【派遣社員レポートvol.72】ファイナルレポート

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2017/12/29

12月末となり、3ヶ月間のタンザニアでの活動もあと数日で完了します。101日にタンザニアのダルエスサラームに到着して以来、毎日がとても新鮮、且つチャレンジでもあり、日本では出来ないことを沢山経験しました。現地レポートもこれで最後となりますが、これまで本レポートをご覧頂いた皆様、ありがとうございました。また今回の機会を与えてくださったランスタッド、及びVSOにもお礼を申し上げます。

私はT-LED(Tanzania local enterprise development)のマーケティングアドバイザーとして、これまでに50社ほどの中小企業に対してトレーニングやセミナーを行い、彼らのビジネス拡大に向けたモチベーションの高さを感じました。自社製品とサービスレベルに対する高い改善・向上意欲がとても伝わってきます。ただ、彼らにはビジネスの改善や拡大をする上で必要不可欠である、情報、知識、手法などが十分にありません。手に入れようと思ってもその方法が分からないのです。私に与えられた3ヶ月という短い期間の中で、私は何をどのようにタンザニアの方々に伝えるべきか、更に、伝えたことをどう活かしてもらえれば良いのかを出来るだけ分かりやすく伝え、、彼ら自身の力で今後成長できるよう意識してトレーニングを行って参りました。本来であればフォローアップを行い、その後の経過で足りない部分を再度トレーニングしたいところですが、それが出来ないので、今後、私が彼らに伝えたことがうまく浸透し、少しでも彼らのビジネス成長に繋がることを心から願うばかりです。

ランスタッド・グループはVSOと提携し、10年以上に渡り日本からだけでなくアメリカ、カナダ、オランダなど多くのボランティアスタッフを世界各地に派遣し、各地域の発展に向けた努力を継続しています。現地に来て、このサポートにおける継続性の大切さを改めて感じています。また、世界中にはVSOをはじめJICASIDOCUSOなどのボランティア団体が存在し、様々な活動を行っています。現地でそれぞれの強みを活かし、協力し合いながらボランティアを実施していますが、ボランティア団体も一般企業と同じく、時間、人、場所などの限られたリソースで最大限の結果を出す必要があると強く感じました。

私は今回、タンザニアで活動をして参りましたが、実は学ぶことも多くありました。その一番は、生き抜く力強さです。どんなにお金が無く、生活が苦しくても、彼らはいつも笑顔です。「人生は楽しむためにあるんだよ」と教えられたような気がします。

最後となりますが、私にこのような機会を与えてくれたランスタッド・グループ、VSOスタッフ、日本からサポートしてくれたコミュニケーション室及びマーテック室のメンバーの皆様、改めてお礼を申し上げます。本当にありがとうございました!

タンザニアを去るのは寂しいですが、ここでの経験を心に焼きつけ、これからの自分の成長と皆さんの役に立てられるよう、頑張りたいと思います。

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