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ピッキングのお仕事

ピッキングは倉庫でリストを基に商品をピックアップする仕事です。土日や深夜、短時間シフトなどもあり、定着率は比較的高く、人気職種です。業務内容や働くメリット・デメリット、口コミなどをご紹介します。

公開日:2023年06月14日 / 最終更新日:2023年06月14日

ピッキングとは?仕事内容やメリット・デメリットは?仕分け・梱包作業についても解説

ピッキングとは、物流の拠点になっている倉庫でリストを基に商品をピックアップする仕事です。倉庫内の仕事としては「仕分け」「梱包」という業務もあり、同時に募集されることもあります。未経験の人にとっては少し大変そうな仕事というイメージがありますが、就業している人の定着率は比較的高く、人気職種といえます。
土日や深夜、短時間シフトなどもあり、ダブルワークや扶養内勤務などを希望する人にも向いています。

今回は、ピッキングとそれに関連する仕分けや梱包などの倉庫内軽作業の仕事内容、メリットとデメリット、どんな人に向いているかなどについて解説します。実際に働いている方の生の声もご紹介します。

1. ピッキングとは? 仕分け、梱包の業務についても解説

ピッキングとは?

ピッキングとは、ネットショップや通販などで注文された商品を送付するため、伝票や指示書などの「ピッキングリスト」に基づいて倉庫内で商品を集める仕事です。近年、通信販売の売上額が伸びているため、常に求人が多い職種です。
特別なスキルは不要ですが、多くの商品が保管されている広い倉庫でどこに何があるか覚えること、色や型番などのミスなく商品を選び出す正確性、商品を集める(ピックといいます)為に倉庫内を歩き回る程度の体力などが求められます。

仕分け、梱包作業とは?

倉庫内の仕事としてはピッキングのほか、仕分けや梱包の作業もあります。
仕分けとは、集めてきた商品を送付先ごとに仕分けたり、倉庫へ搬入された商品を分類したりする仕事です。
梱包とは、ピックアップした商品を検品した上で発送できる状態に包装したりラベルを貼ったりする仕事です。仕分けや梱包の作業もピッキングと同じように、正確さとスピードが重要です。

倉庫内軽作業とは?

ピッキング、仕分け、梱包などをまとめて「倉庫内軽作業」と呼び、この職種名で求人が出ていることもあります。小規模な倉庫ではピッキングから梱包までをひとりで担当する場合もあります。
また、大きな倉庫においては、日によって任せられる工程が異なる場合もあり、「ピッキング」作業の日、「梱包」作業の日と一通りの業務をこなしていただく場合もあります。

2. ピッキングで働くメリット・デメリット

ピッキングの仕事のメリットとデメリットを紹介します。

ピッキングのメリット

未経験でもできる

作業内容がシンプルなので、未経験でもできることが大きなメリットです。簡単な説明を受けるだけで勤務の初日から実際の業務に就くことができます。

シフトの相談がしやすい

24時間稼働またはそれに近い稼働率である場合は、「早朝」「深夜」「土日のみ」などの勤務や「週3日」といった勤務も可能です。このため、勤務時間が限定される人やダブルワーカー、スキマ時間を有効に活用したい人に人気があります。

時間帯によっては高時給になる

早朝や夜勤のシフトでは深夜手当がつくなど時給が高くなる傾向があり、短時間で効率よく働きたい人にメリットがあります。

色々な商品に携われる

化粧品、アクセサリーや雑貨など、扱う商品は様々で、自分の興味がある商品に携わることができて、時には新商品を取り扱うこともあります。

常に求人があり職に就きやすい

この数年は通販市場が拡大しているため多くの求人があり、応募した場合に採用される確率も高い職種といえます。

適度な運動ができる

倉庫内を歩き回ることが多いので、デスクワークが苦手、仕事でも体を動かしたいという人にとっては適度な運動になります。運動不足を解消したいという理由でこの仕事を始める人もいるようです。

