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営業事務の求人を見る営業事務のお仕事
営業事務は営業担当者をサポートしながら事務作業を行うお仕事です。自分の仕事が部署の業績にも影響するところが他の事務職との違いで、やりがいにもつながります。業務内容や働くメリット・デメリット、口コミなどをご紹介します。
公開日:2023年06月14日 / 最終更新日:2023年06月14日
営業事務とは?仕事内容や身につくスキル、どんなタイプの人が向いているか、一般事務との違いを解説
とはいえ、業務内容は一般事務と何が違うのかよくわからない人も多いのではないでしょうか。
一般事務は幅広い事務作業を担うのに対して、営業事務は営業活動を円滑に進めるために特化した事務作業を行います。
本記事では実際に営業事務で働いたことのある方の口コミなども参考にしながら、営業事務の仕事内容の詳細について解説します。
営業事務のお仕事を探している方、応募を検討している方はぜひご一読ください。
1. 営業事務とは?
営業事務における業務は、以下の2つに大別されます。
- 営業担当者をサポートする社内業務
- 顧客に対する社外業務
2. 営業事務の仕事内容
営業事務の主な仕事として、以下の7つがあげられます。
■営業関係書類の作成
取引に必要な書類(資料や見積書など)を作成する。
書類作成は、営業事務において大きなウェイトを占めます。作成する書類の種類は多岐に渡りますが、一例として以下の5つを取り上げました。
- 見積書
- 契約書
- 発注書
- 納品書
- 請求書
営業活動をスムーズに進めていくためには、営業事務の作成する書類が必要不可欠です。営業担当者から依頼された内容(商品やサービス、金額)を元に、正確かつ期日内に作成していきます。効率的な営業活動を行えるように、営業担当者と意思疎通を取りながら円滑に仕事をこなしていくことが大切です。
■売上計上・管理
売上を帳簿に記載して管理をする
■電話・メール対応
営業担当者に代わって対応することが多い
■入出金管理
現金や預金の動きを記録・管理する経理業務のひとつ
■経費処理
経費精算に関する書類の作成や保管を行う
■商材の発注や仕入れ
売上が立った際に発注や仕入れをする
■売掛金、買掛金の管理
会計処理および管理をする
営業担当者が売り上げた商品に対して、書類の作成や、仕入れなどのサポートを行います。また、電話やメール対応では営業担当者に取り次ぐケースもありますが、代わりに応対することもあります。
3. 「営業事務」と「一般事務」との違い
営業事務は一般事務と何が違うのかわからない人も多いかもしれません。大きな違いのひとつとして、営業事務は営業活動のサポートをする事務がメインである一方で、一般事務は分野問わず幅広い事務作業を行います。
資料作成や電話対応など共通の業務もありますが、営業事務は一般事務と比べると、社外とのやりとりが多い傾向です。その理由として、営業担当者に代わって顧客からの問い合わせに対応する機会があることがあげられます。
それに対して、一般事務は社内の資料作成やファイリングをはじめ、幅広い分野の事務作業を担います。ひとりで複数の分野を受け持つケースもあり、柔軟な対応が求められるでしょう。
4. 営業事務の一日の仕事の流れ
ここでは一例として、営業事務の一日の流れを見ていきましょう。
8:30 出社してメールをチェック
8:45 営業担当者とミーティング
9:00 始業 見積書作成や事務処理
12:00 (休憩)
13:00 伝票・受注処理
16:30 営業担当者とミーティング
17:00 書類等の郵便物の発送
17:30 退社
ミーティングや始業時間は企業によって異なりますが、基本的には上記のような流れで1日を過ごすことになるでしょう。出社したらまずはメールを確認し、必要なタスクの洗い出しおよび、当日中に終わらせるべき業務の把握を行います。また、ミーティングでは営業担当者のスケジュールや業務内容を確認した上で、自分のスケジュールにも組み込んでおきましょう。この際、営業担当者の手が比較的空いている時間帯も把握しておくことで、疑問が生じた際に問い合わせがしやすくなります。
昼休憩後も、午前中と同様に事務を中心として業務をこなします。社内・社外対応はもちろん、郵便物の発送手続きをすることもあるでしょう。また、営業担当者は夕方に営業から戻ってくるため、場合によっては退勤間際が最も忙しくなることもあります。
また、急ぎの仕事が残っていれば残業が生じるケースも少なくありません。繁忙期は仕事量が増えるため、どうしても残業が発生しやすくなるでしょう。
5. 営業事務の時給や待遇は?
