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【対談】「人」を大切にする企業文化の中で成長。夢は同じ。新しいチャプターの始まり

キャメロン・ブレット、萩藤 国士プロフェッショナル事業部 前・現マネージングディレクター

profile
キャメロン・ブレット:カナダのクイーンズ大学を卒業後、2002年に来日。大阪において日系のブティック型リクルート会社へ就職。日系や米国系リクルート会社においてライフ・サイエンス業界を専門として担当。転職支援事業の立ち上げを目的とし、2014年にランスタッド入社。現在、ランスタッドカナダのグループ・プレジデント。一橋ICS MBA。 萩等 国士: 大手人材派遣、外資専門の人材紹介会社を経て、2016年3月にランスタッド株式会社に入社。2022年7月に同社プロフェッショナル事業本部の マネージングディレクターに就任。英国国立大学ウェールズ大学 MBA取得。

新天地、そして未経験の人材業界で才覚を発揮。次々にチャンスを掴んできたランスタッドでの8年

2002年に来日して以来、約20年に渡って人材紹介とエグゼクティブサーチのビジネスに携わってきたキャメロン。カナダからやってきて日本で最初に入社したのは、イギリス人がオーナーを務める日系人材紹介会社の大阪支店でした。

キャメロン「入社のきっかけは、たまたま参加したパーティでポール・デュプイ(ランスタッド株式会社の現取締役会長兼CEO)に出会ったこと。ポールはランスタッドにいる今でも僕の上司ですが、当時はある日系企業でヘッドハンターをしていたんです。その頃の僕はヘッドハンティングがなんのことか知らなかったんですが、『興味あります』といって話を聞かせてもらい、一緒に仕事をするようになったんです」

ポールのもとでアソシエイトコンサルタントとしてキャリアをスタートしたキャメロン。コンサルタント、シニアコンサルタント、その後東京に異動してチームマネージャーへと昇格します。

キャメロン「1社目では、ふたつのチームの立ち上げに尽力しました。最初に大阪で製造業を担当するチームを、次に東京でライフサイエンス領域を担当するチームを立ち上げています」

2011年、キャメロンは外資系5大サーチファームのひとつに数えられる企業からヘッドハンティングを受け、転職。そこで3年ほど経験を積みました。

ランスタッドに転職したのは、1社目の入社のきっかけにもなったポールから声が掛かったから。先にランスタッドに入社していたポールと共に半年ほどかけて熟考し、2014年1月にジョインしました。

キャメロン「人材業界に入ったきっかけはたまたまでしたが、実際にやってみるとおもしろい。自分に向いている仕事だと思いました。その上、1社目にもランスタッドにもインセンティブ制度があり、自分が頑張ったぶんだけお金がもらえるという点も、モチベーションにつながりました。
やがて、クライアント企業に貢献できること、候補者の人生にとって大事な意味を持つ転職に関われること、そしてリーダーになってチームマネジメントに携わるようになったことという具合に、やりがいも増えていきました」

ランスタッドに入社後、エグゼクティブの人材紹介ビジネスの立ち上げに尽力してきたキャメロン。

キャメロン「ランスタッド株式会社は、もともと派遣がメインの企業でした。人材紹介ビジネスを立ち上げるために迎えられたのが、ポール。その右腕として僕が呼ばれたんです。本当にゼロからスタートして、最初にライフサイエンス、次に製造業、ITといったかたちで領域を広げ、いまでは150人ほどのスタッフを抱えるまでに成長しました」

アソシエイトディレクターとして入社した後、順調に新しいポジションへと昇格していったキャメロン。その背景には、社員の成長を後押しするランスタッドの企業文化がありました。

キャメロン「ランスタッドの良いところは、企業規模が大きく、実績さえ上げればどんどん次のポジションを掴めること。次から次へと新しい仕事に取り組むチャンスをもらえたことにとても感謝しています。入社してから8年間、2年以上同じ仕事をやったことはありません」

2020年には、人材紹介に加えて、エントリーレベルのITエンジニアの派遣事業も受け持つように。さらに2021年1月には取締役に昇格し、ランスタッド株式会社全体のマネジメントにも携わるようになりました。