煩わしい人間関係が少ない

ピッキングは黙々と作業をこなす仕事なため、職場でのコミュニケーションが苦手な人にとっては、人間関係に気を遣わずに働けることがメリットです。

ピッキングのデメリット

仕事が単調になりがち

慣れてくると仕事に発展性がなく単調だと感じる人もいるかもしれません。ピッキング就業歴が長い人は、より正確かつスピーディーに作業することを自分なりの目標にして続けていたり、他のスタッフを指導するリーダー職になったりしています。

ミスしない集中力が求められる

ピッキングの仕事で最も重要なことはミスをなくすことです。疲れてきた時間帯など集中力が衰えがちですが、そんなときこそ普段以上に丁寧にチェックして、正確なピッキングをキープすることが大事です。

体力を使う

対象となる商品は様々で、職場や時期によっては重いものや大きなものを取り扱うこともあります。また、繁忙期には作業量が多くなることもあるでしょう。デスクワークとは異なり基本的に立ち仕事になりますので、デスクワークと比較すると体力を使う仕事になります。

空調など職場環境が整っていないことがある

最近の倉庫は従業員が働きやすい環境を重視していて、作業場はきれいで空調完備、休憩スペースもしっかり確保されているという例が多いです。とはいえ、空調があったとしても、荷物の出し入れや倉庫の広さなどで夏場は作業をしていると暑く感じてしまう倉庫や、食品を扱うために低温に調節されている倉庫もあります。心配なときは職場選びの際に確認しましょう。

勤務先が不便な場所の場合もある

職場となる倉庫は駅から離れた場所にあることもしばしばです。この場合、自転車や自家用車での通勤がOKという場合が多いです。多くの人が勤務する大規模な倉庫の場合、無料送迎バスを利用できることもあります。

3. ピッキングの時給や待遇は?

ピッキングの時給や待遇については、以下のデータがあります。

派遣社員(平均時給):1,242円
出典:求人ボックス 給料ナビ「ピッキング」(2023年6月7日現在)
エリア別に見ると、関東が1,277円で最も高く、北海道・東北で1,160円と最も低くなっています。
なかでも東京都は1,379円と全国平均より11%高くなっています。次に高いのが神奈川県、その次が千葉県となっています。
条件によっても給与に差があり、早朝や深夜の勤務では平均より高い時給が得られることもピッキングの特徴です。

4. ピッキング作業の服装は?

ピッキングの仕事をするときの服装は、勤務先から指示があればそれに従います。多くの場合は私服OKです。

脚立に乗ったりしゃがんだりと体を動かすことが多いので、動きやすさ重視で選びましょう。私服の場合、Tシャツやトレーナーにジーパンなどのパンツがおすすめです。スカートや短パンなど足を露出する服装、商品に引っかかる可能性があるアクセサリーはやめましょう。仕事中は邪魔にならないよう髪をまとめる必要がありますが、ヘアカラーは自由という職場が多いです。ネイルは作業によっては規定がある場合がありますので、気になる方はあらかじめ確認をしてください。作業内容によっては手袋、靴などを支給されることもあります。

5. ピッキング作業はきついの?

倉庫内作業ということで、「ピッキングの仕事は大変なのでは?」と心配する人もいますが、その場合、重い荷物を運ぶような重労働な仕事というイメージのようです。実際にそういった職場もありますが、重い荷物を運ぶときはフォークリフトや台車を使うので、人の手で運ぶ作業はあまり多くありません。また、ピッキングの対象は文房具や雑貨など軽い商品を取り扱うことも多く、体力的にはきつさを感じない現場も多くあります。

もうひとつピッキングの大変さとして、繁忙期に仕事が集中するという点があります。クリスマス、年度初め、お中元・お歳暮などの時期にはどうしても作業量が多くなります。ピッキング歴の長い人のなかには繁忙期こそ工夫して効率よく作業することを楽しむ、という人もいるようです。

ピッキングの仕事が体力的にきついことを心配する人は、求人に応募するときにどんな商品を扱うのか、繁忙期がいつで、どの位忙しいのかなどについて事前に確認することで不安を解消できます。

