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マシンオペレーターの求人を見るマシンオペレーターのお仕事
マシンオペレーター(機械オペレーター)は、機械やものづくりに興味があれば、未経験でもチャレンジできる仕事が多くあります。業務内容や働くメリット・デメリット、口コミなどをご紹介します。
公開日:2023年12月05日 / 最終更新日:2023年12月05日
マシンオペレーター(機械オペレーター)とは?仕事内容やメリット・デメリットを解説。
扱う「マシン(機械)」は会社によってさまざまですが、いずれもものづくりの最前線で製品の出来上がりを左右する大切なお仕事です。専門的な知識が必要なイメージがあるかもしれませんが、未経験でもチャレンジできるお仕事もたくさんあります。では、実際にどのようなタイプの方が向いていて、マシンオペレーター業務に就業しているのでしょうか。
今回の記事では、マシンオペレーターの仕事内容やメリット・デメリット、待遇や実際に働いている方の口コミなどを紹介します。
1. マシンオペレーターとは?
扱う製品は車や電化製品、食料品といった身近なものから、電子部品や金属加工品などの専門的なものまで幅広くあります。知識だけでなく技術や資格も身につけることができる職種です。
なお、職場によって「マシンオペレーター」や「機械オペレーター」と、異なる表記をしている場合がありますが、基本的に同じ職種を指します。会社ごとに長年習慣的に呼称されている呼び方に従って使い分けているものと考えるとよいでしょう。
2. マシンオペレーターの仕事内容
その会社独自に開発・導入した製造ラインにある機械をオペレーションすることも多く、会社や扱う機械によってどのような知識や経験が必要なのかは変わります。
プログラミング(マシンの設定)など高度な専門知識や技術、または資格が必要な場合もありますが、マシンオペレーターの業務は幅広く、マニュアルや研修が用意されていることが多いため、未経験の方でもチャレンジできることが多い仕事です。
マシンオペレーターとしてどのような機械を扱うことになるのか、代表的な例を紹介します。
NC工作機械オペレーター | コンピューターによる数値制御(NC)を活用して、金属に穴あけ加工や平面・曲面加工などを行うのが NC旋盤やマシニングセンタと呼ばれるNC工作機械です。 大きくプログラミング業務とオペレーティング業務に仕事内容がわけられます。 |
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プレス加工機械オペレーター | プレス加工とは、金属を金型で挟み、機械で圧力をかけて変形させる加工法のことです。 加工に適した金型をプレス機に取り付け、材料をセットし、作業の工程を確認しながら機械を制御します。 |
レーザー加工機オペレーター | レーザーを使って金属を切断したり穴を開けたりする加工を行うのがレーザー加工機です。 機械加工では対応できない精密な部品を扱うことが多く、作業内容や量に従って加工方法を選択し段取りをするところから、 顕微鏡を使って完成品を測定検査するところまで担うケースもあります。 |
3. マシンオペレーターで働くメリットとデメリット
<マシンオペレーターで働くメリット>
時給が高い
マシンオペレーターは、派遣業務のなかでも比較的時給が高く設定されているお仕事です。未経験でも高時給のお仕事を希望されている方に人気があります。
未経験者も多く採用される
マシンオペレーター業務は必ずしも知識が必須ではない職場も多数あり、実は決められたボタンを押すだけの簡単な作業も少なくありません。
研修が充実している
マシンオペレーターの業務は、会社によってさまざまな機械・素材を扱います。業務ごとに新しく覚える必要があるため、研修やマニュアルがきちんと用意されていることがほとんどです。
さまざまな働き方が選べる
マシンオペレーター業務の働き方は会社によって異なります。例えば勤務時間です。交代制で24時間稼働している工場もあれば、日勤のみで残業もなしという職場もあります。勤務時間以外にも休みの取り方など、自分の希望に合った働き方を選ぶことができます。
長く働ける
マシンオペレーター業務は経験を積むことで扱える機械の種類が増えたり、関われる工程の幅が広がったりします。ひとつの職場で長く働いていきたい方も、同じ職種でステップアップしたい方もじっくり仕事に取り組むことができます。
関連資格がたくさんある
マシンオペレーターの仕事に関連する資格がたくさんあり、キャリアアップにつながります。例えば国家資格である「機械加工技能士」では1級~3級の検定があり、2級以上を受験するには実務経験が必要です。仕事の経験を積みつつ資格取得が目指せます。
会社規模が大きくいろいろな人と関われる
マシンオペレーターの派遣業務は大きな工場に派遣されるケースが多く、派遣スタッフも社員も含め、たくさんの人と関われる職場が多くあります。
<マシンオペレーターで働くデメリット>
機械が変われば業務が変わる
マシニングセンタや工作機械は日々進化・高度化しています。扱う機械が変われば、作業手順や設定方法が変わり、イチから業務を覚えなおす必要もあります。
勤務エリアが限られる
マシンオペレーターを募集する会社の多くは大きな工場を持つ製造業がほとんどです。駅近くで通勤の便がいい場所、都心部のオフィスエリアで働きたい方はマシンオペレーターを募集する職場を見つけることが難しいでしょう。
ミスが怪我に直結するリスクがある
扱う機械や素材によってはマニュアル通りの対応ができない場合、怪我、時には命の危険に直結するリスクがあります。自分の身を守るためにもしっかりマニュアルや工場内のルールを遵守して作業にあたらなくてはなりません。
意外と業務範囲が幅広く覚えることも多い
機械の設定や部品・素材の供給・機械の整備といったマシンオペレーターとしての「本業」以外にも、就業先によってはできあがった製品の梱包や検品、部材の発注、工場の清掃なども付随業務として任されることがあります。
4. マシンオペレーターの時給や待遇は?
