【派遣社員レポートvol.46】バグンデ村滞在2日目・過去派遣社員の活動の後を辿る

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2015/12/26

12月26日(火)、バグンデ村滞在2日目は、KhemさんとMonojさんが滞在エリア近辺を案内してくれました。

まず初めに学校に案内してくれたのですが、ここには前回派遣社員の白崎さんが村の人たちと作製したろ過機が置いてありました。このろ過機は、以前はこの学校の近くに設置されていたのですが、子供たちが使うことの方が必要性が高いと感じ、この学校に移動したそうです!今でも、学校に通う子供たちや先生たちが利用してくれているそうです。村には、他にも学校があるので、今後新たなろ過機ができ、より多くの人たちが安全な水を飲むことができる環境が出来上がっていくと、村の人たちの健康的な生活の確保に繋がると感じました。

この後、バグンデの中心産業である農業の状況を視察させて頂きました。まずKhemさんが所有しているポトテ、トマト、キャベツの畑を見させて頂き、その後、栽培しているマッシュルーム場にも案内して頂きました。実は、このマッシュルーム、シイタケでした!!(英語でもシイタケというのは知らなかったので、初め何度も聞き返してしまいました)この栽培所は、他の農家の方とシェアしており、約半分ほどがKhemさんのシイタケでした。シイタケは栽培が大変なので、市場で買うと良い値段になるそうです。また、Khemさんたちとは別の農家の方々が所有しているシイタケ栽培場にも連れてって頂いたのですが、ここはKhemさんたちとは違い化学肥料を使わず、農薬や、動物性有機肥料・堆肥なども一切使わない自然栽培をしていました。森林の中の一角をシイタケ栽培場としており、かなりの広さでした。この時期は、気温も低く、雨も降らないため、シイタケは育っていませんでしたが、秋の時期(9~10月ごろ)には収穫を迎えるそうなので、まるで日本にいるような印象を受けました。

こうして村の中を散策すると、バグンデ村には豊富な耕作地があり、彼らの生活はとても継続性が高いと感じました。農業をアピールした観光客の呼び込みも面白いなと感じました。Khemさんと話をしたときに、震災の影響もあり、観光客はそこまで来ておらず、また観光客を呼び込むプランもできあがっていないと話してくれました。Khemさんが少し考えているのは、フェスティバルやフットボールのゲームなどを開催して、村に人を呼び込むという案だそうです。これに関しては、VDC内でのミーティングが近々あるそうなのでそこで提案をしてみると話してくれました。

短い滞在ではありましたが、これまでの派遣社員の方々が築き上げてきたバクンデの方々との関係性のおかげで、充実した時間を過ごすことができました。滞在後は、再び歩いてバグルンに行き、年末までにカトマンズに戻り、そこから帰国の準備を進めて行きたいと思います。


ろ過器は今でも大活躍です!

バグンデ村滞在最終日。Khemさん、Monojさんと奥さん、お子さんとの記念撮影

天気も良くて山がきれいに見えました!!

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