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大事なのはより良いものにしていく姿勢。異業種への転職と異動を経て見えた新たな境地

増田 憲亮スタッフィング事業本部 宇都宮SPOT課 コンサルタント

profile
学生時代は経済学部で地方財政を専攻。2008年から約5年間、ホテル業界にて様々な役割を経験。2013年にランスタッドに入社。那須支店、新潟支店、宇都宮支店を経て、2020年から宇都宮支店でスポット(1日単位)の派遣担当コンサルタントとして邁進中。

求人獲得から提案まで一気通貫で支援。コンサルとしての仕事の極意は、スピード感

スタッフィング事業本部の宇都宮SPOT課に所属する増田憲亮。2022年6月現在、単発派遣の営業活動に携わり、求人の獲得から提案までを一貫して担っています。

増田 「スポット(単発)派遣の領域を主に担当しています。お客様である企業様に需要がないかヒアリングし、それにマッチした人材をご紹介するところまで、トータルでサポートするのが仕事です。お客様の要望に正確にお応えするために、ご紹介するスタッフさんのスキルや個性をきちんと把握するよう努めています」

「迅速な人材確保と安心のサポート」をモットーとするランスタッドにおいて、成果にこだわり、ほかのメンバーの模範となることが求められるシニアコンサルタントを務める増田。最も大切にしているのは、スピード感だといいます。

増田「何をするにも、スピード感を大切にしています。たとえば、メールの返信。事務の方から確認の依頼をもらうような場合でも、必ずその場で行動するように心がけています。

『メールの返信を後回しにすると、即座に行動するよりずっと多くの時間を要する』という内容の記事をたまたま見かけたのがきっかけです。以来、メールが届いたら即レスするように習慣化しています」

目標とする数字を達成できたときや、新しいお客様との取引が軌道にのったときに達成感ややりがいを感じるという増田。プライベートでも目標を意識して行動することが多いと話します。

増田「“100日ダイエット”と名前をつけて、100日間毎日、食事制限の記録を欠かさず取りました。その結果、82kgあった体重がいまでは70kgに。今度は『100日後に腹筋を割る』と決めて、毎日お腹の筋肉を鍛えています。

目標を持って行動することは、オンオフ関係なく意識しているところかもしれませんね」

ここなら、自分の対人スキルが活かせる。活躍の場は、ホテル業から人材派遣業へ

少年期はサッカーボールを追いかけて過ごした増田。体と心を鍛えながら、人との接し方を学んだといいます。

増田 「小学校から高校を卒業するまでの約11年間、ずっとサッカーに打ち込んでいました。部活をやっていて良かったと思うのは、体やメンタル面の鍛錬になったことと、礼儀作法や他人との距離の取り方などが身についたこと。サッカーを通じて得たものは多く、いまも役に立っていると思うことがよくあります」

大学に進学してからは、学業と並行してアルバイトに精を出していたという増田。人と接する仕事に向いていると感じ、ホテルを就職先に選びました。

増田 「早朝からコンビニでほぼ毎日働きながら学校へ通って、夜は居酒屋やデパ地下のファーストフード店のアルバイトを掛け持ちしていました。人と接するのが好きだったので、接客業を好んで選んでいたと思います。

旅行が好きなこと、寮生活ができることに魅力を感じたこともありますが、ホテルに就職したのも、人と接するのが得意だと感じていたことが理由ですね」

ホテルでは、フロント業務から営業の仕事まで、幅広く担当します。

増田 「はじめのころは、チェックインやチェックアウトの手続きなど、清算関係の仕事を主にやっていました。その後、お客様から電話を受け取る窓口業務についたり、営業マンとして関東や中部エリアを担当して出張にでかけたり。いろいろやらせてもらいました」

ホテルの仕事を通じて営業の仕事に適性を感じた増田。社内で派遣社員を雇用していたことがきっかけで、派遣営業の仕事に関心をもつように。

増田 「人と接するのが得意というだけでなく、飛び込み営業やテレアポなど、はじめての人に対して商品やサービスを売り込む仕事も苦にならないことがわかってきました。

ホテルにいろいろな方が派遣されてきているのを見て、企業と人を仲介する仕事なら、ホテル業で培った対人スキルや知識を活かせる場面が多いのではないかと思って転職したんです。

人材派遣といってもいろいろな会社がありますが、規模が大きいかどうかは気にしていませんでした。当時の住まいから近いところにオフィスがあり、ちょうど希望と合致する求人があったことから、迷わずランスタッドを選びました」

栃木、新潟、そして再び栃木へ。派遣営業マンとしてのスキルを培ったキャリアの道のり

ランスタッドに入社後、那須支店に配属された増田。畑違いの職場で右も左もわからず、先輩のやることを見よう見まねで覚えていったといいます。ところが入社して半年ほどしたころ、大口の案件を担当することに。