ピッキングの仕事の現場には長く就業している人が比較的多く、女性の割合も多いです。また、ピッキングを含む倉庫内作業は、短時間シフトなど、複数のシフトが稼働している場合が多く、このことから、思っているほどきついと感じないケースも多く、他の仕事と比較して働きやすいと考えて続けている人も多いと考えられます。

6. ピッキングに向いている人

ピッキングは、以下のような人に向いている仕事です。

単純作業が好きな人

ピッキングの仕事は単純作業です。同じ内容の仕事を毎日コツコツと継続することが苦にならず、どちらかというと好きという人に向いています。

人との関わりが少ない仕事を好む人

ピッキングの仕事は人との関わりが少なく、ひとりで黙々と作業したい人に向いています。

時短勤務や早朝・深夜のシフトを希望する人

平日の昼間にだけ働きたい主婦(夫)、早朝だけ働きたい学生、土日にダブルワークできる職場を探している人などに、シフトの自由度が高いピッキングの仕事が向いています。

7. ピッキングに向いていない人

ピッキングの仕事に向いていないのは、以下のような人です。

体力に自信がない人

ピッキングの仕事は多くの場合立ち仕事です。そのため、一日中体を動かして作業ができるくらいの一般的な体力が必要です。立ち仕事に不安がある、体力に自信がない人には向いていません。

単調な作業が苦手な人

ピッキングの単調な作業に飽きてしまうような人には、向いていません。前向きに取り組むことができなくなり、効率が落ちたりミスが発生したりする可能性も高くなります。単調な作業をいかに効率的に、正確にこなすことができるのかを極める方が長く就業している傾向があります。

共同作業や人との交流が好きな人

ピッキングはひとりで淡々とルーティンをこなす仕事です。他の人との会話や共同作業の機会も少ないので、職場でもコミュニケーションを積極的にとって仕事をしたい人には物足りなく感じられるでしょう。

8. ピッキングで働いた人の口コミ

最後に、ランスタッドのスタッフとしてピッキングで働いている人、働いたことがある人の口コミを紹介します。

ピッキングの仕事をして良かったこと

「ダブルワークしやすい職場を探していて、家の近くでピッキングの仕事を見つけました。自分の希望するシフトで働けることが気に入っています。」(50代 男性)

「自分の仕事に集中できる点がいいです。」(60代 女性)

「仕事に慣れてきたら自分なりの工夫をすることでさらに正確さとスピードがアップ。そこにやりがいを感じています。」(50代 男性)

「毎日動いて体力が維持できて、ダイエット効果もあると思います。私には向いていると思うので、これからも続けるつもりです。」(50代 女性)

ピッキングの仕事をしてつらかったこと

「繁忙期は少し残業も発生してそれなりに大変でした。でも、一時的なもので仕方ないと思います。」(60代 女性)

「重い荷物を多数出荷しなくてはいけないときです。」(50代 男性)

9. まとめ/倉庫内で行う未経験でもできる軽作業の仕事。コツコツ単純作業を続けることが好きな人におすすめ。

今回は、倉庫内軽作業のピッキングについて紹介しました。ポイントは以下の3点です。
  • 「ピッキング」とは倉庫内でリストなどに基づき注文された商品を集める仕事です。ほかに、ピッキングされた商品を分類する「仕分け」、発送できる状態にする「梱包」という作業もあります。ピッキング、仕分け、梱包をまとめて「倉庫内軽作業」と呼ぶこともあります。
  • ピッキングのメリットは、未経験でもできること、シフトの相談がしやすいこと、人間関係のわずらわしさが少ないことなどです。デメリットは、仕事が単調になりがち、ミスをしない集中力が必要、ときには体力を使う仕事もあることなどです。
  • ピッキングの仕事はコツコツ単純作業を続けることが好きな人、人との関わりが少ない仕事を好む人に向いています。体力に自信がない人、単純作業が苦手な人にはあまり向いていません。

本記事でご紹介した、ピッキングの仕事内容や実際に働いている人の声を読んで少しでも興味を持っていただけたら『ランスタッド』にお気軽にご相談ください。

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