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40代半ばで異業界からの挑戦。ランスタッドで出会えた、仲間との大切な時間

佐藤 清顕スタッフィング事業本部 東日本本部 北日本エリア 千歳支店 委託事業所 事業所長

profile
2017年にランスタッドに入社。それまでの製造業から接客サービス業へ華麗なる転身を遂げ、現在は業界最大手レンタカー会社の中でも全国2位の規模を誇る北海道/新千歳空港店舗の委託事業所マネージャーとして活躍。

お客様に最高のおもてなしを提供し、“顧客”ではなく“個客”を獲得することが使命

前職の大手製造メーカーで約25年勤務後、工場移転をきっかけに40代半ばでの転職を決意した佐藤。生産管理業務や製造責任者等の管理者経験を通して培ったコミュニケーション能力を武器に、人材サービス業界へ転職しました。

佐藤 「私は現在、業界最大手レンタカー会社のクライアントからアウトソーシングという形でレンタカー予約の店舗運営を任されている委託事業所の事業所長をしています。この案件は支店売上の約2割を占める重要クライアントで、北海道の玄関口となる新千歳空港に隣接するエリアに店舗を構えています」

レンタカーの店舗運営と一口に言っても業務は多岐にわたります。

佐藤 「店舗運営の委託業務には、空港カウンター受付、送迎バス運行管理、店舗へお迎えしたお客様の貸渡契約手続き、車両案内、車両返却後の精算業務、など空港到着からお帰りまでの一連のプロセスがあります」

街中で見かける店舗とはまったく別次元の規模だと言います。

佐藤 「運営する店舗は業界最大手レンタカー全国約1,200店の中でも、その売上規模は沖縄に次いで全国2位の大型店舗と聞いています。繁忙期は40名以上のスタッフが必要で、とくにお客様が集中するGWやお盆期間は、1日600台以上のお車が出発/帰着となります。

そんな環境下で、事業所長として掲げるランスタッドの使命は「お客様に最高のおもてなしを提供し、顧客ではなく個客を獲得すること」だと言う佐藤。“顧客ではなく個客”とはどういうことなのか。

佐藤 「店舗周辺には国内外の大手レンタカー会社十数社が同エリア内にひしめき合っていて、正直どの会社も価格はほぼ横並びです。その中での差別化は接客やおもてなし。私たちが目指すのは、「あの店舗のスタッフの接客は良かったなぁ」「いい思い出ができたなぁ」と思い出してもらえるリピーター、つまり“個客”を増やすこと。

来道されたお客様の対応だけではなく、「また来るね」と次も当店を利用してもらえるお客様を増やすことこそが大切なんだと考えています」

スタッフが安心して働ける環境作りやクライアントに対する成果責任、会社に対する収益性の確保、お客様に最高のサービスを提供するためのマネジメントなど、事業所長を取り巻くステークホルダーは多い中で、自身の役割を果たすためにとくに心がけていることとは。

佐藤 「クライアントとはまず信頼関係の積み上げを大切にしています。たとえば、予想外の事態やトラブルなどクライアントの痛みに私たちがどう寄り添えるか。現場はそういう毎日の積み重ねなんですね。スタッフとはもちろん時給とかもありますけどそれだけじゃなくて、やっぱり共に働く仲間であったりヒト対ヒトの関係性の方が大事なのかな、と今は思います」

製造業から総合人材サービス業のランスタッドへ。転職するきっかけになったあの瞬間

長い間、ものつくりを生業として来た佐藤が、40代半ばを迎えて畑違いのサービス業/人材業界に転身したのには、ある体験がきっかけになったと言います。

佐藤 「高校卒業後、大手製造メーカーに就職し25年勤めました。ところが、私の住んでいた地元の北海道にあった工場閉鎖が決まり、山形へ移転となったため転職を決意しました。当時40代半ばの転職は、北海道で製造経験を活かした仕事がなかなか決まりませんでした。そんな時に母が働いていた焼き鳥屋さんでアルバイトをした経験があり、この時の経験が私のこれまでの考え方を大きく変えました。

人手が足りないと言われて、焼き鳥を焼いてお客様に提供していました。自分が作ったものをお客さんがお金を払ってありがとうと言ってくれる、これがとにかくすっごく嬉しくて(笑)。今まで接客業やサービス業って、私は経験がなかったんですが、「何でお金をもらって感謝までされるんだろう、サービス業ってすごくいい仕事だな」って感じたんです。あの瞬間が、製造業から総合人材サービス業のランスタッドへ転機するきっかけになりました」

そんな時にランスタッドに勤めていた知人からの紹介でチャレンジしてみようと思い、そこで面接してくれた面接官の人柄が信用できると思ったことも決め手になったと佐藤は語ります。その面接官は現上司でもある藤井支店長です。