増田 「入ってまだ1年目だというのに、かなり大口のお客様を任せてもらったんです。それまでは管理するスタッフさんの数は、多くても30名ほど。それが80名ほどになったことで、事務処理からスタッフさんへのフォローまで、本当に大変でしたね。正直なところ、失敗してご迷惑をおかけしまうところもあったのですが、その分、学びと成長がありました。

実はいまもそのお客様との取引は続いていて。苦労はしましたが、案件の立ち上げに関われたことは、自信につながりました」

最初の配属先で、派遣営業としての基礎体力を身につけた増田。入社6年目で新天地、新潟へ転勤します。

増田 「当時の新潟ではランスタッドの知名度が低く、どこへいっても『知らない』といわれたものです。栃木では、ランスタッドが時間をかけて築いてきた固い地盤に助けられていたことを思い知りました」

新潟支店では、これまで経験したことがなかった選挙の案件も担当したと話します。

増田 「選挙に関わる方々の人材を派遣するという案件だったのですが、どんなアサインをすればいいのかイメージが湧かず、最初は手探りの状態で取り組みました。なんとか乗り切ることができたのは、まわりのサポートがあったおかげだと思っています。温かくサポートをしてくれる社内のメンバーのありがたさを痛感しました」

新潟に移って3年目、再び栃木へ舞い戻った増田。今度は自ら希望して宇都宮支店に異動し、現在にいたるまで、単発の派遣を担当しています。

増田 「所属する事業本部には、自分のキャリアを切り拓いていこうというカルチャーがあるんです。宇都宮支店へは、社内公募制度を利用し、自ら手を挙げてやってきました。

常勤の派遣と違い、スポット(単発)の派遣には、差し迫った空気感があるのが特徴です。『明日にも人材がほしい』というお客様の緊迫したニーズに対応するところにビジネスとしての価値があり、またそれがおもしろさでもある。

いつも大事にしているスピード感が、何にも増して求められる仕事だと思って取り組んでいます」

目指すのは、ひとつ上の視座。敏腕プレーヤーから、変化に寛容なマネージャーへ

これまでコンスタントに好成績を上げ、営業担当として社内で高い評価を得ている増田。いま、自身の課題だと感じているのは、リーダーシップを養うこと。

増田 「自分の数字に対しては責任を持って取り組んでいますが、正直なところ、ほかのメンバーの数字まで見渡してフォローしてあげられるような力量が自分にはまだないんです。どうすれば、プレーヤーとしてだけでなく、マネージャーとしても活躍できるのか。それを考えるのが今後の課題だと思っています」

目指す将来像が明確にあるという増田。次のように続けます。

増田 「既存のやり方は、どんなに良いものでも、常に磨きをかけていく必要があると考えています。マネジメントとする立場になっても、自分の考え方を押しつけるようなことだけはしなくない。何事もより良いものにしてく姿勢を大切にしてきたいですね。『いまあるものを機械的に踏襲するのではなく、考えながらやっていこう』という話はいまもよくしています」

既存のルールは改善してしかるべき。そうした考えは、かつての上司の教えに学んだものだといいます。

増田 「新潟にいたときの上司がよくいっていたんです。『黙ってルールに従っているのは楽かもしれないけれど、現状維持では環境が良くなっていかないことのほうが多い』と。自分から積極的に意見・行動して変えていくことの大切さを教えてもらいました。

もちろん、新しくすれば良いというわけでもありません。いろいろやり方を試すことで、従来のやり方の良さが見直されることも多いと感じています」

人材派遣業では、それぞれに意志や感情のある“人”を相手にするからこそ、マッチングが成立したときの喜びも大きいという増田。この業界に向いている人について、次のように話します。

増田 「スタッフさんはそれぞれいろいろな事情を抱えているので、どれだけ周到に準備したとしても、思うようにいかないことはどうしても起こりうるんです。そんなとき大切なのは、『こういうときもある』と現実をすんなり受け入れること。何事にも完璧を求めようとするのではなく、楽観的な部分を持ちあわせている人に向いている仕事だと思います。

それくらいの気持ちでいると、どんな相手にもフランクに接することができるんです。相手は人。堅苦しい対応が正解とは限りませんから。成功事例から一つひとつ学びながら柔軟に対応できる人が、成長していける業界だと思います」

新しい仕事に果敢にチャレンジし、変化に対する前向きな姿勢を培ってきた増田。次なるフェーズを目指し、自身の可能性に挑み続けます。小さなイノベーションを積み重ねた先に、よりより未来があると信じて。

#ハッシュタグ
SPOT中部人材派遣(スタッフィング)未経験からの転職自分らしさ
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