同じ夢を見る仲間がいるから決めた転職。ランスタッドなら、まだまだ成長できる

萩藤は、大学在学中にカナダ留学やウクライナ現地法人でのインターンシップを経験し、卒業後の2004年に派遣事業を行う人材派遣企業に入社しました。

萩藤「社会に出て何をしようかと考えたときに、人にインパクトを与える仕事がしたいと思ったんです。仕事やキャリアは、人生の中で非常に大きなターニングポイント。また、一人ひとりに感情や意志があるぶん、物を扱うよりも難しく取り組みがいのあるビジネスなのではないかと考え、人材業界に入りました」

1社目では、年間通期MVP、2年連続年間売上No.1など、華々しい実績を残した萩藤。2010年に人材紹介会社に転職し、そこでポールやキャメロンと出会うことになります。
そして、2016年にランスタッドへ。その背景には、ポールとキャメロンの存在があったと振り返ります。

萩藤「私は、誰とどんな夢を見るかを重視しながら、働く企業を選んできました。ポールとキャメロンは、社員一人ひとりを本当に大切にして、その幸せや成功のために尽力します。そして最高のチームを作ることで、クライアントや候補者に最高のサービスを届け、世の中に貢献できると考えているんです。私と同じ夢を描いていると感じました」

社内で高い成果を上げるなど、数多くの輝かしい成績を残してきた萩藤ですが、まだまだ人材業界のやりがいは尽きないといいます。

萩藤「人材業界で関わる方々は、一人ひとりに違ったストーリーがあるので、いつも刺激的なんです。また、私が専門としているIT業界は、クロステックで領域が広がったり、新しいサービスが台頭したりと、どんどん変化しているので、飽きることがないですね」

ランスタッドに入社した当初、プロフェッショナルの人材紹介事業部に加わり、ITテクノロジーチームの立ち上げに関わっていた萩藤。同部署には20人ほどのメンバーがいましたが、ITテクノロジーチームはたったひとりでした。

萩藤「いまでは50人ほどのチームになりましたが、最初は人を集めるところからはじめました。その後、マニュファクチュアリングチームやSCMチームの立ち上げを行い、現在はBtoCチームを担当しています。さらに、2022年に入ってPCS(プロフェッショナルコントラクトスペシャリスト)というハイエンドのプロフェッショナル派遣も立ち上げ、キャメロンと一緒に進めてきました」

ランスタッドで携わった仕事の中でも、とりわけマネジメントの部分で自身の成長を実感しているという萩藤。

萩藤「ランスタッドには、ビジネススクールとタイアップして実施されるFEP(Future Executive Program)というトレーニングがあるのですが、そういった機会を通してマネジメントを学べたことが、大きな成長につながったと考えています」

共に社内選考を経て昇格。リーダーとしての新たなチャプターへ

2022年、キャメロンはランスタッド株式会社のマネージング・ディレクターから、ランスタッドカナダのグループ・プレジデントに。萩藤はランスタッド株式会社のシニアディレクターから、キャメロンの後を継ぐかたちでマネージング・ディレクターへの昇格が決まりました。

キャメロン「ランスタッドには、上長からフィードバックを受ける“グレードカンバセーション”というシステムがあります。私たちはそのフィードバックからIDP(Individual Development Plan)、つまり自分の成長プランを考えるのですが、『僕の次のステップは日本ではない』と判断したんです」

部下である萩藤が、自分のいまのポジションを任せられるほどに成長してきていたことが、そう思った理由のひとつでした。次のように続けます。

キャメロン「僕はカナダを出て以来、約20年に渡って日本で働いてきましたが、ほかの国で働いた経験がありません。ちょうど仕事とプライベートの両面で良いタイミングだったということもあり、新たな経験をしてみたいとも思ったんです」

そして2年待った末に、自身の実績に見合う魅力的なポジションを見つけます。

キャメロン「前任者がアメリカに移ることになり、カナダのグループ・プレジデントのポジションが空いたので、これはまたとないチャンスだと。数回の面接や、外部コンサルタントとの面談、3時間のオンラインテストと、そのポジションへの昇格が認められるまでに長いプロセスを踏みましたが、無事に昇格が認められました」

異動先ではフランス語が必要になるなど、さまざまな挑戦の機会がキャメロンを待っています。

キャメロン「人間は、居心地の良い環境では成長できないもの。私には成長し続けたいという思いがあるので、その仕事がある程度快適にこなせるようになったら、すぐに次を考えることにしているんです。このビジネスにはまだまだやらないといけないことがたくさんある。どんどんチャレンジしていきたいと思っています」

