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支えられた経験を、誰かを支える力へ。10年・4つのポジションを経て辿り着いた、定着支援という天職

庵下 恵美タレントセンター事業本部 サポートスペシャリスト

profile
宮崎県出身。高校卒業後、福岡でホテルの接客業に従事。 病気をきっかけに地元宮崎へ戻り、治療と向き合いながら事務職(郵便局)に従事。 再び10年後福岡へ、2016年ランスタッドへ入社。

誰かの成長を一緒に喜べる。サポートスペシャリストという仕事

▲大阪支店のブースにて。リモートワーク中の様子

アドミニストレーター、コーディネーター、営業、そしてサポートスペシャリスト。ランスタッド入社から10年、4つのポジションを経験してきた庵下は現在、障がいのある社員の定着支援に携わっています。

 

本記事では、多様なポジションで経験を積んできた庵下の10年間のキャリアを振り返りながら、現在取り組む定着支援の仕事、そしてランスタッドで障がいのある社員が安心して働き、成長できる環境についてお伝えします。

 


 

現在、庵下はタレントセンター事業本部で、サポートスペシャリストとして障がいのある社員の定着支援に携わっています。採用面接から入社後のフォロー、マネージャーとの連携まで幅広く関わり、一人ひとりが安心して働き、その力を発揮できるようサポートしています。

 

サポートスペシャリストとして活躍する庵下にとっての大きな喜びは、採用から関わった社員が、入社後に成長していく姿を見られたときです。

 

(庵下)「一次面接から関わった方が、どんどん実績を上げていく姿を見るとうれしくなります。会議で名前が挙がったり、表彰されたりする方もいます。

 

『採用してくれてありがとう』と言ってもらうこともありますが、私としては『こちらこそランスタッドを選んでくれてありがとう』という気持ちです

 

仕事を見つけることがゴールではありません。庵下が大切にしているのは、その先にある一人ひとりの成長です。

 

(庵下)「その方が成長していく姿を一番近くで見られること。それが、この仕事の一番のやりがいですね」

 

今では、障がいのある社員の可能性を信じ、その挑戦を支える庵下。しかし10年前、自身がランスタッドと出会った頃には、今のようなキャリアを歩むとは想像もしていませんでした。

 

知らなかった「障がい者雇用」から始まった、ランスタッドでの10年間

▲元福岡支店の仲間と過ごす、春のプライベート時間

高校卒業後、福岡で働き始めた庵下は、19歳で難病を発症。地元・宮崎へ戻り、その後は入退院を繰り返す、長い治療生活を送りました。

 

そうした日々を経て、庵下は再び福岡へ向かうことを決意します。

 

(庵下)「もう一度、福岡に行きたいと思いました。自分の中では、第二の人生を始めるような気持ちでした

 

福岡で仕事を探し始めた庵下。これまで一般雇用でしか働いた経験がなく、「障がい者雇用」という働き方があることさえ知りませんでした。

 

ハローワークで案内された障がい者雇用の窓口で求人を見て、初めてその現実に触れます。選べる仕事は限られ、目にした求人は賃金水準の低いものも少なくありません。

 

(庵下)「求人を見て、唖然としました。『私はこの中から仕事を探さないといけないのかな』って。これから福岡でどうやって働いていけばいいんだろうと、とても悩みました」

 

そのなかで見つけたのが、ランスタッド福岡支店のアドミニストレーター(事務職)の求人です。

 

庵下は当時、ランスタッドについても、人材業界がどのような仕事をする業界なのかもほとんど知りませんでした。それでも、求人票に書かれていた「成長できる」という言葉が心に残りました。

 

(庵下)「ふわっとでしたが、『もしかしたら、自分も今より成長できるのかな』って。それで、まずはやってみようと思い応募しました」

 

選考で印象に残っているのは、面接の雰囲気です。これまで経験した面接とは異なり、堅苦しさはなく、緊張しながらも自然体で話すことができました。

 

そして2016年、庵下は福岡支店のアドミニストレーターとしてランスタッドでのキャリアをスタートさせます。

 

入社後は、派遣法をはじめ、社会保険や給与に関する業務など、初めて学ぶことの連続でした。

 

(庵下)「本当に覚えることが多くて、必死でした。教えてもらったことをとにかくノートに書いて、何度も書き直して。分厚いノートができるくらい、ひたすら勉強しました」

 

「自分も成長できるかもしれない」

 

求人を見たときに抱いた小さな期待は、このあと庵下自身も想像していなかったキャリアへとつながっていきます。

事務からコーディネーター、営業へ。「やってみる?」が広げてくれたキャリア

▲元福岡支店の仲間と過ごす、夜のプライベートディナー

アドミニストレーターとして約2年。目の前では、コーディネーターや営業が、求職者の仕事が決まるたびに「やった!」と声を上げ、周囲から拍手が起きていました。

 

(庵下)「毎日その光景を見ているうちに、私もあの喜びを味わってみたいって思うようになって。上司に素直な気持ちを話したら、『いいね!挑戦してみる?