派遣社員(平均時給):1,394円
なかでも東京都は1,693円と全国平均比21%高く、経験やスキルを重視して採用を行う企業や、日商簿記等をはじめとした特定の資格が必要な業務内容の求人が比較的多い傾向です。
また、待遇としては営業事務といっても事務職のひとつであることから、他の職種に比べて残業や休日出勤等はそれほど多くない傾向です(ただし勤務先によって異なる)。また、職場によってはリモートワークが認められているケースもあります。「仕事もプライベートも大切にしたい」と考えている人にとっても、無理なく働ける環境だと言えるでしょう。
6. 営業事務で働くメリット・デメリット
<営業事務で働くメリット>
- コミュニケーション能力が身につく
- ビジネススキル(パソコンスキル含む)が身につく
- やりがいを感じられる
コミュニケーション能力が身につく
営業事務は社内・社外を問わず、多種多様な人と連携しながら円滑に業務を進めていくことが求められます。そのため、高いコミュニケーション能力が求められるほか、計画的に物事を進行し着実に実行する正確さ・几帳面さも必要です。営業事務を通じて培われるこうした強みはキャリアアップの際に役立つでしょう。
ビジネススキルが身につく
書類や資料の作成業務が多いことから、WordやExcel、PowerPointをはじめとしたパソコンスキルの向上が見込めます。さらに、業務をスムーズに進めていくためのスケジュール管理能力など、自然とさまざまなビジネススキルが身につくでしょう。
実際に営業事務として働いたランスタッドのスタッフにアンケートをとったところ、以下のようなスキルが身についたという声が上がっていました。
「Excel、Word、PowerPointの操作スキルが身についた。」(34歳:女性)
「一般的な社会人のマナーはもちろん、パソコンスキルや時短テクニックなどが身についた。」(24歳:女性)
「問題が起きそうな時(起きた時)に先々のことを考えて行動できるようになった。」(54歳:女性)
やりがいを感じられる
営業事務は一般的な事務と比較し、営業担当者を支えるサポート業務としての立ち振る舞いが求められます。仕事量や覚えることが多い一方で、売り上げが上がれば営業担当者から感謝されることもあります。また、成果が形として見えるため、そこにやりがいを感じる人も多いでしょう。
<営業事務で働くデメリット>
- 忙しいことが多い
- スケジュールが予想しにくいことがある
- お客様とのやりとりがある
営業事務の仕事がきついときの対処法として、業務に改善できる点がないか見直す、上司に相談するといったことがあげられます。また、仕事にメリハリをつけることも意識しましょう。だらだらといつまでも仕事をするのではなく、休憩時間とそうでないときのオンオフをつけることで、集中力が途切れにくくなります。
7. 営業事務で必要なスキル・活かせるスキル・資格
- ビジネスマナー
- パソコンの操作
- コミュニケーションスキル
- 資格
ビジネスマナー
営業事務として働く以上、社会人として求められる基本的なビジネスマナーを身につけておくことは大切です。営業事務のビジネスマナーがなっていなければサポートする営業担当者だけでなく、企業全体の評価に悪影響を及ぼす恐れがあります。社内・社外を問わず、信頼の置ける良好な関係を築き、営業活動を円滑に進めるためにもビジネスマナーを意識して業務に取り組むことが大切です。
パソコンの操作
営業事務で仕事をする上で、パソコンスキルの習得は必須です。前提として、見積書や請求書、顧客管理表をはじめとした書類作成ができるだけのWordやExcelのスキルは欠かせないでしょう。また、営業資料の作成サポートを行う際はPower PointやAccessといったソフトを使用するケースも多く見受けられます。また、場合によっては売上や利益の集計や分析を任せられることもあるため、Excelで使用する基本的な関数は習得しておくようにしましょう。
コミュニケーションスキル
営業事務は、営業担当者のサポートがメインとはなりますが、営業担当者に代わって顧客対応をすることがあります。そのため、コミュニケーションスキルが大切となるでしょう。相手を不快にさせるような対応をしてしまえば、会社の損失を招きかねません。わかりやすい説明を心がけることはもちろん、相手が求めていることに対してスムーズに応えられるような柔軟さも求められます。
また、顧客対応といった点でランスタッドのスタッフから寄せられた面白いエピソードをひとつご紹介します。
「(電話応対の際)声のトーンが1つ上がる。相手がどんなに嫌な人であっても、それを感じさせないように電話に出れる「主演女優賞」クラスの人がたくさんいる(笑)」
資格