一方、グレードカンバセーションで「将来的にはプロフェッショナルの人材紹介事業部全体をマネジメントしたい」という話をしていた萩藤。その機会はキャメロンの昇格によって突然に訪れました。

萩藤「最初は、あくまで候補のひとり。そこから私も複数回の面接を経て、きちんとアセスメントした上でキャメロンの後任に選ばれました」

ランスタッドでは、昇格の決定に、上司だけでなくチームの意向も反映されます。

萩藤「性別や年齢などに関係なく、透明性の高い昇格プロセスがあるところが、ランスタッドの良いところだと思います」
これまでキャメロンと共に仕事をしてきた萩藤。キャメロンが作り上げてきたチームの良さも残しながら、新たな役割を果たしていきたいといいます。

萩藤「これからも大事にしたいと思っているのは、人と文化。人については、人を育てていくこと、成長させていくことを第一義に置きます。文化については、プロとして成果を出して当たり前との姿勢を崩さないことです。ただ、それをひとりでは達成できないので、チームワークを大事にすることも重要になりますね」

そして、その先に目指すのは、3年で3倍の成果を出すこと。そんな一見無謀とも思える目標を掲げる萩藤に対して、それが達成される未来を信じて疑わないとキャメロンはいいます。

キャメロン「ハギ(萩藤)は、有言実行の人。ハギが『これをやる』といったら、必ずやり遂げる。その結果を確認しなくてもいいと思うほどに、僕は絶対的な信頼を置いています。
ハギは戦略にも数字にも強いのですが、それ以上に現場のことを誰よりも理解しているのが強み。戦略か現場かではなく、その両方を持っていて、どちらも得意とするところが、ハギを優秀なリーダーたらしめている理由です」

そこまで自分を育ててくれたキャメロンに対して、やはり「絶対的な信頼を持っている」という萩藤。

萩藤「キャメロンと出会っていなければ、いまこの場に私はいなかっただろうと思います。リーダーシップについても、キャメロンがディベロップメントでガイダンスしてくれたおかげで、ここまで身についたと思っています」

大事なのは、自信と謙虚さのバランス、そして、「絶対にできる」と信じる力

左からポール、キャメロン、萩籐

ランスタッドで活躍する人には、ふたつの共通項があるというキャメロン。

キャメロン「ひとつは、自分の中にモチベーションがあること。外からモチベーションをもらうこともありますが、それ以上に自分がなぜこの仕事をしたいのか、明確な理由を持つことが、成功につながっていくと考えています。
もうひとつは、自信と謙虚さのバランスです。自信を持ちすぎてしまうと、自分の弱みを理解できず、改善につながりません。謙虚すぎてもいけない。自信がないように見られてしまうからです。自信を持ちながらも、それと同じくらい謙虚に自分の弱みを見つめ、改善していくことが重要だと思います」

キャメロンに同調した上で、萩藤には大事にしていることがもうひとつあります。

萩藤「三つ目は、やり抜くことですね。『絶対にできる』と信じる力だと言い換えてもいいかもしれません。採用のプロセスでは、経験やスキルよりも、いま挙げた3点をとくに重視しています」

ランスタッドプロフェッショナル事業部の離職率は5%程度。平均離職率が20〜30%と高めの人材業界において、これは極めて異例のこと。

キャメロン「素晴らしいカルチャーが醸成されているので、そこにフィットしさえすれば、本当に長く働くことができます。企業として今後さらに成長していくはずですから、可能性しかないですね。ランスタッドで一緒に働きたいと思っていただけるなら、その恵まれた環境の中でやりたいことを積極的に発信し、チャンスを掴んでいってほしいと思います」

萩藤「自分の思いを発信し続けていれば、好機は必ず訪れます。上長とのグレードカンバセーションなど、新しいキャリアに通じる道がランスタッドでは豊富に用意されているからです」

社員に惜しみなく機会を提供し、成長をサポートするランスタッドのカルチャーの中で、自身の可能性を最大限に引き出してきたキャメロンと萩藤。これからもふたりが歩みを止めることはありません。新たなステージでの、新たな成長を目指して。

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