 

そして、コーディネーターへ異動し、わずか1年で社内表彰を受けるほどの成果を上げます。

 

(庵下)「『私にもできた!』って。そこから一気にエンジンがかかりましたね

 

その姿を見た上司から、今度は営業職への挑戦を勧められます。ただ、庵下には一つの迷いがありました。

 

(庵下)「身体のこともあって、無理はできないと正直に伝えました。『エンジンは燃えているけれど、車輪が動かないかもしれない』という感覚です。ですが、『フォローするよ』と言ってもらえて。それなら挑戦してみようと思いました

 

営業として約4年。企業との信頼関係を丁寧に積み上げてきました。

 

(庵下)「後任の営業から『今でも庵下さんの名前が出ますよ』って言われることがあって。しっかりと関係を築けていたんだなって、うれしくなりましたね」

 

しかし、外出の多い日々が続くなかで身体への負担が大きくなり、次のキャリアを考え始めます。そのとき、ふと感じた疑問がありました。

 

(庵下)「自分自身も障がいと向き合って働くなかで、専門的に相談できる窓口がないなって気づいて。人事に『障がいのある社員をサポートする仕事はありませんか?』と質問してみましたが、当時はそのような仕事はありませんでした」

 

その後、ほどなくして社内で「サポートスペシャリスト」の募集が始まります。

 

(庵下)「募集を見てすぐに手を挙げました。在宅勤務が多く、身体への負担を抑えながら働けます。何より『自分の経験を生かして障がいのある方を支えられる仕事に挑戦したい』という思いが強くありました

 

そして2023年、庵下はサポートスペシャリストへ。10年間で4つ目となる、新たな挑戦が始まりました。

一人ひとりが「自分らしく働く」ために。ランスタッドの定着支援

▲グルメ巡りを兼ねて近場へ小旅行

ランスタッドには現在6名のサポートスペシャリストがいます。社員・マネージャー・サポートスペシャリストの三者で連携し、一人ひとりが働き続けやすい環境を整えていくのが、ランスタッドの定着支援です。

 

サポートスペシャリストは、精神保健福祉士やジョブコーチなど、それぞれが異なる知識や資格、経験を生かしながら支援にあたっています。

 

(庵下)「上司にはなかなか言いにくいこともありますから、私たちが間に入って一緒に考えられるのは、社員にとって大きな安心につながると思います」

 

支援の形は一律ではありません。定期的な1on1面談に加え、必要に応じて面談の頻度を増やしたり、日々の体調の波を記録するケアシートを確認したりと、一人ひとりの状態に合わせて関わり方を変えています。

 

完全在宅で働く社員も多いため、対面なら気づける表情や雰囲気の小さな変化を、オンラインでどう捉えるかも大切です。仕事の状況だけでなく、休日にきちんとリフレッシュできているかなど、日常の様子にも目を向けています。

 

(庵下)「同じ障がいでも、前向きな方もいれば、物事をネガティブに捉えやすい方もいる。その人の性格や考え方もあります。だから、まずはその人自身を知ることを大切にしています

 

庵下自身も障がいと向き合いながら働いてきたからこそ、共有できる思いがあります。自身の経験を伝えることで、心を開いてくれる社員もいるそうです。

 

そして、ランスタッドで目指すのは「働き続けること」だけではありません。

 

(庵下)「もっと成長したい、上を目指したいという方もたくさんいます。障がいがあるからと可能性を限定せず、社内公募で新たな職種にチャレンジしたり、公平に評価されたりするところが、ランスタッドの魅力だと思います

 

それは、10年間さまざまなポジションに挑戦してきた庵下自身も同じです。今後は定着支援の専門性をさらに高めながら、この領域でチームを牽引する役割への挑戦も考えています。

 

一人ひとりの特性や状況に合わせて働く環境を整え、その先の挑戦にも伴走する。ランスタッドの定着支援は、誰もが自分らしく力を発揮できる環境づくりにつながっています。

 

支えられながら挑戦を重ねてきた10年間。その経験が今、誰かの成長や次の一歩を支える力になっています。自らも挑戦を続けながら、一人ひとりの可能性に寄り添う庵下の歩みは、これからも多くの人の背中を押していくはずです。

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