営業事務ではさまざまな資格を活かして仕事をすることができます。活かせる主な資格として、『MOS検定』や『簿記検定』、『秘書検定』などがあげられるでしょう。簿記に関しては日商簿記2級以上を取得することで、経理事務へのキャリアチェンジを図れます。また、もし英語ができるのであれば英会話学校に通う、TOEICのスコアアップを目指すなどして英語力を高めることもおすすめです。特に外国とのやりとりが多い部署であれば、営業事務のキーパーソンとして仕事を任せられる機会が増えるでしょう。
8. 営業事務に向いている人
人とコミュニケーションを取るのが得意な人
営業事務は社内・社外問わず、人とコミュミケーションを取る機会が非常に多い職種です。そのため、多くの人と関わりを持ちながら仕事をしたいと考えている人に向いているでしょう。また、自分の所属している部署のみならず、日頃から関連部署と良好な関係を築くことも大切です。
臨機応変に対応ができる人
営業活動において、イレギュラー対応が求められるケースは少なくありません。営業事務も同様に、営業スタッフや取引先のお客様から急な依頼を受けることがあるでしょう。そうしたとき、マニュアル通りの対応しかできないといったことにならないよう、シチュエーションに応じて臨機応変に動けるよう意識しながら業務にあたることが大切です。
数字を扱う仕事に抵抗がない人
営業部門には売上や利益に対する明確な数値目標が設定されているケースが一般的です。そのため、営業事務も常日頃から数字を扱う仕事に携わる機会が多くなります。また、請求書や見積書、納品書など書類作成時も数字を扱って仕事をすることから、そうした仕事に抵抗がない人でないと難しいかもしれません。
パソコンの操作が得意な人
前述の通り、営業事務で働く以上、パソコンスキルは必須です。また、顧客や取引先とのやりとりにおいてメールソフトが必須となるほか、営業資料作成などでPowerPointの使用が求められるケースも見受けられます。そのため、パソコンの操作が苦にならず、どちらかといえば得意な人にとって営業事務は向いていると言えるでしょう。
9. 営業事務で働いた人の口コミ
<営業事務の仕事をして良かったこと>
良かった点として、仕事の進め方やコミュニケーションに関してさまざまな声が上がっています。
「基本的に営業さんのサポート業務なので、どうやって相手に気持ちよく仕事をしてもらうか考えながら作業をするところに魅力を感じた。」(24歳:女性)
「多少無理な納期などの調整がうまくいった時などに達成感が持てる。それもこれも同じチーム内、取引先の方々のご協力があってこそだが、人間関係の大事さを日々感じることができた。」(54歳:女性)
「体力的に負担がない、自分ひとりでこつこつできてあまり疲れない、入力や集計の際に内容が入ってきて学びがある。また、通訳を手配した時は自分で業者や通訳者や金額を選べたこともあり、大きなやりがいを感じた。」(45歳:女性)
「黙々と仕事ができる、営業の方の役に立てる。分からないことは営業の方に相談して業務を進められる。」(34歳:女性)
「トラブルが発生する日もあれば、すごくスムーズに仕事が進む日もあるなど日によって一日の流れが異なる。良いことばかりではなく大変な点もあるが、全部を含めて楽しむことができればこの仕事に向いているのではないかと感じます。特に営業事務においては、人と話すことが一番重要な仕事だと思った。」(54歳:女性)
「人のサポートが好きなら絶対に楽しめるお仕事だと思います!自信を持って日々の業務に取り組むことが大切です。」(24歳:女性)
「営業事務は未経験の方でも転職しやすい職種だと思います。パソコンスキルに自信がない方でも、日々色々な業務を行う中で身につくことも多いのでそれほど心配はいりません。」(34歳:女性)
<営業事務の仕事をしてつらかったこと>
一方でつらかった点としては、集中したい時に集中しにくい、担当者にあわせてやり方を変える必要があったことなどがあげられます。
「基本的にはなかった。しかし、時には隣りの話声が大きいと集中できず、疲れることがある。初めての業務でマニュアルを読込む時など、集中したい時はテレワークを活用することで対応した。」(45歳:女性)
「担当者によって個性がある。指示が的確でない人や、返信が遅い人など人柄をつかむまでに右往左往する事があった。」(45歳:女性)
10. まとめ/人のサポートが好きでパソコンスキルを活かしたい方におすすめの仕事
- 営業担当者がスムーズに業務を行えるように事務的なサポートを行う仕事。営業担当者をサポートする社内業務と顧客に対する社外業務、大きく分けると2種類の仕事があります。
- メリットは、コミュニケーション能力やパソコン操作を含むビジネススキルが身につくやりがいが感じられる仕事であることです。デメリットはスケジュールが予想しにくく、お客様とのやりとりがあることなどです。
- 向いている人は、人とコミュニケーションを取るのが得意で臨機応変に対応ができる人です。数字を扱うのに抵抗がなければ、なお向いているでしょう。
ランスタッドお仕事辞典編集部
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