【派遣社員レポートvol.62】いよいよ、タンザニア滞在も最終章

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2017/04/19

タンザニアは4月に雨季のピークを迎え、1年で最も降水量が多くなります。私が滞在しているエリアの道路は水没しやすいため、外出を諦める日も数日ありました。そういった日は、食事に一番困り、非常食のカップラーメン1食だけ、ということも。これもタンザニアの生活と思い、楽しんでいます。

日本への帰国も今月末となり、いよいよ私のプロジェクトもまとめ上げの時期に入りました。タンザニアは4月に4日間の祝日があるため労働日数が少なく、早々に引き継ぎ資料の作成と企業訪問を行っております。

私の業務を引き継いでくれるのは、アリさんというVSOタンザニアの現地スタッフに決定しました。彼とは気心の知れた間柄で、これまでムトワラオフィスでEEVTのロジスティックを担当しており、私がリンディやムトワラに出張の際も、宿の手配などサポートをしてくださいました。しかし、アリさんは、今まで対外的なビジネス経験はほぼ無いため、一般的なビジネスマナーやルールなども同時に引き継ぐようVSOから依頼がありました。例えば、タンザニアには事前に日時を決めてから訪問をする習慣がなく、先日のミーティングでも「日本の企業は訪問するのにアポイントが必要なのか?」という質問を受けました。こうした日本企業との商習慣の違いや気をつけるべき点を含め、今後日本企業との信頼関係を構築するために通用するビジネスツールもマニュアル化していく必要があると考えています。

下の写真は、以前ブログでもご紹介した現在進行中のプロジェクトである、三井住友建設株式会社様(SMCC)の建設現場でタンザニアの職業訓練学校であるVETA卒業生を受け入れていただく件で訪問したときの様子です今回SMCC側の窓口担当をして頂けることになりました。VSOのアリさんとQS(Quantity Survey)のマネージャーのラビニアさん(写真中央)です。今月中にVETAからの候補者の選出と企業面接という段取りで動いています。

残念ながら本プロジェクトの結末まで見届けることは出来ませんが、アリさんに今までの活動を引き継いで今後を託し、VSOタンザニアと日系企業の相互協力関係の輪がますます広がっていくことを願っています。

▲アリさん(写真:左)とラビニアさん(写真:中央)

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