【派遣社員現地レポートvol.11】 言葉が通じない中でのコミュニーケーション

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2014/12/08

バクンデ村での活動も中盤に入り、コミュニティの人たちに直接働きかける活動が増えてきました。

まずは、各ホストホームの現状を知るために、10件ある全ホストホームを訪問し、プロフィールを作成、さらに全ホストホームで提供可能な料理とそれぞれのスタンダードの価格を記載したメニューを作っています。

また、バクンデ村では観光業の立ち上げをしている段階で、政府機関への登録や各観光業関連団体との協働が必要であり、他団体への提案が今後さらに増えてくることから、プロポーザルライティングトレーニングを、講師をお招きして行いました。

これらの活動を通して感じるのは、バクンデ村の人たちが、本当にシャイであることです。プロフィール用に写真を撮ろうとしても、カメラを絶対見てくれないですし、トレーニング中はグループワークの時間になっても発言が出ず、中々ディスカッションが始まりません。バクンデ村に住む人々はマガール族という民族で、特にシャイな民族とも言われているようです。それが、控えめで優しい村の人たちの良いところなのですが、さらに私はネパール語を話せず、バクンデ村の人たちは英語を話せないので、コミュニケーションを取ることに本当に苦戦しています。

もちろん皆さん穏やかな気質で優しく、お茶を振舞ってくれたり、快く受け入れてくれる良い方々ばかりで、通訳してもらえば話は伝わりますし、前向きに捉えてくれるので、何か活動に支障があるわけではありません。でも、自分の目の前に話したい人がいるのに、"ナマステ"くらいしか直接言葉を交わせない、バクンデ村の人と2人きりになると何を言ったらいいかわからない、ということに歯がゆさを感じ、言葉がないと、距離を縮めることがこんなにも難しいのかと、来る前からわかっていたはずなのですが、改めて実感する日々です。

■作成途中のメニュー


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