたい』と考えているところです。『この求職者にはどの仕事がいちばんマッチするか』と、コーディネーターはもちろん、幹部も真剣に考えています。また、幹部に『このランスタッド社員にとってどういう働き方がハッピーか』との配慮があるのも感じます。

この想いを持ち続けることが、個人と会社のしあわせにつながり、世界No.1*の会社となれている理由なのかなと思います。そんな“ハッピー”な環境に、ひとりでも多くのエンジニアにジョインしてもらいたいです」

Majesticプロジェクトは今まさに進行中。より“ハッピー”な世界の実現のために——チームメンバーと手を携え、イムランは静かな闘志を胸に、未来へと突き進みます。

* Staffing Industry Analysts 2020より、人材サービス企業売上ランキングで世界1位

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