【派遣社員レポートvol.45】過去派遣社員の活動拠点であったバグンデ村へ行ってきました!

閉じる
2015/12/25

12月25日(金)のクリスマス当日、ICSメンバーはバグルンバザール内でクリスマスをお祝いするという事でしたが、私は参加せず、そのままBYCのReshamさんとランスタッドからの過去派遣社員が活動拠点としていた、バグンデ村に向かいました。

12月21日(月)にバグルンに到着した際、BYCのAmarさんから、村に1泊滞在する話をしていたのですが、できれば2泊した方が色々見て回れると言われ、急遽2泊することになりました。バグンデ村に行くということは前から伝えていたのですが、なかなか詳細が決まらず、出発時間や滞在先も曖昧なままでした。さらにバグルン到着時にReshamさんが、バグンデまで案内するよと話をしてくれてたのですが、前日になって明日はちょっと忙しいから厳しいかもと言われるなど、予定がなかなか定まらず、ネパール人と仕事上での円滑なコミュニケーションがこんなに大変だとは想像していませんでした。郷に入っては郷に従えという言葉があるように、現地の人たちの生活や仕事の仕方を理解し、できる限り柔軟に、彼らのルールの中で対応していく事も大切です。しかし、時には自分の意見を全て曲げるのではなく、強気の姿勢で交渉をしながら物事を進めてなければいけない必要性も感じ、文化の違いを越えてバランスのとれたコミュニケーションのとり方を身につけなければならないと感じました。

なんとか25日の朝に出発することができ、行きは歩いて約3時間かけてバグンデに到着することができました。バグンデまでの道中も標識などはなく、またジープが走る道は遠回りだからという事で、ショートカットコースをひたすら歩いていました。このショートカットコースは、ほぼ全て階段(山道の階段なのですべてばらばらの段差でした)で、時に民家を通ることもあり、これは現地の人がいないとなかなか覚えられないなと感じながら歩いていました。また、それまではバグルンバザールへの帰り道はジープでも良いかなと考えていたのですが、平坦な道など全くなく、整備もされていないので、時おり通るジープも20~30キロくらいのスピードで走っており、車内も相当揺れていたので、これを見た時点で帰りも歩いて帰ろうと決めました。

バグンデ村では、TPC(Tourism Promotion Committie)という現地の観光産業開発コミュニティにも勤務しているKhemさん宅に滞在することとなりました。この家の隣は、前回の派遣社員である白崎さんが滞在していたホストホームもあり、別隣に住んでいるMonojさんも白崎さんや前々回の派遣社員である内山さんの話などをしてくれました。
また、この日は、バグンデのview towerにMonojさんと白崎さんが滞在していたホストホームの息子さんが案内してくれました。view towerまでの道のり途中、内山さんの作製した道案内のためのボードを見つけたのですが、view tower手前に立てたボードが虚しくも倒れていました。あまり現地の人もview towerには行かないので、恐らく風で倒れてしまったのだと思います。このような事は珍しい事ではなく、様々な場所でボランティアメンバーが現地支援のために行った活動を、ボランティアメンバーがいなくなった時に、現地の人たちがその活動を自分たちの手で維持することができずに、やりっ放しで終わってしまうことは多いと思います。「魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教える」という格言があるように、彼らが自分たちで回せる仕組みを教えてあげないと、私たちのようなボランティアメンバーの活動がその場限りで終わってしまうということを改めて痛感させられました。倒れてしまったボードは、view tower付近の家に一度避難させて頂きました。

view towerも景色は素晴らしいのですが、それまでの道のりがだいぶ歩きづらいのと、tower付近が汚く、towerに備え付けられている鉄柵が取り壊されたままなので、観光客を呼び込むにはこのような点も改善していく必要があるなと課題を感じました。


バグンデまでの道のり

内山さんが作成したボード!!

白崎さんが滞在したホストファミリーの皆さんと。

View towerからの景色!(柵がないので、ドキドキしました...。)

ログアウト