きちんと見て良くも悪くも評価してもらえて、結果を出せば自分に返ってくる大きな魅力

オンサイトビジネス事業部のファクトリービジネスグループでオペレーションマネージャーをしている吉川。ファクトリー系北日本担当オペレーションマネージャー。佐藤が入社するきっかけとなった「ランスタッドに勤めていた知人からの紹介」の知人

焼き鳥屋で体験したあの瞬間からサービス業に転身して5年、最も印象的だった出来事をこう振り返ります。

佐藤 「接客接遇品質を競い合う店頭応対コンクールというクライアント主催の業界最大手主催のイベントでのことです。

北海道内にある7社がそれぞれのエリアで予選会を行い、私たちの店舗はまずそこで優勝して、会社の代表・千歳ゾーン代表として全道大会に出場しました。惜しくも全国大会への切符は逃しましたが、北海道で2位に選ばれたことは自分たちが追求してきたサービス品質や、ここまで信じてやってきたことが間違ってなかったという自信につながりました」

事業所長というポジションを通して、感じることがあると佐藤は続けます。

佐藤 「入社後8カ月程度で引継ぎを受けて事業所長に着任しました。最初はやはり不安も多かったです。前任者がいなくなると責任の重さの感じ方がまるで違うんですね。職場の良し悪しも、自分の考え方や言動一つで変わってしまう責任の重さと怖さを感じました。

そんな中で自分にも足りないところはまだまだあって、支店の仲間や上司に相談できる環境がこの会社にはある。そこがあってこそ、今のポジションに就けていると思っています」

それでも日々迷うことは多くあります。

佐藤 「最後は現場責任者として判断しないといけないときは、自分の考えがブレないように「理想の姿」「あるべき姿」をいつも頭に描いて、それを物差しとして物事を判断するようにして来ました。

私の理想は「スタッフと家族のような関係を築きたい」ということ。家族って忖度なしで助け合ったりできる存在だと思っていて、誰かが病気で休んだら代わりに誰かが出勤するような、お互いを助け合える環境こそが、私の理想=目指してる職場です」

クライアントの最前線で働きながら会社に寄与するというのが、オンサイト正社員((クライアント先のプロジェクトにおいて常駐管理者として働く雇用体系))の働き方の1つの特徴です。佐藤はオンサイト正社員という目線で、この会社をどう感じているのでしょうか。

佐藤 「ランスタッドは自分の職責を全うすればその分評価もしてくれる会社だと感じています。もちろん責任の重さや権限の大きさなどは等級によって違いますが、オンサイト正社員もその例外ではありません。

頑張っても頑張っても会社は評価してくれているのかな、きちんと自分を見てくれているのかなって思うことありますよね。前職でもありましたけど、やっぱりそれじゃ頑張れないと思うんです。やったことに対して良くも悪くも評価してもらえて、結果を出せば自分に返ってくるようになったのはすごい魅力です。最近は他にも、いろいろとオンサイト正社員の働く環境もより良いものにしようと会社が変わりつつあると感じます。

当然、権限が大きくなれば責任も重くなりますが、私はそれこそがやり甲斐だと感じていて、今の事業所は自分が守っているという自負をもって日々の業務にあたっているので、私には恵まれた環境です」

苦しい時間・嬉しい時間を共に共有した仲間たちと仕事の達成感を味わいたい

これからオンサイト正社員として佐藤が目指していることを、次のように語ります。

佐藤 「会社としては、事業所長としてこの事業所をもっと大きくして行くこと、働くみんなが今日より明日もっと幸せになれることを考えていければと思っています。

個人としては、私はやっぱり最後は「人」だと思っているので、人から信頼される人間になりたいです。相手に伝わるかどうかは別にして、信用できる人になることが、自分の最終目標である家族みたいな信頼関係とか「絆」みたいなものにつながったらいいなと思います」

また、オンサイト正社員として働くことを考える人に向けて佐藤はこう言います。

佐藤 「スタッフを思いやる気持ち、チームの1ピースとして私も動いているのでそのチームを思い合える、そういう人間性が凄い大切だと思います。

仕事は自分一人では何もできないんですよね。とくにアウトソーシングの事業所は、チームや仲間の支えがないと何も成し遂げることはできない。そのための努力を怠らない強い精神力や責任感というのは、オンサイト正社員はプロジェクトの管理者という立場での仕事なのでやはり重要なのかなと思います」

そんな想いを持つ佐藤は、これからランスタッドに入社してくれる人と一緒に成し遂げたいことがあります。

佐藤 「仕事の達成感、これを一緒に味わいたいですね。スタッフが休んで交代出勤しなきゃいけないとか、お客様に褒められたとか、また来るよと言われたとか、そういう苦しい嬉しい時間をたくさん共有したいです。

この事業所はスタッフの協力や理解をもらって大きくなったので、事業所運営の5年間を通して私が大きく変わったそういう経験を、入社してくれた仲間たちと共感できたら嬉しいですね」

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オンサイト(顧客常駐)社員未経験からの転職