派遣社員(平均時給):1,400円
エリア別に見ると、関西が1,482円で最も高く、北海道・東北で1,247円と最も低くなっています。 なかでも和歌山県は1,690円と全国平均より21%高くなっています。一般的にほとんどの職種で関東、なかでも東京都が最も時給が高い傾向がありますが、マシンオペレーターに関しては製造業が多い地域や大型の建設工事が進行している地域に求人が集中し、時給が高くなる傾向があります。 また、冷暖房完備、重い荷揚げ作業なし、騒音発生なし、などの職場環境の違いや、深夜勤務の有無などでも大きな差があります。
5. マシンオペレーターの仕事はきついの?
単純作業だからきつい?
マシンオペレーターは決まった操作だけを繰り返す、というイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。しかし現在ではひとつのマシン操作以外にも、さまざまな加工を担えることを目指すケースが主流で、職場によってはいろいろな商品の製造に関わることができます。もちろん「単純作業」に近い職場もあるため、自分にとって仕事のしやすい環境を選びましょう。
操作を覚えられないからきつい?
ほとんどの職場で、扱う機械の操作マニュアルがあります。はじめは先輩社員についてひとつひとつの操作手順を確認しながら業務にあたるため、過度に心配することはありません。
体力が必要そう?
マシンオペレーターの業務のなかには重いもの、屋外での作業を伴うもの、空調や防音設備のない環境での作業を伴う業務もありますが、最近は環境改善や機械の導入が進み、減ってきています。扱う製品によって、女性でも問題なく対応できるマシンオペレーター業務も多数あります。
6. マシンオペレーターに向いている人
ものづくりが好きな人
素材や部品をセットし、状態を確認しながら製品が出来上がるまで自分が直接関わります。実際に自分が製品を「作り上げた」という実感があります。
機械や機械の操作が好きな人
通常は触れることのない大型の機械や専門的な設備を扱います。子どもの頃からゲームや乗り物の操作・操縦が好きだったという方は親近感がわきやすいでしょう。
一人で仕事するのが好きな人
職場自体には大勢の人が働いていても、マシンオペレーター業務を担う担当者は業務中ひとりで黙々と作業にあたることが多く、ひとりで仕事に取り組みたい方に向いている職場が多数あります。
7. マシンオペレーターに向いていない人
機械に興味がない、機械の扱いが苦手な人
マニュアルがしっかり用意されているとはいえ、専門用語もある場合もあります。そもそも機械に対して苦手意識の高い方は向かないでしょう。
集中力がない人
正確な数値管理が求められます。集中力がなく、機械の異音や振動など小さな違和感に気が付きにくい方は大きなミスを引き起こす可能性が高くなってしまいます。
単調な仕事をするのが苦手な人
マシンオペレーターの業務は、覚えてしまえば決められた手順に従って同じ作業を繰り返す簡単なお仕事に感じる方も多いでしょう。単調なお仕事には飽きてしまうという方、毎日変化を求める方にはあまりおすすめできません。
8. マシンオペレーターで働いた人の口コミ
マシンオペレーターの仕事をして良かったこと
「マシンは基本的には一定に動きます。ですが、必ずしもそうならないことも。一定ではないところ、違和感を見つけられると面白いですね」(40代 男性)
「現在の就業中の工場は、世界的にもトップクラスの設備を持っています。丁寧に対応していただけるので、やりがいを感じますし、スキルアップができます」(50代 男性)
「データから材料を取り付け、そしてマシンで実装できるように準備をする一連の流れを指示書通りにできた時に達成感があります」(50代 女性)
「シンプルに、機械操作が好きです」(40代 男性)
「自分で考えてマシンを動かす。とても奥が深くやりがいがあります」(50代 女性)
マシンオペレーターの仕事をしてつらかったこと
「マシントラブルが起きた時」(30代 男性)
「機械のトラブルが多く、思った通りにいかないとき」(40代 男性)
「特にありません!」(50代 女性)
9. まとめ/ものづくりの現場で長く働けるマシンオペレーター
- 「マシンオペレーター」とは工場などの製造現場に必要不可欠な機械の設定や操作をする仕事です。材料や部材の運搬、完成品の検品や納品、機械のメンテナンスなどの作業を担います。マニュアルや研修が用意されていることが多いため、未経験の方でもチャレンジできることが多い仕事です。
- マシンオペレーターのメリットは、時給が比較的高くさまざまな働き方が選べること、資格や研修が充実していてキャリアアップにつながることなどです。一方デメリットは、勤務エリアが限られることや怪我のリスク、業務の変更や範囲が幅広く覚えることも多いことなどです。
- マシンオペレーターの仕事はものづくりが好きな人、機械や機械の操作が好きな人、一人で仕事するのが好きな人に向いています。
ランスタッドお仕事辞典編集部
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